終点駅テツ、テツ散歩♪ & 旅々たび...テツ風

「終点駅テツ」私の概念では、起点と終点のどちらも「終点駅」としています。路線の起点から終点に向かう人もいれば、路線の終点から起点へ向かう人もいるからです。その起点、終点を合わせて「終点駅」として、自分の足でひと駅ずつ確認していくのです。ローカル、個性的な駅を追求したいので、新幹線、地下鉄、空港駅、貨物駅は原則として取り扱いしない予定です。

「旅々たび...テツ風」は、珍しいもの 初めてのもの 食べ物 飲み物 温泉 名所 世界遺産。ちょっと鉄ちゃん風に味付けしています。「終点駅テツ」と「テツ散歩♪」もアップしています。「終点駅テツ」は、週に1回のアップを目標にしています。

えちぜん鉄道 勝山永平寺線の終点駅

(2017年6月・2020年7月・2023年11月)
conv0001
12時12分、勝山→福井の列車が到着しました。

5001号車(MC5001形)は、京福電気鉄道時代の1999(平成11)年にモハ5001形電車として2両が製造されたうちの1両です。

その後の衝突事故により5002号車が廃車となり、現在は1両のみの配置となっています。
conv0002 conv0003
西口側にあるえちぜん鉄道の駅です。

本日は待ちに待った「北陸新幹線 敦賀延伸開業」の日で、新幹線 福井駅が開業。加えて、並行在来線である北陸本線の福井区間(敦賀-大聖寺)がハピラインふくいに移管されています。

/ えちぜん鉄道の高架化工事は、京福電気鉄道時代の1996(平成8)年に着工し、北陸新幹線の開業に間に合うように完成しています。

駅は1896(明治29)年の開業で、えちぜん鉄道の駅は1929(昭和4)年の開業。勝山永平寺線は福井-勝山間27.8kmで、日中は毎時2本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
駅は1階が改札口・待合室で、乗り場は2階になっています。

/ 恐竜王国「福井」をアピールすべく、駅待合室のテーマは「恐竜」です。
conv0006 conv0007
一日のうちの大半は、三国芦原線(三国港方面)09発、39発で、勝山永平寺線(勝山方面)は25発・55発です。

/ 私が滞在している間は、2番ホームが勝山方面、1番ホームが三国港方面に発車していました。

≪12:25発 福井→勝山≫
conv0008
12時25分発、福井→勝山は、MC5001形5001号車による運行で、勝山までの所要時間は54分(路線長27.8km)です。
conv0009 conv0010
MC5001形は前面が「く」の字形で、お洒落な感じがします。

/ パンタグラフは下枠交差形で、車両側面の窓配置にも特徴があります。

≪11:12 勝山→福井≫
conv0011
11時26分、勝山からの列車が到着しました。

使用されている6106号車(MC6101形)は、元愛知環状鉄道300形303号車で1987(昭和62)年に日本車輛製造で製造されています。
conv0012 conv0013
2番ホームに到着した勝山永平寺線の電車。

/ 「ワンマン 勝山」「2両」が表示されています。

≪11:39発 福井→勝山≫
conv0001
11時39分発、福井→勝山は、MC7000形(7005+7006)の2両編成で出発しました。

MC7000系は元JR東海119系で、MC7005号車(元 クモハ119-5321)とMC7006号車(元 クハ118-5313)は2013年にえちぜん鉄道へ入籍しています。

≪7:54 福井→永平寺口 2017年≫
conv0037
7時54分発、福井→永平寺口が発車していきました。(2017)

平日7時54分発だけが永平寺口行として区間運転しています。2017年に撮影しましたが、現在も同じ設定です。

≪11:39発 福井→三国港≫
conv0038
11時39分発、福井→三国港が1番ホームに停車しています。

この列車には6103号車(MC6101形)が使用され、三国港までの所要時間は49分(26.7km)です。

≪駅からの眺め≫
conv0024 conv0019
この駅は勝山永平寺線の起点ですが、2つ先の福井口から三国芦原線の列車が乗り入れています。

/ 隣駅は「新福井」です。
conv0017 conv0022
三国芦原線の列車もこの駅まで乗り入れます。

/ 天井が高く、木材を多用しています。
conv0045
2番ホームから本線を眺めています。

隣に北陸新幹線、ハピラインふくいが並走しており、西口側には福井鉄道が乗り入れる福井県を代表する「福井駅」です。

このブログをアップする2024年3月16日は、北陸新幹線の敦賀延伸開業の日ということで、新幹線開業を祝うと共に、今後の福井県の鉄道の安全と継続化を願っております。

≪駅からの眺め 2017年≫
conv0025
2017年にこの駅を訪れた時は、北陸新幹線の高架を使用して仮高架(福井-福井口)として運行していました。

ホームの幅が広く、仮高架の間は隣駅の新福井までは複線だったようです。
conv0043 conv0044
仮高架の時もホームの先に数両が留置可能な留置線がありました。

/ 島式ホーム1面2線で、両線とも留置線がありました。

≪JR西日本 北陸本線≫
conv0027
13時12分発、普通 福井→敦賀(521系 G30編成)が発車を待ちます。私はこの列車に乗車して、この日の宿泊地である鯖江まで移動しました。

2024年3月15日、JR西日本が運営する北陸本線(金沢-福井 130.7km)は廃止されました。

本日から北陸本線の福井県内の区間(大聖寺-敦賀)は、ハピラインふくいに移管されており、同社が所有する車両のデザインがどうなるかに興味が注がれます。
conv0029  conv0028
ハピラインふくいの隣駅は敦賀側「越前花堂」、大聖寺側「森田」です。(画像はJR時代)

/ 西口広場側から福井駅を眺めます。
conv0032 conv0033
7時43分発、特急「ダイナスター5号」福井→金沢で、681系を使用。

金沢と福井を結ぶ特急「ダイナスター」は、昨日で運行が終了。全区間の所要時間は49分でした。
conv0030 conv0031
福井はすぐ「そば」、にぎや「かに」とダジャレ攻撃の看板。

/ 今日が北陸新幹線の開業日だということを実感しています。
conv0035 conv0034
7時39分、普通 九頭竜湖→福井が到着していました。(キハ120-205、203)

越美北線は越前花堂駅で接続する北陸本線は、本日よりハピラインふくいへ移管されたことから、他のJR線と接続しない孤立路線になってしまいました。




≪(昔) 京福電気鉄道  モハ2001形≫
conv0036
1975年の夏、福井駅で撮影したモハ2001形(2012号車)です。

この車両は元 南海1201形電車で、京福電気鉄道時代の1972(昭和47)年に16両が譲受されています。

この後、老朽化により
1982(昭和57)年に阪神5231形の車体に載せ替えてモハ2101形に変更されています。

えちぜん鉄道には14両が引き継がれましたが、2014(平成26)年に全廃されました。

のと鉄道 七尾線の終点駅

(2017年6月・2023年11月)
conv0001
8時55分発、観光列車「のと里山里海1号」七尾→穴水が停車中です。観光列車は専用のNT300形(301、302)2両が使用されます。

NT300形の外装は能登の海をイメージした「日本海ブルー」を基調に、下部に大地の実りをイメージしたえんじ色の帯が巻かれています。
conv0002 conv0003
この駅はJR西日本とのと鉄道の共同使用駅ですが、JR側が駅の管理を行っています。

/ 駅待合室に「花嫁のれん」が掛けられていました。(2017)

「花嫁のれん」は石川県を中心に北陸地方の各地で見られる、婚礼に用いられる特別な暖簾を用いる風習のことなのだそうです。

のと鉄道・七尾線は、七尾-穴水間54.4kmで、駅は1898(明治31)年の開業。1時間に1~3本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
駅前ロータリーには見事な木々が植えられています。

/ 1898(明治31)年 七尾まで開業、1935年に輪島まで全通。

1991(平成3)年 のと鉄道に和倉温泉-輪島を移管。

2001年に穴水-輪島が廃止され、現在に至っています。
conv0002 conv0003
JRホーム(2、3番線)から、のと鉄道へ乗換えることを示す案内表示。(2017)

/ のと鉄道のホームは、左奥の切欠き部分です。(2017)

≪のと鉄道 七尾線≫
conv0006
9時21分、穴水からの普通列車が接近し、のと鉄道のホームに入線します。(NT200形211号車)
conv0007 conv0008
同列車は9時31分発、普通 七尾→穴水で折り返していきます。

/ 「いしかわ百万石文化祭 2023」のヘッドマークが取り付けされていました。
conv0003
13時53分、穴水からの普通列車(NT200形気動車=NT213)が到着しました。(2017)

2005年にNT100形の代替として、NT200形7両が登場しています。
conv0004
13時12分発、NT200形気動車が2両編成(NT211、他1両)が停車中です。(2017)

NT211には、輪島市出身の漫画家永井豪の作品「マジンガーZ」「デビルマン」「キューティーハニー」のラッピングが施されています。
conv0005 conv0006
隣駅は「和倉温泉」で、JR七尾線の隣駅は「徳田」です。(2017)

/ のと鉄道のホームは切欠き1面1線の非電化で、JR七尾線1番ホームの和倉温泉側にあります。(2017)
conv0007
七尾-和倉温泉はJR西日本七尾線と、のと鉄道七尾線の共用区間です。(2017)

≪JR 七尾線≫
conv0014
13時9分発、普通 七尾→金沢が2番ホームに停車中です。

2020年に521系100番台が登場。JR七尾線の普通列車はすべてこの形式に置き換えられています。
conv0001
駅に隣接した車両留置線に、ともに交直流電車のクハ455-701(左)とクハ415-803が停車しています。(2017)
conv0006 conv0004
14時2分発、金沢行普通列車が発車します。

413系交直流電車(先頭はクハ412-9)が新北陸地域色「コバルトブルー」に塗られ、かなり目立つ存在です。

/ 七尾線の隣駅は金沢側「徳田」です。

クハ412-9=元・クハ451-35で、種車のクハ451(交直流)は1963~65年の製造で、1986~87年に車体更新改造によりクハ412(交直流)へ改番されています。

/ 隣駅は「徳田」です。

≪JR 七尾線 特急列車≫
conv0012 conv0013
9時8分発、特急「能登かがり火4号」和倉温泉→金沢が到着しました。

/ 金沢行の特急列車は隣駅の和倉温泉が始発となり、この駅にも停車します。
conv0011 conv0010
13時31分発、金沢方面の特急電車の到着。(2017)

/ 14時2分発、特急「サンダーバード15号」大阪-和倉温泉が到着しました。(2017)

≪駅構内の眺め≫
conv0012 conv0013
国鉄時代に七尾機関区が設置されていた名残で、転車台を見つけました。(2017)

/ 1番線ホームに展示されている「33kgレール」です。(2017)

「1898(明治31)年、当時のロシア帝国で製作し使用されましたが、明治38年の日露戦争終結に伴い、我が国へ見返り品としてシベリアから七尾港へ輸送されたもの」と説明があります。

≪駅からの眺め≫
conv0018
1番線ホームから津幡方面を眺めています。(2017)

手前に1番、2番、3番のホームがあり、津幡へのレールが続き、右には七尾鉄道部の車両留置線があります。

左側は七尾港までの貨物支線でしたが、1984(昭和59)年に廃止され、構内の線路が残り、留置線への引き上げ線で使用されています。
conv0009 conv0010
のと鉄道とJRのホームはこの柵で仕切られていました。

/ 左側がのと鉄道の乗り場で、その右隣からJR側の1番、2番、3番の乗り場が並びます。
conv0011
のと鉄道ホームから穴水方向を眺めています。

隣駅の和倉温泉までは電化されており、JRは特急電車を運行し、のと鉄道は普通列車(気動車)を運行します。

≪共用区間=七尾-和倉温泉≫
1991(平成3)年に七尾線(津幡-和倉温泉)が電化され、当駅を境に運転系統の分離が行われました。それにより、七尾から和倉温泉間は両社の共用区間となり、JR西日本が路線の所有と特急列車の運行、のと鉄道が普通列車の運行を受け持つようになりました。

「終点駅テツ」では、この駅は「のと鉄道」の終点駅で編集し、隣駅の和倉温泉駅を「JR西日本」の終点駅として編集することにしています。



≪お見舞い≫
令和6年能登半島地震の発生において、被災地にお住まいの方々、被害を受けた方々へ心よりお見舞いを申し上げます。私も昨年11月に七尾市を訪問しており、とても身近なこととして心痛な気持ちです。




※2024年3月13日に内容を1本に編集しました。

(投稿日2019年4月8日、2024年3月13日)

北越急行 ほくほく線の終点駅

(2022年5月)
conv0001
7時50分発、普通 六日町→直江津が2両編成で到着しました。(HK100形直流電車)

HK100形電車はほくほく線が開業した1997年に登場し、現在は12両(0番台10両、100番台2両)が使用されています。
conv0002 conv0003
新潟県内で最古の木造駅舎なのだそうです。

ほくほく線の列車はこの駅止まりが数本ありますが、ほとんどの列車は直江津まで乗り入れます。以前は快速列車やえちごトキめき鉄道の新井駅まで乗り入れる列車の設定がありました。

/ 「ほくほく線 浪漫紀行 犀潟駅」というタイトルで、この駅周辺の観光名称が記されています。

駅は1897(明治30)年の開業で、ほくほく線の駅は1997(平成9)年の開業。ほくほく線は六日町-犀潟間59.5kmで、平日は1日18本の運行。(引用:wikipedia)
conv0004 conv0005
隣駅は「くびき」で、信越本線は新潟側「土底浜」、直江津側「黒井」です。

/ 片岡鶴太郎による「犀潟駅」の文字が、待合室の正面に掲げられています。

≪ほくほく線≫
conv0007 conv0008
7時50分発、普通 六日町→直江津が到着。(HK100-3、4)

全区間の所要時間は1時間です。ほくほく線内を53分(路線長59.5km)で走破し、普通列車ながら表定速度はおよそ89km/hを誇ります。

/ ここから先はJR信越本線に乗り入れて、直江津へ向かいます。
conv0012
8時10分発、快速 直江津→湯沢が到着。全区間を1時間18分で結びます。(HK100-4、3)

2023年、ほくほく線は超快速列車を含むすべての快速列車が全廃され、この快速列車もなくなりました。
conv0013
8時34分、普通 六日町→直江津が到着しました。(HK100-8、2)

正面にはHK100系の赤い車体が眺められ、8号車(ゆめぞらⅡ)が連結されていました。
conv0014 conv0015
同列車が2番ホームに到着。「ゆめぞらⅡ」はほくほく線はトンネル区間が多いので、プラネタリウム装置で天井に星座の映像を上映出来る車両です。

/ 同列車が直江津に向けて発車しました。
conv0018
9時25分、普通 越後湯沢→犀潟が到着。(HK100-102、10)

102号車は「大地の芸術祭ラッピング列車 DAICHI号」の外装が施されています。
conv0019 conv0020
この列車はこの駅止まりで、9時35分発 普通 長岡→直江津に連絡しています。

/ 犀潟駅のすべてのホームに列車が到着しました。
中=2番 9時25分、普通 越後湯沢→犀潟
右=3番 9時31分発、普通 長岡→直江津
左=1番 9時29分発、快速 直江津→長岡

conv0021
9時41分発、普通 直江津→越後湯沢(右=HK100-8、2)と、この駅止まりの車両(左=HK100-2、102)が並ぶという中々見られない光景です。

左側の車両は、10時15分発、犀潟→六日町で折り返していきます。

≪信越本線≫
conv0009
7時54分発、普通 直江津→長岡が到着。(129系電車)

背後には頚城三山(妙高山・火打山・焼山)の白い山々が眺められます。
conv0010 conv0011
同列車1番ホーム停車後、長岡に向けて発車していきました。

/ 7時58分発、普通 長岡→直江津の到着。全区間の所要時間は1時間28分です。
conv0017
9時29分発、快速 直江津→長岡が到着。全区間の所要時間は 1時間3分で、途中停車駅は犀潟・柿崎・柏崎・来迎時・宮内です。

≪特急 しらゆき≫
conv0001
7時48分頃、特急「しらゆき1号」新井→新潟が1番ホームを通過します。

E653系1100番台4両編成が使用され、全区間の所要時間は2時間11分です。
conv0016
9時17分頃、特急「しらさぎ2号」新潟→新井が駅手前に姿を現しました。

特急「しらゆき」は新潟県内を運行する列車で、新井行はえちごトキめき鉄道に乗り入れます。

≪駅からの眺め≫
conv0022
2番ホームから直江津方向を眺めると、5月にしてまだまだ白い頂の頚城三山(妙高山・火打山・焼山)が望まれます。
conv0023 conv0024
駅舎側の1番ホームには、JRの隣駅だけが表示されています。

/ 同じく、駅舎側の1番ホームで、このホームは柏崎・長岡方面の乗り場ですが、ほくほく線9時41分発の普通 越後湯沢行は1番ホームから発車します。
conv0025 conv0026
直江津側には保線用と思われるレールがありました。

/ 2番ホームから1番ホーム側を眺めると、荷物扱い用のエリアがあります。
conv0027
2番ホームの長岡側を眺めと、JR東日本 信越本線と北越急行 ほくほく線の分岐が1kmくらい先に眺められます。

ほくほく線の優等列車の運行が終了し、快速列車の設定が廃止されました。

これからは表定速度の高さは維持されながら、新潟県内を結ぶ降雪に強い路線として、地域輸送に徹していくものと思います。

湧水町 吉松駅駅前広場「C55-52」

(2022年12月)
conv0001
1975(昭和50)年に廃車となり、この地に保存されて50年近くが経ちますが、今でも綺麗な状態で維持されています。

昔、この地には「吉松機関区」があり、今でも国鉄OBの方々を中心に保存機の整備を行っているのではないか、と想像しています。
conv0003 conv0001
駅前広場には、吉都線や肥薩線で活躍したSLの記録が飾られています。

/ 吉松駅のホームからSLが保存されている庫が眺められます。
conv0005 conv0006
ここに保存されている「C55-52」の略歴や諸元等が記されています。

/ 隣接して「観光SL会館」があり、会館内にはポッポ亭(食堂)があります。

≪C55-52 経歴≫
1937(昭和12)年 汽車製造で製造、小郡区に新製配置
途中 糸崎~鳥栖~大分~宮崎~若松と転属
1972(昭和47)年 吉松区へ異動
1974(昭和49)年 鹿児島区へ異動
1975(昭和50)年 吉松駅前広場で保存

conv0007
門デフ(小倉工場製の切り取り形除煙板)が装備され、すっきりしたシルエットからは軽快な走りがイメージ出来ます。
conv0003 conv0009
C55形としては62両の製造で打ち止めとなりましたが、それ以降については新形式C57形での増備になっています。

C55形はスポーク動輪を装備し、後継機のC57形ではボックス動輪が採用されています。
conv0010 conv0011
52号機は中国地方、九州地方で活躍し、最後は鹿児島県(吉松区・鹿児島区)で使命を終えて、この地で保存されたことは幸運なことだと思います。

/ 機関室内も見学することが出来ます。
conv0012 conv0013
地上から機関室を見上げます。

/ 良く磨かれたナンバープレートが輝きを放っていました。
conv0014 conv0015
吉松駅・吉松機関区の構内配線図が展示されており、当時の栄華が推し量られます。

/ 後方から、炭水車を眺めます。
conv0001

52号機は「門デフ」が装備され、どん臭くなく洒落た感じが好印象でした。

C57形よりも車歴が古く、62両だけで製造が終了したのにもかかわらず、梅小路に1号機、小樽に50号機、そしてここの52号機など。いつまでも大切に保管されることを願います。

JR九州 吉都線の終点駅

(2003年4月・2022年12月)
conv0001

鹿児島本線との接続駅である都城から普通列車が到着しました。この列車は同じく鹿児島本線との接続駅である隼人駅まで運転されます。

2020年7月の豪雨災害で、この駅を途中駅とする「肥薩線」は八代-吉松が不通となっており、路線の復旧に向けての話し合いが続けられています。
conv0002 conv0003
1909(明治42)年、鹿児島本線は当初、吉松を経由するルート(現在の肥薩線)で全線が開業しています。

1927(昭和2)年に八代-鹿児島の海岸沿いの新線が開通すると、旧線(八代-鹿児島)は肥薩線、日豊本線に改められています。

駅は1903(明治36)年の開業。吉都線は都城-人吉間61.6kmで、1日8本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0002
「肥薩線で行っがほい!」とは? 肥薩線全線開業110周年記念式典で作られた幟のようです。

/ 跨線橋にあった人懐っこい駅員さんのイラスト。少し不気味。

≪14:36発 都城→隼人≫
conv0006
14時36分発、都城→隼人(1番ホーム)はこの駅に4分停車します。(キハ47-8124、キハ47-9078)

左の車両(2番ホーム)は、私がこの駅に到着した時から留置中で、15時58分発、吉松→都城で使用されます。
conv0007 conv0008
「隼人行」の行先札は窓ガラスに掲示されており、車内で入れ替える方式です。

/ 駅舎側から駅構内を眺めると、3番ホームに留置中の車両が見えます。
conv0010 conv0009
都城13:05発→吉松14:36発→隼人15:36着で、吉都線・肥薩線を直通運転します。

/ 吉都線・肥薩線(吉松-隼人)は非電化区間で、キハ40系(キハ40形、キハ140形、キハ47形、キハ147形)が使用されています。

≪15:35 隼人→吉松≫
conv0011
15時35分発、隼人→吉松が到着しました。この列車はキハ40形(8038号車)の単行での運転です。

≪15:51発 吉松→隼人≫
conv0012 conv0033
2番ホームに留置中の車両のサイドビュー。

/ 隼人からの列車は3番ホームに到着し、15時51分発、吉松→隼人として折り返します。
 
一方、2番ホームに留置されていた車両は、15時58分発、吉松→都城に使用されます。
conv0015 conv0014
先に、3番ホームから隼人行(キハ40-8038)が発車していきます。

/ 隣駅は「鶴丸」で、肥薩線は隼人側「栗野」、八代側「真幸」(不通区間)です。

≪15:58発 吉松→都城≫
conv0016
長い間、2番ホームに留置されていたキハ47形が、普通列車 都城行(吉都線)として担当します。(キハ47-8123、キハ47-9056)
conv0017 conv0018
JR九州のキハ40系はスピードアップの目的で、出力増強のために機関を改装しています。

/ 車体に記された「キハ47-9056」。

≪駅からの眺め≫
conv0019 conv0020
跨線橋の階段口には、年季の入った「1」「2」が並びます。

/ 「いさぶろう・しんぺい」の表示がありましたが、2020年に感染症対策として運休となり、同年に発生した豪雨により肥薩線が不通となったことから、すでに運行が終了しています。
conv0021 conv0022
12月の駅構内に枯れた草木がそのまま茂ります。

/ 現在は裏街道的な路線となり、加えて肥薩線の「矢岳越え」ルートが不通となり、駅構内の乗客や列車の往来が閑散としています。
conv0023
2番ホームから隼人方向を眺めています。

元々は鹿児島本線として開通した区間が「肥薩線」として改められましたが、現在は「八代-吉松」が不通となり、列車が運転されているのは「吉松-隼人」だけです。
conv0024 conv0025
1番ホームの隼人側を眺めます。昔は左の駅舎側にもレールがあったようですが、現在は撤去されています。

/ 留置線として使用されている4番ホームの右側には、昔あった「吉松機関区」の跡地が残ります。
conv0026
跨線橋の上から、吉都線 都城(右)方向と肥薩線 八代(左)方向を眺めます。

昔は肥薩線(矢岳越え)や吉都線、山野線を担当する吉松機関区が隣接して設置されていましたが、今では当時の名残はあまり見られません。

肥薩線の不通区間が復旧し、またこの駅が鉄道要衝駅として活気が戻ることを期待します。

≪吉松駅 2003年≫
conv0027 conv0028
2003年に訪れた時の「吉松駅」で、この頃はまだキハ58系気動車が活躍していました。(2003)

/ 隼人側にある踏切付近から駅全体を眺めています。(2003)

≪矢岳越え 2005年≫
conv0001
この日は門司港から快速や各駅停車を乗り継いで、門司港→八代→人吉と移動してきました。この後は「いさぶろう・しんぺい」号に乗車して「矢岳越え」に挑みます。(2005)

八代から人吉までは「キハ31-14」の普通列車(左)で移動してきました。(人吉駅にて)
conv0002 conv0003 conv0004
「いさぶろう・しんぺい」の車内の様子。(2005)

/ 「大畑駅」駅構内をスイッチバックで移動します。(2005)

/ 「矢岳駅」天気が悪く、車窓からの景色には恵まれず、駅に着くとホッとします。(2005)
conv0005 conv0006
「いさぶろう・さんぺい」号で吉松に到着。この後は吉都線の普通列車で都城に向かいました。/ この頃は行先サボが使用されていました。

≪SL時代の肥薩線≫
conv0029 conv0030
駅の待合室には、肥薩線を走る「D51形蒸気機関車」の写真が掲示されていました。

/ 駅前の植込み付近には「肥薩 鉄道開業記念碑」「吉松駅 開業百周年記念碑」と「48674」の動輪が飾られています。

≪C55-52≫
conv0031
「吉松駅SL広場」には「C52-52」が静態保存されており、綺麗な状態が維持されています。

門デフを装備した52号機は、1937(昭和12)年に汽車製造で新製され、小郡に新製配置。

その後、中国地方、九州地方で活躍し、1968年に若松区、1972年に吉松区、1974年に鹿児島区へ異動。1975年に廃車となり、現在の吉松駅前に保存されています。

島原鉄道 島原鉄道線の終点駅

(2020年12月)
conv0027
14時19分、普通 島原港→諫早が到着。島原鉄道線の全区間(43.2km)を1時間15分で走破しています。

キハ2500A形気動車は、1994(平成6)年にそれまで活躍していた旧型車を置き換える目的で登場しています。
conv0002 conv0003
西九州新幹線の開業に伴い、東口は駅ビル「iisa」(イーサ)が整備され、店舗やホテル、マンションなどを施設があります。

/ その東口に島原鉄道の諫早駅があります。

駅は1898(明治31)年の開業で、島原鉄道の駅は1911(明治44)年の開業。島原鉄道線は諫早-島原港間43.2kmで、毎時1~3本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0005 conv0004
隣駅は、諫早市役所の最寄駅となる「本諫早」です。日中は毎時2本が運転されるうち1本が隣駅「本諫早」行です。

/ 改札口からプラットホーム方向を眺めます。
conv0007 conv0006
JR側から島原鉄道のホームを眺めると、「日本初の蒸気機関車が走った島原鉄道」の掲示が目を引きます。

/ 一日を通して「島原港」行と「本諫早」行が運転されますが、終電と終電前の2本は車両基地がある「島原船津」行です。

≪12:48発 諫早→島原港≫
conv0008
13時48分発の島原港行はキハ2510A号が使用され、「昭和堂 ネクスト号」のヘッドマークが掲げられています。

≪13:48発 諫早→島原港≫
conv0009
13時48分発の島原港行です。

キハ2503A号(キハ2500形)の車体側面には「日本の1号機関車が走った島原鉄道」のラッピングが施されています。

≪14:19 島原港→諫早≫
conv0010
14時19分、島原港から列車が到着しました。

1991年に発生した雲仙普賢岳の噴火により、南目線(現 島原港-加津佐)が部分廃止されています。

現在の「島原鉄道線」は、北目線(諫早-現 島原船津)と、存続した南目線(現 島原船津-現 島原港)の1区間を合わせて「島原鉄道線」としています。

※2019年に南島原=「島原船津」、島原外港=「島原港」へ改称

conv0011 conv0012
列車の先でレールが終わり、車止めが設置されています。

/ 従来の塗装では、車体側面に「島原の子守唄」のイラストが描かれています。

≪14:29 諫早→本諫早≫
conv0013 conv0014
島原港から到着した列車は10分後の発車で、隣駅「本諫早」行となります。

/ 使用されていた車両は、キハ2500形の1号車「キハ2501A」で「宅島建設」のヘッドマークを掲げています。

≪14:40 本諫早→諫早≫
conv0015 conv0016
11分前に発車した「キハ2501A」が「本諫早」から戻ってきました。

/ 隣駅「本諫早」は駅員配置駅、列車交換が可能で車両の留置のための側線が2本あります。諫早市の中心市街地にあり、1駅だけの区間運転が1日10本以上設定されています。

日本初の蒸気機関車が走った島原鉄道
conv0017
1911(明治44)年、島原鉄道が開業した際に鉄道院150(1号機関車)を譲受しており、このことが「日本初の蒸気機関車が走った島原鉄道」の由縁です。

1930年、鉄道省からの要請で返還(代替機と交換)されています。現在は「鉄道記念物」「重要文化財」として鉄道博物館に保存されています。

≪駅からの眺め≫
conv0018
島原鉄道線のホームは1面1線、到着した列車が折り返していくパターンで、JR九州の1番ホームと隣り合わせです。
conv0019 conv0020
島原鉄道線の車止めの奥に、東口と西口を結ぶ自由通路が見えます。

/ JR九州の1番ホームから島原鉄道線のホームを眺めます。
conv0021
島原鉄道線のホームから島原港方向を眺めています。

現在、島原鉄道とJR九州との乗り入れ運転は行われていませんが、両社のレールが渡り線で結ばれていることが非常に気になります。

明治期に発足した歴史ある「島原鉄道」の今後の方向性に注目しています。

JR九州 大村線の終点駅

(2020年12月)
conv0001
区間快速「シーサイドライナー」同士の列車交換で、右が13時42分発 長崎→佐世保、左が13時35分発 佐世保→長崎です。

区間快速は長崎-竹松を快速で、快速は長崎-ハウステンボスを快速で運転します。訪問した年にハイブリッド車両YC1系が登場しており、どの形式が到着するかワクワクするような時期でした。
conv0002 conv0003
1898(明治31)年、鳥栖-長崎は佐世保線・大村線を経由するルートで全通。

1934年に現在の(有明線)ルートが開通し、その際に早岐-諫早が長崎本線から大村線に変更されています。

/ 東口と西口を結ぶ自由通路からJR改札口を眺めると、一体的な吹き抜け構造で解放感のある空間が広がります。

駅は1898(明治31)年の開業。大村線は早岐-諫早間47.6kmで、毎時1~3本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
長崎本線の上りと下り、間に挟まれて大村線の発車案内があります。2022年4月の西九州新幹線の開業により、現在は長崎行の在来線特急は廃止されています。

/ 「諫早市」は、長崎市・佐世保市に次いで長崎県で人口第三位の都市です。

西九州新幹線の開業準備の為、諫早駅の橋上駅舎化や自由通路の設置などの工事が行われ、駅周辺の再開発が行われていました。

≪12:53発 普通 諫早→長崎≫
conv0006
12時53分発、普通 諫早→長崎(2番)が停車中で、この列車は817系電車が使用され、本線経由で長崎に向かいます。

≪13:12発 普通 諫早→竹松≫
conv0007 conv0008
13時12分発、普通 諫早→竹松(2番)です。

この日は喜々津、諫早と終点駅を訪問していますが、予告なしに初めてYC1系を見て「なんて真っ黒な車両」という印象でした。

/ 大村線では諫早-大村-竹松の運転本数が多くなっています。
conv0009 conv0010
車体側面にある「YC1」のエンブレムが誇らしげです。

※YC1=「やさしくて力持ちの鉄道車両」

/ 13時12分に発車した竹松行の列車は、左へ分岐する大村線を走り去りました。

≪13:17発 普通 長崎→鳥栖≫
conv0011
13時17分発、普通 長崎→鳥栖(右)は、大村線の普通列車(左)と並んで発車を待ちます。

この列車は長崎本線(125.3km)全線を3時間ちょうどで走破します。

≪13:42発 区間快速「シーサイドライナー」 長崎→佐世保≫
conv0012 conv0013
13時42分発、区間快速「シーサイドライナー」長崎→佐世保(3番)です。

現在、キハ200-1012+12は長崎地区から撤退し、大分車両センターへ異動しています。

/ 青いシシーサイドライナーが姿を消して、現在は「黒い」シーサイドライナーに変わりました。

≪13:33発 特急「かもめ19号」 博多→長崎≫
conv0015
長崎行の特急「かもめ19号」が1番ホームに到着しました。今では思い出となった「白いかもめ」の到着シーンです。

≪西九州新幹線の所要時間≫
リレーかもめ83号+かもめ83号「博多-武雄温泉-長崎」1時間45分
特急かもめ19号「博多-長崎」1時間55分(新幹線開業前)

≪13:39発 特急「かもめ22号」 長崎→博多≫
conv0016 conv0017
隣駅は「岩松」で、長崎本線は長崎側「西諌早」、鳥栖側「東諫早」です。

/ 博多行の特急「かもめ22号」が4番ホームに到着します。

≪14:09発 普通 長崎→竹松≫
conv0018
長崎から長与支線を経由してきた普通列車で、この駅から大村線へ乗り入れます。(島原鉄道のホームから撮影)

使用されているキハ66系(キハ66-12+キハ67-12)は、ハウステンボス色に塗装が変更された編成でした。

≪14:14発 普通 竹松→長崎≫
conv0019
大村線 竹松から長崎本線に乗り入れて長崎に向かう普通列車です。

YC1系はキハ66系と比較して燃料消費量を約20%削減できるそうで、長崎地区におけるこれからの「エース」的存在です。

≪14:35発 長崎行+14:41発 佐世保行 「シーサイドライナー」両列車≫
conv0021 conv0020
2018年に完成した3代目の駅舎で、案内板では東口に島原鉄道の駅、バスター三ナルがあることがわかります。

/ 島原鉄道の終点駅活動中に、上下の区間快速「シーサイドライナー」が並びました。

異色の赤い「キハ220-207」とシーサイドライナー色の青い「キハ66-8」がホームに並び、名物車両を1枚の画像に収めることが出来ました。

≪14:32発 特急「かもめ21号」 博多→長崎≫
conv0023 conv0024
恐らく、今は撤去されていると思われる「かもめ」の乗車位置の表示板。

/ 1番ホームの先に「白いかもめ」が姿を現しました。今回は883系(白いかもめ)だけで、787系は撮影出来ませんでしたが、やはり「かもめは白色」かもしれません。

≪駅からの眺め≫
conv0025
1番ホームから長崎方向を眺めると、長崎本線(右)と島原鉄道(左)が分かれます。

国鉄時代、島原鉄道が国鉄へ乗り入れていた名残で、両路線のレールが渡り線として繋がっています。
conv0026 conv0027
3番ホームから1番・2番ホームを眺めます。現在はこの駅に乗り入れる長崎本線の電化が廃止されており、架線柱や架線が撤去され駅の様子が変わっていると思います。

/ 1番ホームから島原鉄道の乗り場を眺めます。西九州新幹線の開業により乗り場が整備されました。
conv0028
西九州新幹線の開業により長崎本線が並行在来線となりましたが、上下分離方式を導入して開業後20年間はJR九州が運行を行うことで合意しています。

西九州新幹線の開業後には、長崎本線(肥前浜-長崎)の電化が廃止され、電車での運行が終了しています。

JR西日本 因美線の終点駅

(2022年7月)
conv0002
11時58分発、姫新線 佐用からの列車が接近してきました。

姫新線と因美線はキハ40系、キハ120形が使用されていますが、日中のこの駅では毎回 キハ120形と出会うことになります。

キハ120形は、総合車両所 岡山気動車支所に300番台16両が所属しており、窓上下が橙色、腰部が赤帯で明るいカラーリングです。
conv0002 conv0003
2000年から無人駅ですが、待合室は綺麗に整っていました。

/ 1928(昭和3)年、因美南線(津山-美作加茂)が開通した際にこの駅が開業しています。

駅は1928(昭和3)年の開業。因美線は鳥取-東津山間70.8kmで、平日は1日9本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005 conv0006
隣駅は「津山」、姫新線 姫路側「美作大崎」、因美線「高野」です。

/ 1番ホームには「乗車口」表示があり「佐用方面」と「智頭方面」が並びます。

/ 駅舎付近には手作りの長いベンチがありました。
conv0007 conv0004
川崎町内会、青少年健全育成会などが協力して「花いっぱい運動」が行われています。

/ 1番ホームには駅舎・トイレ・花壇などがあり、ローカル感が漂います。

≪11:39発 678D 津山→智頭≫
conv0002
11時39分発、因美線の智頭行普通列車が到着しました。(キハ120-336)

全区間の所要時間は1時間8分(41.5km)です。

因美線の列車は姫新線(津山-東津山)に乗り入れ、全列車が津山を始発駅としています。
conv0010 conv0011
智頭行は駅舎側の1番ホームに停車しています。

/ 発車した智頭行は分岐器を真っすぐ抜けて行きます。

≪11:58発 2827D 佐用→津山≫
conv0012
11時58分発、姫新線 作用からの普通列車が到着です。(キハ120-330)

全区間の所要時間は1時間8分(41.5km)です。

この駅が終点駅の因美線のレールが直線的で、この駅が途中駅である姫新線の方が合流するような配線になっているのは、先に因美線が開通しているからのようです。

≪東津山駅 接続路線の開業年≫
因美線 1928(昭和3)年、因美南線(津山-美作加茂)として開通
姫新線 1934(昭和9)年 姫津西線(東津山-美作江見)として開通


conv0013 conv0014
因美線の列車本数は少ないので、日中に撮影可能な列車は少ないです。

/ 津山行は2番ホームに到着です。

≪12:20発 2828D 津山→佐用≫
conv0003
12時20分発、姫新線 佐用行の普通列車が到着。(キハ120-356)

この列車の終点駅 佐用では、姫路方面の列車に乗換えが出来ますが、必ずしも乗換え前提の運行ダイヤではないようです。
conv0016 conv0001
佐用行は1番ホームに到着停車します。

/ 発車した列車は姫新線(右)へ走っていきます。

≪駅からの眺め≫
conv0018
構内踏切付近から津山方向を眺めています。

隣駅「津山」までの2.6km区間は吉井川を渡り、津山盆地の中心地である津山市街を走り抜けていきます。全列車が終点となるので、車内では「次は終点 津山」の放送があることでしょう。
conv0019 conv0020
2番ホーム(島式1面2線)の反対側は3番ホームのようですが、現在は津山側のみレールが本線に繋がり、保線用車両の格納に使用されているようです。

/ 1番ホームから構内踏切を眺めます。現在では構内踏切を見る機会が少なくなったと思います。
conv0021 conv0022
2番ホームの智頭側から駅全体を眺めます。

/ 津山方面のホームには「2番のりば」表示があります。
conv0023 conv0024
2番ホームの通路にあった乗り場案内で、次のパターンの時に役立ちます。
佐用・姫路から到着(2番)→智頭・鳥取へ乗換え(1番)
智頭・鳥取から到着(2番)→佐用・姫路へ乗換え(1番)


/ 1番ホームから姫路方向を眺めます。

姫新線(右)は津山盆地を東方へ進み、因美線(左)は加茂川沿いに北上していきます。
conv0025
2番ホームから鳥取、姫路方向を眺めています。

先に開業した「因美線」は陰陽連絡路線として開業しましたが、現在は「智頭急行」が開業しており「裏街道」的な路線に格下げされて細々と地域輸送を担っているようです。

因美線(津山-智頭)では、2007年から毎年春と秋に臨時列車「みまさかスローライフ列車」が運転されており、各種イベントを実施するために途中駅で長時間停車が行われます。

JR北海道 室蘭本線(本線)の終点駅

(2022年8月)
conv0001
8時54分着 普通 東室蘭→苫小牧が到着しました。(H100-33)

2021年3月からH100形気動車が導入され、室蘭本線は長万部-東室蘭、室蘭-苫小牧で使用されています。

キハ40形とキハ150形気動車は、岩見沢-糸井の普通列車に限定されています。
conv0002 conv0003
長万部駅にある観光案内所は「インフォまんべ」と命名され、駅前には「まんべくん」のキャラクターが置いてありました。

/ 1987(昭和62)年に駅舎が改築されています。

北海道新幹線 札幌延伸の際に長万部駅は高架化されることになり、この駅舎の使用は終了します。

駅は1903(明治36)年の開業。室蘭本線 本線は長万部-岩見沢間211.0kmで、1日15本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
この駅は島式ホーム2面4線の地上駅で、1、2番ホームは特急列車(函館・東室蘭方面)用です。

/ 3、4番ホームは普通列車(函館・室蘭・小樽方面)用ですが、朝の山線 普通列車だけは2番ホームに到着するようです。

≪16:18着 普通 長万部→函館(函館本線)
conv0002
16時18分発、普通 長万部→函館は3番ホームから発車です。(キハ40-1803)

この列車は砂原支線(森-大沼)と本線(大沼-七飯)を経由し、函館までを3時間2分で走ります。特急「北斗16号」は同じ区間を1時間25分で結んでいます。

≪16:38着 普通 長万部→小樽(山線)
conv0007
16時38分発、普通 長万部→小樽はH100形2連(H100-4+H100-3)での運転です。(4番ホーム)

函館本線 山線で使用されるH100形は苗穂運転所に配置されており、量産先行車を含めた最初に製造された15両です。
conv0008 conv0009
JR北海道H100形は、ディーゼル・エレクトリック方式(電気式気動車)で、基本設計はJR東日本GV-E400形と共通で「DECMO」の愛称があります。

/ H100形は北海道の厳寒期に対応した仕様となり、道内各地に83両が配置されています。
conv0011 conv0010
山線経由「小樽」行は運転本数が少ないので貴重な行先表示です。

/ 特急列車(赤色)は、函館本線 函館から室蘭本線 苫小牧方向を経由しており、函館本線 山線(長万部-札幌)は1日4本の普通列車だけです。
conv0012
16時38分発、普通列車 小樽行が定刻に発車。長万部-小樽(140.2km)を3時間12分で走ります。

≪16:28発 特急「北斗15号」 函館→札幌≫
conv0013
特急「北斗15号」がキハ261系8連で到着。13分程遅れていました。(2番ホーム)
conv0014 conv0015
函館側先頭車(1号車)にはキロ261形1100番台(グリーン席・多目的室)が連結されます。

/ 隣駅は函館本線 山線側「二股」、室蘭本線「静狩」、函館本線 函館側「中ノ沢」です。

≪17:01発 特急「北斗16号」 札幌→函館≫
conv0016
札幌からの「北斗16号」が函館に向けて発車していきます。(1番ホーム)

札幌から2時間22分、この後は函館まで1時間25分の長い道中が続きます。

≪6:30発 普通 長万部→函館(函館本線)
conv0018
6時30分発、一番列車の普通 長万部→函館は、キハ40-1762が担当。

砂原支線(森-大沼)と本線(大沼-七飯)経由で、函館には9時53分の到着です。

≪6:38発 普通 長万部→東室蘭(室蘭本線)
conv0019
6時38分発、普通 長万部→函館は2番列車になります。

H100形3両編成(39、45、ほか1両)による運転で、東室蘭まで1時間24分で走ります。
conv0020 conv0021
朝6時台の函館行(キハ40形)と東室蘭行(H100形)が車両留置施設で出庫を待ちます。

普通列車は、函館本線 函館方面は函館運輸所、室蘭本線は苫小牧運転所、山線(長万部-小樽)は苗穂運転所の車両がこの駅までの運用となっており、3方面への始発駅となります。

/ 室蘭本線はH100形が導入され、一部区間を除いて旧型の気動車が置き換えとなっています。
conv0022 conv0023
H100形気動車は「DECMO」(デクモ)の愛称があります。
(Diesel Electric Car with Motorsの略)

/ 6時30分発 普通 長万部→函館(4番)と6時38分 普通 長万部→東室蘭(3番)が島式ホームに並びます。

≪7:53発 普通 森→長万部(函館本線)
conv0001
7時53分、最初の普通列車が森から到着。(キハ40-1792)

函館本線 函館-長万部は、現在もキハ40形が活躍します。

≪7:57着 普通 倶知安→長万部(山線)
conv0025
7時57分、倶知安から普通列車が到着しました。(H100-8)

函館本線 山線にH100形が導入され、旧型車両が置き換えられています。

≪8:09発 特急「北斗2号」 札幌→函館≫
conv0026
6時ちょうどに札幌を出発した「北斗2号」が1番ホームに到着しました。

2022(令和4)年、キハ281系気動車は特急「北斗」の定期運用から離脱しており、今では見ることの出来ない到着シーンです。

≪8:54着 普通 東室蘭→長万部(室蘭本線)
conv0027
8時54分着 普通 東室蘭→苫小牧が視界に現れて、函館本線と室蘭本線が分岐する地点に差し掛かります。

画像の人道橋(跨線橋)は駅と長万部温泉街を結んでいましたが、老朽化と新幹線建設・駅の高架化に伴って廃止されています。
conv0028 conv0029
跨線橋の上から到着した同列車を眺めます。(3番ホーム)

/ 跨線橋上から函館方向を眺めると、右奥に車両留置施設が置かれています。

≪駅からの眺め≫
conv0030
3番ホームから函館側を眺めています。

室蘭本線と函館本線 山線の起点であるこの駅は、蒸気機関車全盛時代には本務機交代や補機の解結作業が行われる鉄道要衝駅で、今でもその頃の名残が駅構内の配線などに残っています。
conv0031 conv0032
長万部駅の全景。非電化路線のため、駅構内に電線・架線柱のないスッキリした眺めです。

/ 3番、4番の下り発車側の眺めです。C62形重連の急行「ニセコ」がドラマチックに発車していくシーンを、この駅で一度見てみたかったです。
conv0033
跨線橋の上から、函館本線と室蘭本線の分岐を眺めます。

2030年度の北海道新幹線 札幌延伸時に並行在来線となる函館本線(函館-小樽)は、函館-長万部は経営移管されますが、長万部-小樽は鉄道存続を断念しバス転換が決まっています。

≪駅周辺の眺め≫
conv0034 conv0035
JR作製の「長万部駅」の観光案内ですが、「函館本線(山線)と室蘭本線が分岐する駅」をPRしています。

/ 名所案内「おしゃまんべ温泉」とあり、私が宿泊したビジネス宿でも温泉を楽しめました。
conv0036 conv0037
昔、列車が行き来していたと思われる所に室蘭本線の「0キロポスト」がありました。ここから岩見沢までの211.0kmが始まります。

/ 「北海道新幹線」関連の看板が見られ、この駅が高架駅として建設されることがわかります。

≪かなやのかにめし≫
conv0001 conv0002
2007年に長万部に立ち寄った時の「かなやのかにめし」です。

/ かなやは昭和3年の創業。長万部駅構内で弁当の販売を始めて、昭和25年に誕生した「かにめし」が大ヒットしました。

現在は鉄道の高速化や運転本数の削減などにより、「ドライブインかなや」での販売にシフトしているようです。




≪(昔) C62ニセコ号(復活) ≫
conv0038
1988(昭和63)5月、倶知安駅(山線)で撮影した写真です。

私が物心ついた頃には、日本国内から高速列車用「C形」蒸気機関車は主要な形式が廃車となり、最後まで残ったものは炭鉱地区やローカル非電化線区を中心に最後の活躍をしていました。

当時は国鉄分割民営化の直前で、国鉄にはSL復活にかける資金はありませんでした。

北海道では民間団体(鉄文協)の積極的な活動に
より、北海道の花形蒸気「C62形3号機」が復活して「SLニセコ号」が運転を開始した時は本当に驚きました。

函館本線(長万部-小樽)は、室蘭本線・千歳線経由のルートの開通後は「山線」と呼ばれていますが、2030年度の北海道新幹線 の札幌延伸時にはバス転換が決定しており、「山線」の歴史に幕を閉じることになります。

レールバス キハ10形を訪ねて
(旧 南部縦貫鉄道 七戸駅)

(2018年10月)
conv0001
今では伝説となってしまった「南部縦貫鉄道のレールバス」です。キハ101とキハ102が並べて保存されています。

「南部縦貫レールバス愛好会」の手によって補修・整備が行われていますが、車庫の中なので保存環境が良好です。
conv0002 conv0003
現在も旧 七戸駅舎が残されており、しちのへ観光協会により「南部縦貫鉄道レールバス」として一般公開され、駅構内にある車庫には「レールバス キハ10形」が動態保存されています。

/ 南部縦貫鉄道は南部縦貫鉄道線 野辺地-七戸 (20.9km)の路線経営を行っていましたが、現在は鉄道事業を廃止し、社名を「南部縦貫」に変更しています。
conv0004 conv0005
2010(平成22)年、東北新幹線青森延伸開業の際に七戸十和田駅が開業しており、旧 七戸駅から約3kmの距離に位置しています。

/ 南部縦貫鉄道線で使用された分岐器が置かれています。
conv0006 conv0007
駅舎内に保存されている「タブレット閉塞機」。

/ 現役の頃のレールバス。
conv0008 conv0009
南部縦貫鉄道線の時刻表は、野辺地駅での東北本線と大湊線の乗換え連絡も表記されています。

南部縦貫鉄道線の開業当初は、1日7往復の定期列車と2本の貨物列車(うち1本は不定期)が設定されていましたが、1984年に貨物列車が廃止され、定期列車は1日5往復に減便されています。

/ 毎年ゴールデンウィークの時期に「レールバスとあそぼう」などのイベントが行われます。
conv0010 conv0011
保存されている車両が説明されています。

/ こちらは七戸駅構内の配線図です。ミニチュア模型のようなレールバスの世界です。

≪キハ101≫
conv0012
1962(昭和37)年、南部縦貫鉄道線の開業時に富士重工業 宇都宮工場で製造されています。

製造から60年が経過した車体に疲れを感じますが、当時流行のデザインが魅力的です。
conv0013 conv0014
南部縦貫鉄道線は開業から廃止されるまで区間運転の設定はなく、全列車が野辺地-七戸の通し運転を行っていました。

/ キハ101とキハ104の違いがわかる1枚。バス用の折り扉が特徴的で、車両の高さが大人と子供のようです。

≪キハ102≫
conv0015
キハ102は、キハ101と同じ年に同じメーカーで製造されています。

丸みのある車体に親近感を覚えます。軽便鉄道ではなく、JR在来線と同じ軌間1067mmの路線なのが凄いです。
conv0017 conv0016
キハ102の車内には、製造銘板、並びに1996年に受賞した「鉄道友の会 エバーグリーン賞」のエンブレムが据え付けられています。

/ 走行装置は二軸式、日野製のバス用ディーゼルエンジン、前進4段・逆転機1段の変速機を装備しており、運転席の足元のクラッチペダルと右側のシフトレバーを操作して、ギアを入れ替えて変速します。
conv0018 conv0019
レールバスの車内にはロングシートとバス窓が広がります。

/ 1953(昭和28)年「南部縦貫鉄道」は鉄道建設による沿線の開発を目的に、七戸町、天間林村ほか、上北地域の地元自治体および住民の出資により設立されています。
conv0020 conv0021
何となく、バス停に停車中のバスのように見えます。明るいカラーリングが好印象です。

/ 南部縦貫鉄道レールバスとの最初の出会いでしたが、次回は走行会に出掛けてみたいと思います。

≪キハ104≫
conv0022
1980(昭和55)年、国鉄キハ10-45(1956年 帝国車輛製)を譲受し、塗装はキハ101、キハ102に合わせています。
conv0023 conv0024
当初は朝夕のラッシュ時に使用されましたが、暖地仕様車で冬季の運用に難があり、大型車で燃料費がかさむため、使用頻度が低くなっていたようです。

/ 現在も動態保存状態とのことです。

≪D451≫
conv0026
D451(D45形1号機)は、1962(昭和37)年に日立製作所 笠戸工場で製造され、開業と同時に貨物輸送で使用されました。
conv0028 conv0027
農産物や肥料を運搬する貨物列車の設定が1日1往復あり、その牽引機として使用されました。

1984年に貨物営業が廃止された以降は使用されなくなったそうです。

/ 車庫内には「鉄道車両移動機」がありました。

≪DC251≫
conv0029
DC251(DC25形1号機)は、1959(昭和34)年、協三工業で製造され、羽後交通(DC2)で活躍していました。

1973年に同社雄勝線が廃止された際に南部縦貫鉄道へ売却されています。
conv0030 conv0031
D451の予備機として使用されていましたが、1984年に貨物営業が廃止された以降は使用されなくなったそうです。

/ 機関車の側面には「南縦」の文字がありました。

≪DB11≫
conv0025
1962(昭和37)年に富士重工業が製造したモーターカーです。当初は車籍がなく、南部縦貫鉄道の建設工事に使用されていたそうです。

1964年に車籍を取得して「DB11」となっています。冬場はスノープロウを装着して除雪車として使用されていました。

≪駅のホーム≫
conv0032
南部縦貫鉄道が営業を行っている間に、一度は訪れてみたいと思っていた駅です。廃止後ではありますが、レールバスの終点駅ホームに立ってみて感慨深いものがあります。

≪車庫≫
conv0033 conv0034
この車庫の中に南部縦貫鉄道で活躍した貴重な車両が保存されています。
「キハ101」「キハ102」「キハ104」「D451」「DC251」「DB11」など。

/ 駅名標も再現されていて、隣駅は「盛田牧場前」です。
conv0035 conv0036
駅構内で一番遠くまで伸びていたレールの端には物置のような「庫」がありました。

/ その先には「七戸町農業協同組合 低温倉庫」があり、倉庫の前に冷蔵貨車「レム」or「レサ」が多数置かれていました。

≪駅構内に残るレール≫
conv0037
本線側から旧 七戸駅構内を眺めています。

右側2本が相対式ホーム2面2線へ伸びており、左側3本は車庫へ進入しています。右の方に駅舎があり、ミニチュア鉄道のモチーフのような駅です。
conv0038 conv0039
意外と広い駅構内の本線側まで歩いてきました。構内に向かって複数のレールに分かれており、まさに青森県に存在したローカル鉄道の終点駅だったことを実感します。

/ ここから先、南部縦貫鉄道線が野辺地に向かっていました。

路線長20.9kmの短い路線でしたが、南部縦貫鉄道はこの地域の発展のために大いに貢献したものと確信しています。何しろ、この周辺に東北新幹線の駅が開業していることですし。

≪周辺の秋景色≫
conv0040
青森県の冬は長いんでしょうね。代わりに秋は短いかな。

10月に訪れた七戸町に、そんな短い秋の景色が広がっていました。
conv0041 conv0042
駅構内に植えられていた樹木には、モノトーンの風景の中に赤い実が自己主張しているかのようです。

/ 葉の形から紅葉樹なので、ここから赤くなっていくのかな。

≪南部縦貫鉄道線の歴史≫
1962(昭和37)年 南部縦貫鉄道線(野辺地-七戸 20.9km) 開業
1984(昭和59)年 貨物営業の廃止
1997(平成9)年 営業停止
2002(平成14)年 全線廃止

JR東日本 大湊線の終点駅

(2019年10月・2022年8月)
conv0002
15時5分発、普通 八戸→青森が到着しました。(青い森701系)(2019)

2010(平成22)年、東北新幹線 新青森延伸に伴い、並行在来線である東北本線 八戸-青森(96.0km)が青い森鉄道へ経営移管されています。

青い森鉄道線は目時-八戸から目時-青森へ延長され、路線長が121.9kmになっています。
conv0002 conv0003
駅前は広いですが、客待ちのタクシー1台だけが停まっていました。

/ 1番ホーム通路から改札口を眺めています。(2019)

駅は1891(明治24)年の開業で、2010(平成22)年に東北本線は青い森鉄道へ経営移管。大湊線は野辺地-大湊間58.4kmで、1日9本の運行。(引用:wikipedia)
conv0004 conv0005
大湊線の発車時刻の一覧です。午前と午後に八戸発「快速しもきた」1本ずつ、20時5分発八戸→大湊(この駅まで快速)を含めて、1日9本の運行があります。

/ 待合室には青い森鉄道線の八戸、青森方面と大湊線の発車案内があります。(2019)

≪大湊線≫
conv0006
15時11分発、快速「しもきた」大湊→八戸が到着しました。(2019)

この列車は大湊線内は普通列車、青い森鉄道線内のみ「快速しもきた」になります。(キハ100形205+202)
conv0008 conv0007
大湊線には「はまなすベイライン大湊線」の愛称があります。(2019)

/ キハ100系200番台は大湊線の旧型車両の置き換えで5両が製造され、盛岡車両センター八戸派出所に配置されています。(2019)


conv0009 conv0010
9時5分発、快速「しもきた」大湊→八戸が2番ホームに停車中です。

/ この列車で大湊から移動してきました。全区間の所要時間は1時間41分です。

conv0011
10時22分発、快速「しもきた」八戸→大湊が発車。キハ100-202の1両で運転されます。
conv0012 conv0003
隣駅は「北野辺地」で、青い森鉄道線の隣駅は八戸側「千曳」、青森側「狩場沢」です。

/ 青森側にある青い森鉄道線と大湊線の分岐付近から、快速「しもきた」を見送ります。

≪青い森鉄道線≫
conv0001
15時5分発、普通 八戸→青森が4番ホームに到着しました。(2019)

全区間の所要時間は1時間31分です。
conv0016 conv0015
15時22分発、普通 青森→八戸が3番ホームに到着。(2019)

/ 14時11分発、普通 青森→八戸です。2019年はこの列車で青森から到着しました。(2019)
conv0004 conv0005
15時33分発、普通 八戸→青森は「青い森703系」が使用されており、2019年はこの列車で青森に戻りました。(2019)

/ 10時9分発、普通 青森→八戸を八戸駅手前で撮影しました。

「青い森703系」はJR東日本のE721系をベースに新造されており、2両編成×2本が使用されています。

≪JR貨物≫
conv0019
14時22分頃、EF510形20号機が牽引する貨物列車が通過していきます。(2019)

EF510形(交直流)は、日本海縦貫線の全区間(関西地区から青森信号場)で使用されていますが、青森-八戸で目撃したので少し驚きです。
conv0020 conv0021
EF510-20が牽引する貨物列車を振り返って見送ります。(2019)

/ 14時55分頃、EH500-7が牽引する貨物列車が南下していきます。(2019)

EH500形2次形の白帯に特徴があります。
conv0022
9時8分頃、EH500-20が牽引する貨物列車が青森方面へ向かいます。

≪駅からの眺め≫
conv0023
3番ホームから八戸方向を眺めています。(2019)

5つあるホームからのレールがそのまま右へカーブしていきます。
conv0024 conv0006
1番ホームは大湊線専用で、普通列車の折り返し運転時に使用されています。(2019)

/ 1番ホームの乗り場案内には、2・3番=大湊・八戸、4・5番=青森とあります。(2019)
conv0026
2番ホームから大湊線用の1番のりばを眺めます。(2019)

ホームの手前側には大湊線「0kmポスト」があり、短いホームになっています。
conv0027 conv0007
5番ホームの横には保線用エリアがあります。(2019)

/ 5番ホーム側の線路脇に「日本最古の鉄道防雪林」の案内があります。(2019)

1893(明治26)年に造林された日本で最初の防雪林で、現在は鉄道記念物に指定されています。
conv0029 conv0030
5番ホームから青森方向を眺めます。かつてこの駅には南部縦貫鉄道が乗り入れており、画像の左側に駅があったと思われます。(2019)

南部縦貫鉄道線は1997年に営業が休止され、2002(平成14)年に廃止されてしまいました。

/ 3番ホームから青森へ向けて発車した電車を見送ります。(2019)

駅の先には下り坂があり、その先のレールが見えなくなっています。南部縦貫鉄道はこの駅を発車すると少しの間、現在の青い森鉄道線と並走していたようです。

≪駅付近からの眺め≫
conv0031
青森側にある踏切付近まで歩いてきました。この地点で青い森鉄道線と大湊線が分かれていきます。

ほかのJR東日本の路線との接続がない孤立した路線で、本州の最北エリアへ伸びる「大湊線」につい心細い印象を抱いてしまいます。

≪車内からの眺め≫
conv0032 conv0033
大湊から9時2分着の快速「しもきた」に乗車してきました。

野辺地駅の手前でカメラを構えて、青い森鉄道線が近づいてくる様子を収めます。

/ 配線の関係から大湊線へ進入できるのは1番と2番になり、大湊線と八戸を直通運転する列車は上下列車とも2番ホームが使用されます。




≪(昔) 南部縦貫鉄道 旧七戸駅≫
conv0001
2018(平成30)年10月に訪れた「旧七戸駅 構内」の画像です。

1962年に開業した南部縦貫鉄道線は、キハ10形レールバスが走る路線として人気を集めましたが、2002年に惜しまれながら廃止となりました。

現在は「南部縦貫レールバス愛好会」が中心となり、旧七戸駅とキハ10形レールバスを動態保存しており、しちのへ観光協会の主催で旧南部縦貫鉄道 七戸駅構内が一般公開されています。

≪南部縦貫鉄道線の歴史≫
1962(昭和37)年 南部縦貫鉄道線(野辺地-七戸 20.9km) 開業
1984(昭和59)年 貨物営業の廃止
1997(平成9)年 営業停止
2002(平成14)年 全線廃止

名古屋鉄道 常滑線・空港線の終点駅

(2022年11月)
conv0001
9時21分発、特急 中部国際空港→名鉄岐阜が到着しました。(2200系)

この駅は空港線と常滑線が接続する駅で、普通、準急、特急、この駅を通過するミュースカイの日中の列車ダイヤがパターン化されています。
conv0002 conv0003
1913年、愛知電気鉄道によってこの駅が開業し、1935年に名岐鉄道との合併で名古屋鉄道が発足しています。

/ 2005年、中部国際空港の開港と同時に空港線が開業していますが、前年に空港関係者に限り団体扱いで運行が始まっています。

駅は1913(大正2)年の開業。常滑線は神宮前-常滑間29.3kmで、日中は毎時6本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
2003(平成15)年に駅の高架化が完成しており、2018年に前の駅ビルの跡地に「μPLAT常滑」が開業しています。

/ 常滑駅の高架下にはショッピングモール「ウィルセラ」があります。
conv0006 conv0007 conv0008
この駅は島式2面4線の高架ホームで、1、2番は中部国際空港方面、3、4番は名鉄名古屋方面です。

/ 「常に滑らない」合格祈願招き猫神社の置物がありました。

≪常滑線・空港線≫
conv0009
8時58分発、準急 新可児→中部国際空港が2番ホームに停車中です。(3500系 2代)

広見線、犬山線、名古屋本線、常滑線、空港線を経由し、全区間を1時間50分で走破します。
conv0010 conv0011
9時4分発、普通 常滑→太田川が3番から発車していきます。(6500系)

/ 9時27分発、準急 中部国際空港→新可児(右・3100系)と、9時28分発、準急 新可児→中部国際空港(左・3150系)が並びます。
conv0012 conv0013
2両編成の3100系(3122F)は2000年に製造された3次車で、名鉄最後の「赤い電車」のグループになります。

/ 9時51分発、普通 太田川→中部国際空港(3100系)が到着しました。大手私鉄の2両編成の普通電車が可愛らしいです。
conv0014
9時34分発、普通 常滑→中部国際空港が発車します。

早朝と日中の普通列車は中部国際空港発着ですが、それ以外はこの駅で折り返しになります。

≪常滑線・空港線 特急≫
conv0015
9時2分発、特急 名鉄岐阜→中部国際空港(一部特別車)の到着です。

2200系が使用され、全区間の所要時間は1時間4分です。
conv0017 conv0016
9時21分発、特急 中部国際空港→名鉄岐阜(一部特別車)の到着。(2200系)

/ 空港へ向かう2207Fは、朝の陽光に照らされて綺麗でした。
conv0018 conv0019
9時32分発、名鉄岐阜からの特急です。

/ 2005年の空港線の開業に合わせて、2200系の運行が開始されています。

空港アクセス列車には全社特別車2000系「ミュースカイ」がありますが、2200系はそれを補完する特別車・一般車併結の特急用に開発されています。

≪常滑線・空港線 ミュースカイ≫
conv0020
9時15分頃、ミュースカイ 名鉄岐阜→中部国際空港が通過していきます。

2004年より製造が開始された2000系が使用され、全区間を56分で結びます。
conv0021 conv0023
9時11分頃、ミュースカイ 中部国際空港→名鉄岐阜が駅に進入してきます。

/ 空港へ向かうミュースカイ。駅構内のカーブを少し減速しながら通過していきました。
conv0032
9時45分頃、ミュースカイ 新鵜沼→中部国際空港がラストスパート。空港へ向けて疾走します。

≪ミュースカイ≫
名古屋鉄道の略称「名鉄」(Meitetsu)の頭文字「M」と名鉄特急の特別車の愛称「μ」(ミュー)、空港をイメージさせる空の意味「sky」を組み合わせた愛称とのことです。


≪駅からの眺め≫
conv0025
2番ホームから名鉄名古屋方向を眺めると、700m先にある隣駅「多屋」が眺められます。

中部国際空港の開港で常滑線は幹線的な性格が強くなり、空港線開業に先立ち曲線改良や高架化などの整備が行われています。
conv0026 conv0027
隣駅は「多屋」(常滑線)、「りんくう常滑」(空港線)です。

/ 2番ホームの名古屋よりから空港方向を眺めると、カーブの途中に駅があります。
conv0028 conv0029
常滑線と空港線の「0kmポスト」を発見しました。

/ 4番ホームから名古屋方向を眺めます。

かつては陶器の貨物輸送に重点を置いていたこの駅は、空港へのアクセス拠点としての新たな使命を担うようになりました。
conv0030
4番ホームから空港方向を眺めます。

2005年に正式開業した空港線は、中部国際空港連絡鉄道が第三種鉄道事業者となり、名鉄が施設を借り受けて第二種鉄道事業者として旅客運行を行っています。

≪車内からの眺め≫
conv0031
8時57分着、準急 中部国際空港行です。太田川からこの電車に乗車して常滑に到着しました。駅構内が右カーブになっている様子がわかります。

初めての終点駅「常滑」訪問でしたが、空港アクセス路線としての印象が強く、伝統産業「常滑焼」の印象が薄かったことが残念でした。

智頭急行 智頭線の終点駅

(2022年7月)
conv0002
12時2分発、特急「スーパーはくと6号」倉吉→京都(1番のりば)と、11時42分発、特急「スーパーいなば5号」岡山→鳥取(2番のりば)の並びです。

この日は岡山発のスーパーいなばが遅延していたようで、山陽本線と智頭線の普通列車にも影響が出ていました。
conv0002 conv0003
1895(明治28)年、山陽鉄道の駅としてこの駅が開業し、11年後に国有化されています。

1994(平成6)年に智頭線が開業。JR西日本と智頭急行を直通運転する特急列車は、この駅で乗務員の交代が行われます。

駅は1895年の開業で、智頭急行の駅は1994年の開業。智頭線は上郡-智頭間56.1kmで、平日は1日28本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0032
島式ホーム(2番・3番)の岡山側の切り欠き部に、智頭急行(普通列車)の乗り場があります。

/ JR2番・3番ホームは長く、智頭急行の乗り場まで屋根のないホーム部分をかなり歩きます。
conv0005 conv0007
JRホームから智頭急行の駅舎と中間改札があります。また独自の跨線橋(画像の右側)があり、JR改札を通過しないで行けます。

/ 智頭急行のホームから駅舎手前の車止め部分までレールが延びています。

≪11:42発 特急 スーパーいなば5号≫
conv0009
岡山から「スーパーいなば5号」が到着し、この駅から智頭線に乗り入れます。

この5号には187系500番台(501+1501)が使用されており、岡山から鳥取までを1時間48分で結びます。

≪12:02発 特急 スーパーはくと6号≫
conv0010 conv0011
11時56分頃、まずは岡山から「スーパーいなば5号」が17分遅れで到着。

/ 12時ちょうど、定刻に京都から到着した「スーパーはくと6号」が1番ホームに停車します。

≪12:06発 普通 糸崎→相生≫
conv0012
12時6分発、普通 相生行は115系(B-09編成)で、そのうちに見られなくなる光景です。

この駅は兵庫県で最西端(アーバンネットワーク)にあり、朝晩に限りこの駅と大阪方向を結ぶ新快速・普通列車(西明石から快速)の列車と、岡山-姫路を直通運転する列車が設定されています。

日中の姫路方向は、相生で赤穂線から姫路方向へ直通運転する列車に乗り換えとなります。

≪12:25着 普通 大原→上郡≫
conv0013
12時30分、大原からの普通列車が5分程遅れて到着しました。

智頭線は立体交差で山陽本線の上下線の間を走行して、駅手前の踏切に進入してきます。
conv0015 conv0014 conv0016
隣駅は4.8km先の「苔縄」です。

/ 到着した車両はHOT3500形(3521号車)で、1994年に智頭線が開業した時に登場した10両のうちの1両。

イベント用(宝くじ号)として製造。2017年に内装が更新されて「あまつぼし」の愛称があります。

/ 3521号車の外装には「形式 HOT3520」とありました。

≪13:12発 普通 上郡→智頭≫conv0038
12時25分着の3521号車は、13時12分発の智頭行に変わります。

一般色の白地にダークブルーの帯、ワインレッドのアクセントとは全く異なる未来的な雰囲気です。

≪12:38発 普通 相生→岡山≫
conv0001 conv0001
12時38分発、普通 岡山行は相生へ向かった「115系 B-09編成」が折り返してきました。日中の岡山方面の普通列車は毎時1本です。

/ 山陽本線の隣駅は岡山側「三石」、姫路側「有年」で、三石とは12.8kmの距離があり、山陽本線で最長の駅間です。

≪12:44発 特急 スーパーはくと5号≫
conv0018
12時44分発、特急「スーパーはくと5号」京都→倉吉が3番ホームに到着。全区間の所要時間は3時間27分です。

HOT7000系の車籍は智頭急行ですが、保守・管理はJR西日本に委託しており、後藤総合車両所鳥取支所に常駐しています。

≪13:30着 普通 鳥取→上郡≫
conv0021
13時30分、鳥取からの普通列車(因美線・智頭線経由)が到着しました。

鳥取から「スーパーはくと6号」利用で、この駅まで1時間14分。この列車は2時間25分ですが、鉄道会社を跨いで運行し陰陽連絡区間を走破します。

智頭線内は普通列車も110km/h運転が行われており、全線の43パーセントがトンネルを占める高規格線が生かされます。
conv0001 conv0002
見慣れた「智頭急行」の一般色「HOT3500形」3504号車。

/ 14時22分発、上郡→智頭として智頭線ホームで発車を待ちます。

≪JR貨物≫
conv0001
12時9分、EF210-325が牽引する貨物列車が山陽本線を下っていきます。

智頭急行が分岐するこの駅では、智頭線と山陽本線を疾走する貨物列車の二刀流が楽しめます。

≪駅からの眺め≫
conv0033 conv0003
3番ホームの隣には貨物列車が待機する4番線があり、その横には留置線と保線用のれーるが数本並びます。

ホームのない4番線にEF210-307が牽引する貨物列車が退避し、3番ホームを高速貨物が追い抜いていきます。
conv0035 conv0036
1番ホームの中程から姫路方向を眺めます。駅構内がS字カーブのように曲がっています。

/ 跨線橋の上から岡山方向を眺めます。この先に兵庫県から岡山県へ変わる県境があります。
conv0002
智頭急行は陰陽連絡路線の1つを担っており、特急列車の運行が日本の第三セクター・トップの収益を生み出しています。

鳥取自動車道の整備が脅威となりますが、智頭線全体の43パーセントがトンネルという高規格路線は、智頭急行の経営を強固なものにしているようです。

JR北海道 函館本線 藤城支線の終点駅

(2022年8月)
conv0001
11時18分頃、特急「北斗7号」函館→札幌が3番ホームを通過していきます。

北海道新幹線との接続駅である隣駅 新函館北斗に停車。全区間を3時間53分で走破します。
conv0003 conv0007
1902(明治35)年、北海道鉄道によりこの駅が開業、5年後に国有化。
1962(昭和37)年、桔梗-七飯が複線化、現在は函館-七飯が複線区間。
2016(平成28)年、北海道新幹線 新函館北斗開業に伴い、函館-新函館北斗が電化。

/ 隣駅は、藤代支線「大沼」、本線「新函館北斗」、函館側は「大中山」です。

駅は1902(明治35)年の開業。藤城支線は七飯-大沼間(途中駅無し、営業キロの設定無し)で、上り列車の設定無し。(引用:Wikipedia)
conv0002 conv0006
改札口ののりば案内板に、行先札を掛けて列車案内を行っていました。

/ 島式ホーム側は2番、3番のりばになります。

≪9:55発 HL 函館→新函館北斗≫
conv0008
9時55分発、はこだてライナー 函館→新函館北斗が到着しました。

2016(平成28)年、北海道新幹線 新青森-新函館北斗が開業した際に、新幹線アクセス列車として「はこだてライナー」が運行を開始しました。

函館-新函館北斗を結ぶ(普通・快速)列車として、733系1000番台が使用されています。

≪10:14発 HL 新函館北斗→函館 / 10:18頃 北斗7号 函館→札幌≫
conv0040 conv0041
10時14分発、「はこだてライナー」新函館北斗→函館が733系3両編成で到着です。

/ 11時18分頃、特急「北斗7号」函館→札幌が通過します。(キハ261系)

≪10:40発 HL 函館→新函館北斗 + 10:42頃 北斗4号 札幌→函館≫
conv0044
10時40分発、「はこだてライナー」函館→新函館北斗が3番ホームに停車し、特急「北斗4号」札幌→函館と列車交換を行っています。

特急「北斗4号」は15分~16分遅れて通過し、特急待ちの「はこだてライナー」も数分遅れで発車します。

≪11:05発 HL 新函館北斗→函館≫
conv0043 conv0013
11時5分発、「はこだてライナー」函館行です。函館地区の733系1000番台は3両編成×4本が函館運転所に配置されています。

/ 車体側面には「はこだてライナー」のエンブレムが描かれています。(画像は10時40分発 新函館北斗行)

≪11:12頃 北斗84号 札幌→函館 / 11:15頃 北斗9号 函館→札幌≫
conv0038 conv0039
11時12分頃、特急「北斗84号」函館行が通過します。

/ 11時15分頃、特急「北斗9号」札幌行の通過です。この頃、キハ281系は最期の活躍の頃で、2か月後には特急「北斗」の定期運用から外れ、キハ261系に統一されています。

≪11:15発 長万部→函館(本-本) / 17:23発 函館→森(本-砂)
conv0003 conv0046
11時15分発、普通 長万部→函館が到着。
この列車は森-(本線)-大沼-(本線)-七飯で運転。

/ 17時23分発、普通 函館→森が到着。
この列車は七飯-(本線)-大沼-(砂原支線)-森飯で運転。

≪17:23発 森→函館(砂-本)≫
conv0022
17時23分発、普通 森→函館が到着。
この列車は森-(砂原支線)-大沼-(本線)-七飯で運転。

≪17:44発 HL 函館→新函館北斗≫
conv0001
17時44分発、「はこだてライナー」新函館北斗行が到着。遠ざかる気動車は回送だったと記憶しています。

≪17:55発 函館→長万部(藤-本)≫
conv0050
17時55分発、普通 函館→長万部が到着。
この列車は七飯-(藤城支線)-大沼-(本線)-七飯で運転。

函館本線 下り普通列車は、大沼まで本線経由は2番ホーム、藤城支線経由は3番ホームに停車するようです。(誤乗防止)
conv0001 conv0053
藤城支線は下り専用で隣駅が大沼となり、新函館北斗を通らないルートです。

現在は下り普通列車3本と下り貨物列車がこのルートを経由しており、本線が不通になった際は迂回路として使用されます。

/ 3番ホームの横には保線用のレールがあります。

≪駅からの眺め≫
conv0054
2番ホームから函館方向を眺めています。

この駅から函館までは複線区間となり、新函館北斗からの電化区間と合わせて、函館地区の高速運転、列車本数の確保等に貢献しています。
conv0055 conv0056
1番ホームから函館方向を眺めます。この駅は函館から13.8kmの地点にあり、七飯町の町役場に最も近い町の中心的な駅です。

/ 2番ホームから駅舎側を眺めます。こちら側には保線用の車庫が設置されています。
conv0057
1番ホームから新函館北斗(右)、大沼(左)方向を眺めています。

北海道新幹線 札幌延伸開通時には、並行在来線(函館-長万部)の第三セクター会社への移行が予定されています。

函館-新函館北斗の新幹線アクセス区間や、JR貨物(貨物輸送)の線路使用料収入などのプラス面がある一方、経営収支の厳しい区間があるようです。

≪駅周辺の眺め≫
conv0004 conv0005
駅前広場は意外と広く、イチョウの木が植えられています。

/ 駅前にある駅周辺の案内図。藤城支線が本線を高架橋で跨いでいることが記されています。
conv0058
この駅から北海道新幹線の高架が眺められ、通過音が僅かに聞こえてきます。

17時29分頃、北海道新幹線「はやぶさ38号」新函館北斗→東京が通過。全区間の所要時間は3時間58分です。

北海道新幹線の札幌延伸は2030年度の予定で、開業後は並行在来線である函館本線も大きく様変わりすることと思います。

IRいしかわ鉄道 IRいしかわ鉄道線の終点駅

(2017年6月・2020年7月・2023年11月)
conv0001
13時43分、七尾線から直通運転の普通列車が到着しました。(521系100番台)

2020年、前回この駅を訪れた数か月後、七尾線に521系100番台が登場し、現在は旧型車両の置き換えが完了しています。
conv0002 conv0003
東口(兼六園口)には「鼓門」や「おもてなし広場」があり、2011年に「世界で最も美しい駅」の1つに選定されています。(2017)

/ この駅はJR西日本が運営していますが、JRとIRいしかわ鉄道の共同使用駅です。(2017)

駅は1898(明治31)年の開業で、IRいしかわ鉄道は2015(平成27)年の開業。IRいしかわ鉄道線は金沢-倶利伽羅間17.8kmで、毎時2~5本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0009 conv0004
駅構内からの改札出口には「ようこそ北陸へ」とあり、観光都市「金沢」への入口の様相です。(2020)

/ 商業施設「金沢百番街」のおみやげ&飲食エリア「あんと」と、ファッションエリア「Rinto」が駅ビル内に収容されています。

≪IRいしかわ鉄道≫
conv0006
13時2分発、普通 金沢→富山は、IRいしかわ鉄道の521系電車が担当します。

現在、IRいしかわ鉄道線の521系電車は2両編成×5本が配置されています。
conv0008 conv0007
14時16分、普通 小松→金沢で到着したJR西日本側の列車(左)と、14時20分発、普通 金沢→富山のIRいしかわ鉄道の列車(右)が乗り換え連絡しています。

/ IRいしかわ鉄道の521系は、富山までの運用に就いています。

≪あいの風とやま鉄道≫
conv0009
11時7分発、普通 金沢→泊は、あいの風とやま鉄道の521系が担当します。(2017)

全区間の所要時間は1時間48分です。
conv0010 conv0011
12時6分発の泊行は、同一ホームでJR西日本の電車と乗り換え連絡しています。(2020)

/ 同列車「泊」の行先表示。
conv0012
13時45分発、普通 金沢→泊は、2021年に新造された521系1000番台が使用されます。(AK19編成)

≪JR西日本 七尾線 2023年11月≫
conv0015
13時37分発、 普通 金沢→七尾が6番ホームで発車を待ちます。(U11編成)

2020年から七尾線に521系100番台(2両1編成)が配置され、JR西日本は15本、IRいしかわ鉄道は3本の配置が完了しています、
conv0017 conv0016
13時44分、普通 七尾→金沢の列車が到着しました。

521系100番台は七尾線で使用されるため、外装の帯は輪島塗の漆をイメージした茜色です。

/ 同列車は、一旦ホームから引き上げます。

≪JR西日本 七尾線 2020年7月以前≫
conv0018
11時22分、普通 七尾→金沢が到着しました。(415系800番台)(2020)

七尾線に521系が配置され、国鉄時代からの車両が引退したことから、電化以後の一区切りがついたように思います。
conv0019 conv0020
12時9分、普通 七尾→金沢は到着後、一旦引き上げます。(2020)

/ JR西日本の415系は1991年から翌年にかけて、113系を種車に改造して誕生した交直流近郊型電車です。(2020)
conv0014 conv0013
10時22分、普通 七尾→金沢が到着。(2017)

/ 同列車は、413系6両(B09編成3両=青)+(他3両=赤)で停車中でした。(2017)

≪駅からの眺め≫
conv0024 conv0025
切り欠き4番ホームからは短編成の列車が富山・七尾方向へ発車していきますので、この駅のワンポイントとして印象的です。

/ 隣駅は「東金沢」で、北陸本線 米原側は「西金沢」です。
conv0026
ホームの富山側からIRいしかわ鉄道線を眺めます。

今年3月から近郊型電車の運行が主体になりますが、「金沢」には3県(富山、石川、福井)の第三セクター会社の車両が集まり、賑やかな駅になるのではないかと思います。

加えて、七尾線を運行するJRの優等列車が観光都市「金沢」の象徴として残ります。




≪お見舞い≫
令和6年能登半島地震の発生において、被災地にお住まいの方々、被害を受けた方々へ心よりお見舞いを申し上げます。私も昨年11月に七尾市を訪問しており、とても身近なこととして心痛な気持ちです。

現在、非常事態の只中ですが、一刻も早い収束と平穏な毎日をお祈り申し上げます。

JR西日本 北陸本線(米原-金沢)の終点駅

(2017年6月・2020年7月・2023年11月)
conv0001
13時21分、臨時特急「花嫁のれん2号」和倉温泉→金沢が定刻に到着しました。全区間の所要時間は1時間15分です。

2015(平成18)年の北陸新幹線の金沢延伸開業による観光波及効果を狙い、特急「花嫁のれん」の運行が開始されています。
conv0002 conv0003
2005(平成17)年、東口(兼六園口)に「鼓門」「おもてなし広場」が完成しています。

/ 東口側から駅のコンコースを眺めます。案内板は新幹線のりば(左)、JR線・IRいしかわ鉄道のりば(直進)とあります。

駅は1898(明治31)年の開業。北陸本線は米原-金沢間176.6kmで、日中は毎時4~6本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0008
駅ビル内には、金沢駅開業110周年記念して、七尾線で長年活躍した「C58ー140」の動輪が飾られています。(2017)

/ 駅の運営はJR西日本ですが、JR線・IRいしかわ鉄道の共同使用駅として在来線は同じ改札口を使います。

≪北陸本線≫
conv0006
 11時28分発、普通 金沢→福井が停車かなです。(521系G15編成=2次車)(2020)

今年3月、北陸新幹線の敦賀延伸開業が予定されており、並行在来線となる北陸本線(敦賀-金沢)はハッピラインふくい(敦賀-大聖寺)と、IRいしかわ鉄道(大聖寺-金沢)に移管されます。 
conv0001 conv0002
13時発、普通 金沢→小松が停車中です。(521系J07編成=3次車)

/ 隣駅は「西金沢」で、IRいしかわ鉄道側は「東金沢」です。(2017)
conv0005 conv0004
12時28分発、普通 金沢→福井が入線。福井までの所要時間は1時間31分です。(2020)

/ 13時29分発、普通 金沢→福井が富山側から回送で入線します。

今年3月、並行在来線である北陸本線(金沢-大聖寺)は、IRいしかわ鉄道に経営移管されるので、今後の普通列車の運行について興味深々です。

≪特急 サンダーバード≫
conv0012
13時20分発、特急「サンダーバード24号」金沢→大阪が回送で入線します。

今年3月、北陸新幹線の敦賀延伸開業で、特急「サンダーバード」は大阪-敦賀に短縮され、敦賀以遠の運行がなくなります。
conv0013 conv0014
11時24分発、特急「サンダーバード20号」和倉温泉→大阪が到着し、この駅で6分間停車します。(2017) 和倉温泉まで直通運転する列車は17号と20号の1往復です。

/ 683系電車の車体側面には、列車名をイメージしたエンブレムが記されています。(2017)
conv0018 conv0015 conv0019
現在は特急の発着で活気溢れますが、今年3月で第三セクター方式へ移行します。(2017)

/ 特急「サンダーバード」のサイドビュー。(2020)

/ 13時27分発、特急「サンダーバード17号」大阪→和倉温泉が停車中。
conv0006 conv0007
12時56分、特急「サンダーバード15号」大阪→金沢が到着し、回送されます。

/ 11時24分発、特急「サンダーバード20号」和倉温泉→大阪が発車。(2020)

≪特急 しらさぎ≫
conv0021
12時48分、特急「しらさぎ5号」が到着し、回送されます。

全区間の所要時間は2時間58分です。
conv0022 conv0023
11時48分発、特急「しらさぎ8号」金沢→名古屋が発車を待ちます。(2020)

/ 同列車で使用される681系電車。北陸新幹線の敦賀延伸開業で、「特急しらさぎ」は名古屋-米原へ縮小されます。(2020)

≪臨時特急 花のれん3号≫
conv0024
14時15分発、「花嫁のれん3号」は切り欠き式の4番ホームで発車を待ちます。

見るからに煌びやかな専用車両の外装は、北陸の伝統工芸品である輪島塗り・加賀友禅・金沢金箔をイメージしているそうです。
conv0025 conv0026
使用車両はキハ48形気動車2両で、北陸の「和と美の伝統文化」や「温泉文化」をコンセプトとして改造が行われています。

種車はキハ48-4とキハ48-1004が使用され、改造後も同じ形式・号車のままです。

/ 金沢駅4番ホームには、実物の「花嫁のれん」が飾られています。
conv0027
臨時特急として金沢-和倉温泉を、年間約150日、1日2往復の運行が設定されています。

1号 金沢 10:15発 → 和倉温泉 11:42着 / 2号 和倉温泉 12:06発 → 金沢 13:21着
3号 金沢 14:15発 → 和倉温泉 15:31着 / 4号 和倉温泉 16:30発 → 金沢 17:54着


≪駅からの眺め≫
conv0028 conv0029
主に七尾線へ向かう列車で使用される4番ホームは、3番と5番ホームの富山側を切り欠いています。(2020)

/ 4番ホームの車止め部分。
conv0030
1番・2番ホームから米原側を眺めています。

北陸新幹線の敦賀延伸により、今年3月以降、石川県ではJR西日本が運営する路線は七尾線と新幹線だけになり、北陸本線は「第三セクター会社」へ移行します。

次に金沢を再訪した時は、各県毎に分割された「北陸本線」と出会うことになります。




≪お見舞い≫
令和6年能登半島地震の発生において、被災地にお住まいの方々、被害を受けた方々へ心よりお見舞いを申し上げます。私も昨年11月に七尾市を訪問しており、とても身近なこととして心痛な気持ちです。

現在、非常事態の只中ですが、一刻も早い収束と平穏な毎日をお祈り申し上げます。

JR東日本 八高線の終点駅

(2022年11月)
conv0001
9時35分発、快速 高崎→熱海が3番ホームに停車中です。(上野東京ライン経由)

このE231系は国府津車両センター所属の(K-02)基本編成で、グリーン車2両が組み込まれています。全区間の所要時間は3時間43分です。
conv0002 conv0003
現在の駅舎は1969(昭和44)年に改築された橋上駅舎で、北口と南口を結ぶ自由通路に接続しています。

/ 自由通路の途中にある改札口です。この駅の課題としてバリアフリー化のためのエレベーター設置が挙げられます。

駅は1894(明治27)年の開業。八高線は八王子駅-倉賀野間92.0kmで、1日21本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005 conv0006
駅ホームは島式2面4線で、1番と2番が高崎・前橋方面、3番と4番が高崎線上り・八高線方面です。

/ 改札口に続く自由通路には、地元の中学校美術部の作品が飾られています。

≪八高線≫
conv0007
9時47分発、普通 高麗川→高崎の到着です。(キハ111-208、キハ112-208)

八高線では、キハ110系200番台が使用されており、すべての列車が高崎線に乗り入れます。
conv0008 conv0009
9時54分発、普通 高崎→高麗川が3番ホームに到着。(キハ112-204、キハ111-204)

/ 同列車が高崎線のレール上を走行しますが、隣駅の北藤岡駅の手前150mの地点で高崎線と八高線が分岐しています。
conv0010 conv0011
10時55分発、普通 高麗川→高崎が1番ホームに停車中。(キハ112-207、キハ111-207)

/ 11時3分発、普通 高崎→児玉です。(3番ホーム)

八高線は八王子-高麗川が電化され、大半の列車が川越線(高麗川-川越)との直通運転を行っています。高麗川-倉賀野は非電化のままで列車の運行が分断されています。

≪高崎線≫
conv0012
10時31分発、普通 高崎→熱海行が3番ホームに停車中です。(上野東京ライン経由)

≪東北縦貫線計画≫
東北新幹線建設の際に分断された「東北本線 東京-上野」を再び敷設し、2015(平成27)年に「上野東京ライン」として、宇都宮線、高崎線、常磐線、東海道本線とその先の乗入れ路線まで直通運転が開始されています。

conv0045 conv0014
11時19分発、特別快速 高崎→小田原は、新宿湘南ライン経由で運転されます。

/ 9時59分発、普通 高崎→小田原が到着。小山車両センター所属のE233系3000番台(U625)基本編成が使用されます。
conv0015 conv0016
10時19分発、特別快速 高崎→小田原が発車していきます。(E231系)

/ 11時8分発、快速アーバン 小田原→高崎が1番ホームに停車中の様子を、北口側から眺めます。

≪臨時特急 とき≫
conv0044
9時50分頃、臨時特急「とき」上野→新潟が通過します。この列車にはE653系1000番台(K70編成)の国鉄特急色カラーが使用され、往年の「特急とき」の雰囲気が伝わってきます。

上野8:30発→高崎9:56着/10:00発→新潟13:47着

≪特急 草津1号≫
conv0018
11時13分頃、特急「草津1号」上野→長野原草津口が通過します。今年3月で列車名が「草津・四万」に変更となり、使用車両はE257系へ置き換えられ、651系は定期運用を終了しています。

上野10:00発→高崎11:18着/11:19発→長野原草津口12:18着


≪臨時特急 谷川岳もぐら≫
conv0019 conv0020
11時30分頃、臨時特急「谷川岳もぐら」が通過します。使用車両はE257系5500番台(OM-51編成)で、先頭車の表示が「特急」です。

大宮10:37発→高崎11:34着/11:35発→湯沢13:38着

≪JR貨物 EH200-14≫
conv0021
9時34分、4番ホームの横にある側線では、石油輸送用の貨物編成にEH200-14(高崎区)が連結するための入替作業が行われていました。
conv0023 conv0022
EH200形電気機関車には「ECO POWER ブルーサンダー」の愛称があります。

/ ホームから貨物列車の入替作業が眺められる貴重な駅です。
conv0024
10時2分頃、EH200-14が牽引する「タキ編成」は、首都圏方面に向けて発車しました。

≪JR貨物 HD300-31≫
conv0025
HD300-31が次の入替作業の準備のために側線の端の方で停車しています。2018年、DE10形からHD300形(ハイブリッド)へ置き換えられています。

機関車が停車するレールの先にはJR貨物の施設があり、日本オイルターミナル高崎駅営業所(油槽所)の貨物を取り扱っています。

≪JR貨物 貨物列車≫
conv0026 conv0027
10時11分、この駅から発車する貨物編成にEF210-116(新鶴見区)が連結されます。

/ 10時49分頃、この駅止まりの貨物列車が到着しました。(EF210-340)
conv0028 conv0029
10時23分頃、高崎線を上る貨物列車(EH200-15)が通過します。(3番ホーム)

/ 10時51分頃、EF65-2066(元1066号機)が単機回送で高崎線を上ります。

≪駅からの眺め≫
conv0030
4番ホームの大宮側から側線を眺めます。側線の奥、左へカーブするレールの先に貨物駅があり、高速貨物列車や専用貨物列車の設定があります。
conv0031 conv0032
隣駅は「北藤岡」で、高崎線上り側「新町」、下り側「高崎」です。

/ 貨物駅へ延びる引き込み線と機関車の庫が眺められます。
conv0033 conv0034
4番ホームから2本の側線と北口に繋がる自由通路が見えます。

/ 北口側の道路から「タキ」越しのホームを眺めます。
conv0035
4番ホームの高崎側から高崎線を眺めます。

倉賀野(貨物)駅から高崎方向へ発車する貨物列車や、機関車の単機回送のための、斜めに延びるレールが印象的です。


≪北藤岡駅≫
conv0036
7時18分発、普通 高崎→児玉が北藤岡駅の手前にある踏切を通過します。

高崎線と八高線は北藤岡駅の150m手前で分岐し、駅は八高線側だけにあります。
conv0042 conv0043
駅は1961(昭和36)年の開業で、駅舎のない待合室があるだけのシンプルな駅です。

/ 7時18分発の児玉行がホームに停車中です。
conv0040 conv0039
隣駅は高崎側「倉賀野」、高麗川側「群馬藤岡」です。

/ ホームから高崎線の電車が高速で走り抜ける様子を眺めます。
conv0041
踏切付近から高崎線の高崎側を眺めます。

北藤岡駅が開業するまでは、高崎線と八高線を分ける施設上の分岐点である「小野信号場」が設置されていましたが、この駅が開業されると分岐点は駅構内に編入されています。




≪(昔) キハ35-901≫
conv0046
1987(昭和62)年8月、高崎第一機関区の写真です。(公道から撮影)

キハ35-900番台は房総地区の非電化線区で使用することから、潮風による塩害対策でステンレス製車体が採用されており、1963(昭和38)年に10両が製造されました。

キハ35-901は、1970年代半ばの房総地区の電化後に高崎第一機関区へ異動し、八高線・川越線で活躍しました。

1987年に901号車は廃車となり、現在は「碓氷峠鉄道文化むら」に保存されています。

泉北高速鉄道 泉北高速鉄道線の終点駅

(2022年2月)
conv0009
10時28分発、準急 和泉中央→難波(右)10時28分発、各停 中百舌鳥→和泉中央です。

両列車とも泉北高速鉄道5000系が使用され、島式ホーム2面4線の内側ホームに並びます。(2番ホーム=5503F、3番ホーム=5507F)

5000系は1990(平成2)年に登場、8両編成×5本が製造されています。
conv0002 conv0003
この駅は高野登山鉄道(現在の南海電鉄 高野線)の駅として開業し、1971(昭和46)年に泉北高速鉄道(中百舌鳥-泉が丘)が開業しています。

当初、泉北高速鉄道線は大阪府都市開発による経営でしたが、2914年に南海電鉄の連結子会社になっています。

/ 下り線は1番 高野線 高野山方面、1番 泉北高速鉄道線 和泉中央方面に分かれています。 

駅は1912(大正元)年開業。泉北高速鉄道線は中百舌鳥-和泉中央間14.3kmで、日中は毎時7~9本の運行。(引用:Wikipedia)

≪泉北高速鉄道線≫
conv0035
10時10分、各停 和泉中央→中百舌鳥の到着です。全区間の所要時間は16分です。

5000系(5503F)は、大阪府都市開発時代に導入された車両で、同社初の完全新規設計です。
conv0037 conv0036
7時45分発、各停 中百舌鳥→和泉中央が発車を待ちます。

使用されている7000系(7501F)は1996(平成8)年に最初に製造された6両編成で、7000系は全26両が製造されています。

/ 5000系の側窓下に青の濃淡2本のラインが入り、濃い青のラインが窓上にかかり「SEMBOKU」のロゴが入ります。
conv0006 conv0007
2番、3番には泉北高速鉄道線の列車が到着し、難波(南海)への直通運転も行われています。(5509F、7505F)

/ 10時24分頃、区間急行 難波→和泉中央(右)はこの駅は通過して、和泉中央へ向かいます。

駅の難波側にはY線構造の引き上げ線が1本あり、泉北高速鉄道線内の「各停」折り返し運転に使用されています。
conv0001 conv0002
10時50分、各停 和泉中央→中百舌鳥が到着しました。

泉北3000系は1975(昭和50)年から60両が製造されています。手前側2両の50番台(3554+3553)は、1999年に中間車の先頭車化改造が実施されています。

/ 8時1分発、準急 難波→和泉中央は、3000系(3509F)が使用されます。
conv0008 conv0033
隣駅は「深井」です。

/ 10時13分発、準急 難波→和泉中央が停車中。南海6000系(手前は6032)が使用され、泉北高速鉄道線に乗り入れていきます。
conv0013
10時13分発和泉中央行の最後尾には6000系一次車(6001)の姿が見られました。

6000系は1962(昭和37)年に登場し全72両が製造。車齢が60年を経過し、2025年に全車置換えが予定されています。

現在、6001F編成は車体のラインカラーを外した無塗装の復活デザインとなり、全廃前の花道を飾っています。

≪泉北高速鉄道線 特急≫
conv0014
7時54分頃、特急「泉北ライナー」難波→和泉中央が通過します。(2番ホーム)

使用車両は泉北12000系で、20番台(4両編成1本)が配置されています。
conv0003
7時59分頃、特急「泉北ライナー」和泉中央→難波が通過します。(3番ホーム)

こちらは南海12000系(12001F)で、南海には4両編成×2本が在籍します。

≪高野線≫
conv0017
7時56分頃、急行 三日市町→難波が通過します。

この日最初に出会った6000系(6001)は、高野線の急行仕業に使用されていました。
conv0019 conv0004 conv0005
7時52分発、各停 難波→河内長野は6200系(6501F)が使用されています。

/ 8時8分発、各停 難波→河内長野(左)と8時8分発、各停 中百舌鳥→和泉中央が同時発車します。

/ 高野線の隣駅は難波側「百舌鳥八幡」、河内長野側「白鷺」です。
conv0022 conv0023
10時14分発、各停 河内長野→難波が到着。泉北高速鉄道の列車の離合が眺められます。

/ 10時25分発、各停 河内長野→難波が遠ざかります。6200系50番台(最後尾は6563)が使用されます。
conv0039 conv0038
7時57分発、各停 難波→河内長野が1番ホームに停車中で、6300系(先頭側は6356)が使用されています。

/ 改札口に設置された方面別の発車案内板。高野線、泉北高速鉄道線の特急・急行はともに通過するため、意外と地味な表示になっています。

≪高野線 特急≫
conv0024
8時17分頃、特急「りんかん」難波→橋本が通過。

30000系は1983(昭和58)年に登場した南海電鉄を象徴する特急型車両で、4両編成×2本が配置されています。
conv0025 conv0026
8時19分頃、特急「りんかん」橋本→難波が通過。使用されている31000系は1999(平成11)年に4両編成×1本が製造されています。

/ 10時17分頃、特急「こうや」難波→高野山が通過。全区間の所要時間は1時間25分です。

≪駅からの眺め≫
conv0028
1971(昭和46)年に開業した泉北高速鉄道線は、開業当初から高野線への乗入れ運転が行われています。

私も1975年にこの駅を訪問したことがある懐かしい風景で、当時の駅構内の配線は変わっていないようです。大きな変化というと、駅周辺に高層ビルやマンションが多数見られるところです。
conv0027
3番ホームから和泉中央方向を眺めています。泉北高速鉄道線は高架区間が多く、踏切は画像内にある踏切だけなのだそうです。

つい最近、南海電気鉄道と泉北高速鉄道の両社は、2025年の経営統合に向けて基本合意に達したことを発表し、南海電気鉄道が泉北高速鉄道を吸収合併します。

今後、会社統合による路線や車両管理の一元化の効果により、乗客サービスの向上や運賃の値下げなどを期待したいと思います。




≪(昔) 大阪府都市開発 100系≫
conv0029
1975(昭和50)年 夏、中百舌鳥駅付近の写真です。

当時の線路沿いの眺めは、背の低い一軒家の住宅ばかりが見られ、泉北高速鉄道線は中百舌鳥-栂・美木多が部分開業していました。

写真は準急 難波→栂・美木多で、泉北100系(先頭は586)が使用されています

100系電車は、泉北高速鉄道線の開業に際して30両が製造されましたが、2000年に新型車両に置き換えとなっています。

しなの鉄道 北しなの線の終点駅

(2022年5月)
conv0001
10時42分発、普通 妙高高原→長野が発車時刻となり、前照灯が点灯されました。

1997年にしなの鉄道線が開業、その後の北しなの線の開業で、115系電車が62両譲渡されました。現在はSR1系電車の増備により過半数が置き換えられています。
conv0026 conv0032
「北しなの線」は長野から妙高高原までの路線で、この駅は新潟県内に所在します。

/ 昔風の駅ですが、綺麗に塗装、整備が行われています。

2015年、JR東日本の信越本線(妙高高原-長野)をしなの鉄道へ経営移管。北しなの線は妙高高原-長野間37.3kmで、1日16本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0031
妙高高原エリアの玄関口であるように、駅ホーム脇には高原の可憐な花が咲きます。

/ 駅舎側の1番ホームには、新潟観光の飾りつけがあります。

≪北しなの線 115系≫
conv0007
10時8分、普通 長野→妙高高原が到着しました。

画像の「S1編成」は、しなの鉄道の開業当初からの配属車両で、現在も元気に活躍中のようです。
conv0008 conv0009
駅舎側の1番ホームから、しなの鉄道の115系電車を眺めます。

/ 回転式の「方向幕」が昔懐かしいです。
conv0010 conv0011
115系が登場した当時を思い出す窓配置。当時、ほとんどの近郊型車両はこの窓配置でした。

/ 土日祝に該当する午前中は、異なる形式車両の発着となりました。
9:08発(赤=SR1系200番台)
10:38発(115系)
11:24着 特別快速(青=SR1系100番台)


≪北しなの線 SR1系≫
conv0002
9時8分発、普通 妙高高原→長野が2番ホームに停車中です。

2021(令和3)年、115系電車の後継車両として、200番台(赤)が営業運転に入っています。
conv0013 conv0014
「ウルトラマン」の塗分け感があります。あとはカラータイマーが付けば確定です。

200番台は、しなの鉄道らしさの象徴である「赤」を採用し、社員の地域やお客様に寄せる「情熱」と「暖かさ」を表現しているそうです。
conv0015 conv0016
SR1系200番台(クモハSR111-202)の製造所の銘記があり、頭に「クモハ」がついています。

/ 新潟側「127系」と長野側「SR1系」がホームに並び、長野県側からも新型車が乗り入れます。

≪軽井沢リゾート1号≫
conv0017
11時24分、特別快速「軽井沢リゾート1号」軽井沢→妙高高原が到着、SR1系100番台(ライナー車両)を迎えます。

ライナー車両の「青」は、「高原の風をイメージした濃いロイヤルブルーをベース」としているそうです。
conv0033 conv0028
新潟県の看板列車「雪月花」と顔を合わせたSR1系100番台。長野県側の看板列車「軽井沢リゾート1号」として、観光客の県内誘致に一役買います。

/ 側面のLED表示は「特別快速」表示です。
conv0029 conv0030
隣駅は「黒姫」で、えちごトキめき鉄道側は「関山」です。

/ 駅構内の跨線橋の上から、SR1系とET122形1000番台を見下ろします。

≪駅からの眺め≫
conv0021
1番ホームから直江津方向を眺めています。

しなの鉄道(2番)、えちごトキめき鉄道(3番、1番=臨時)が使用されているように、この駅で長野県側と新潟県側で鉄道会社が分かれています。

そんな分割された様子を感じさせない、昔の「信越本線」時代のような駅の雰囲気です。
conv0022 conv0023
「妙高高原」というように、駅は標高510mの位置にあります。

/ 3番ホームの横に留置線1本と保線エリアがあります。
conv0002
1番ホームから長野方向を眺めています。

ここ数年間はしなの鉄道の経営状態は黒字から赤字へ転落した状態が続き、減便やホーム短縮化、ICカードの導入、黒姫-妙高高原の単線化などの経営改善案が出されているようです。

≪駅からの妙高山≫
conv0025
駅構内から妙高山麓の方を眺めています。この日は山麓の上の方に雲がかかっていて、山の全容は眺めることが出来ませんでした。

そんな中、ほんの一瞬だけ雲の切れ間に山麓の斜面が眺められました。

えちごトキめき鉄道 妙高はねうまラインの終点駅

(2022年5月)
conv0001
9時44分発、快速 妙高高原→直江津です。9時3分に普通 直江津→妙高高原で到着した後、この列車で直江津へ折り返していきます。

この列車にはET127系(V5編成+V7編成)2両×2本が使用されており、V7編成の「妙高山」2454mのシルエットが目を引きます。


conv0002 conv0003
元々はJR東日本 信越本線の駅でしたが、北陸新幹線 金沢延伸に際して並行在来線として、長野県側「しなの鉄道」、新潟県側「えちごトキめき鉄道」に移管されています。

/ この駅は会社境界線として両社の共同使用駅で、えちごトキめき鉄道の管轄駅です。

駅は1888(明治21)年の開業。妙高はねうまライン線は妙高高原駅-直江津間37.7kmで、1日17本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0005 conv0003
隣駅は「関山」で、しなの鉄道側は「黒姫」です。

/ 冬化粧した妙高山の観光案内板。妙高山周辺はリゾート地として、登山、温泉、スキーなどの多彩なレジャーが楽しめ、自然の恩恵がもたらされます。

≪妙高はねうまライン 9:03発≫
conv0006
9時3分、直江津から普通列車が到着しました。

ET127系V5編成はステンレス車体に巻かれていた帯が解かれて、すっきりした外観になっています。
conv0007 conv0009
「日本一のエンタメ鉄道」を目指す銚子電鉄と「トキめく」鉄道を目指すえちごトキめき鉄道、長良川鉄道の3社が姉妹鉄道を締結しているそうです。

/ 妙高はねうまラインの定期列車は3番ホームを使用。2番はしなの鉄道、駅舎側1番は妙高はねうまラインの観光列車、臨時快速などが発着します。

≪妙高はねうまライン 8:44発≫
conv0011 conv0012
8時44分発、普通 妙高高原→直江津はET127系電車6両(2両編成×3本)となり、長い列車がホーム全体に停車します。

/ 中間にはV1編成が連結され、「懐かしの新潟色」ラッピングが目立ちます。

≪臨時快速≫
conv0011

9時37分、臨時快速 直江津→妙高高原が到着しました。

この「413系・455系交直流電車」は日本海ひすいラインの「観光急行」で使用していることは把握していました。

妙高はねうまラインで使用していることは事前に把握せず、山裾の手前に現れた時には驚きました。それも1番ホームに進入していきます。
conv0005 conv0015
昔懐かしい国鉄時代のデザインやカラーリングが凝縮している「413系・455系」です。

/ 画像自体が昔なのか、最近のローカル駅なのか、錯覚しそうなリバイバル車両です。
conv0016
「雪月花」は初代社長の嶋津氏の手腕であるなら、「413系・455系」は2代社長の鳥塚氏の代名詞であると思います。

≪えちごトキめきリゾート 雪月花≫
conv0006
11時16分、この鉄道会社の看板列車「えちごトキめきリゾート 雪月花」が到着しました。「雪月花」には専用のET122形気動車1000番台2両編成が使用されています。

日本海ひすいラインで使用されているET122形一般形と、エンジンなどの主要機器が同一でありながら、魅力的な観光車両を導入していることに第三セクター会社の挑戦のようなものを感じます。
conv0018 conv0019
丸みを帯びた赤い車体は、冬の越後路でも暖かく眺められ、白雪積もる沿線で映える外観です。

/ 一部がハイデッカー構造で、車内からだけでなく車両を外から見ても眺望に優れた大きな窓ガラスです。
conv0020
駅舎側の1番には「雪月花」が停車し、3番には12時7分発の普通 直江津行が停まります。

妙高山麓「はねうま」&日本海沿岸「ひすい」を走破する「雪月花」は、上越地方の観光誘致に貢献する魅力的な観光列車であると思います。

≪駅からの眺め≫
conv0021
2番ホームから直江津側を眺めます。通常、このホームはしなの鉄道で使用されます。

長野県、新潟県で鉄道会社が分かれ、信越本線時代のようにこの駅を通り抜ける列車はありませんが、信越本線時代の駅の雰囲気はそのままのように思います。
conv0022 conv0023
3番ホームから直江津方向を眺めます。「はねうまライン」の始発駅に相応しく、山麓の緑と直線のレールが印象的です。

/ 1番ホームに備え付けられている「雪月花」の幟。
conv0024 conv0025
2番、3番の島式ホームは日の光で明暗で分かれます。ベンチや古い柱が山の駅を引き立てます。

/ 1番ホームから長野方向を眺めます。えちごトキめき鉄道の名物列車も魅力ですが、この駅にしなの鉄道が乗り入れることも楽しみの1つです。
conv0026
1番ホームから直江津方向を眺めています。1番ホームに入線する「臨時快速」や「雪月花」が今も目に焼き付いています。

土日祝の朝から昼前にかけてこの駅に滞在していると、多彩な観光列車だけでなく、カラフルなラッピングを施した定期列車が行き来し、時間が経つのを忘れてしまいます。

但し「テツ」系でないと退屈かもしれません。

JR東日本 日光線の終点駅

(2017年12月・2022年12月)
conv0001
7時52分発 普通 日光→宇都宮が停車しています。日光線の車両は、2022年3月からE131系600番台が導入されています。

毎時1~2本の運行で、基本的には駅舎側の1番ホームが使用されていますが、日中の一部列車は2番ホームに発着しているようです。
conv0001 conv0002
現在の駅舎は1912(大正元)年に落成した2代目のもので、「TRAIN SUITE 四季島」がこの駅に停車することになり、2017年に駅舎の改修工事が行われています。

/ 1997年、「明治時代の面影を残す白亜の木造建築の駅」という選定理由で「関東の駅百選」に選ばれています。

駅は1890(明治23)年の開業。日光線は宇都宮駅-日光間40.5kmで、毎時1~2本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0002 conv0001
1番ホームにある駅名標は、お洒落にリニューアルされています。隣駅は「今市」です。

/ 1番ホームにある「貴賓室」。普段は非公開ですが、シャンデリアと大理石製の暖炉が備えられているそうです。
conv0003 conv0004
かつて駅舎2階には一等車利用者用待合室「ホワイトルーム」があり、現在は駅ギャラリーとしてその空間を一般公開しています。

/ 1番ホームの照明や時計などは2017年の改修工事で改められています。
conv0008 conv0009 conv0010
この駅は相対式ホーム2面2線を有しており、駅舎側が1番ホームになります。

/ 通常時は普通列車の線内折り返し運転ですが、「TRAIN SUITE 四季島」、修学履行シーズンの専用列車、その他臨時列車の運転があります。

≪日光線 2022年≫
conv0011
7時44分、普通 宇都宮→日光が到着しました。(E131系600番台)

E131系600番台は3両編成×15本が導入され、東北本線(小山-黒磯)と日光線で使用しています。
conv0012 conv0013
行先表示器は、フルカラーLEDが採用されています。

/ かつて2番ホームの反対側にあった3番ホームが撤去され、現在は相対式ホーム2面2線になっています。
conv0016 conv0017
E131系(クハE130-605)のサイドビュー。宇都宮市の火焔太鼓の山車をイメージした黄色と茶色のツートンカラーを採用しています。

/ 8時48分発、普通 日光→宇都宮を2番ホームから眺めます。
conv0018
8時48分、宇都宮へ向けて普通列車が発車しました。この先には急な下り坂が視認できます。

≪日光線 2017年≫
conv0019
16時ジャスト発、普通 日光→宇都宮が発車の時刻です。(Y6編成)

使用されていた「205系600番台」は、小山車両センターに4両編成×12本が所属し、そのうち4本が日光線で使用されていました。(Y2、Y3、Y6、Y10)
conv0022 conv0020 conv0021
「日光線」仕様の205系。

/ 「クハ204-602」新製・改造の記録。
製造銘板(平成元年 川崎重工) / 改造銘板(平成25年 大宮総合車両センター)

/ 205系の行先表示が懐かしいです。205系600番台はE131系に置き換えられ、廃車となっています。
conv0023 conv0024
16時41分発、普通 日光→宇都宮(Y2編成)。

/ 16時発の普通列車が宇都宮へ向けて発車していきました。(Y6編成)

≪駅からの眺め≫
conv0025
2番ホームから車止め方向を眺めると、機関車の機回し線が残っています。

東武日光線の高架下の先までレールが続き、1番側は車止めの手前までホームが延びています。
conv0026 conv0027
駅構内に架かる歩道橋。昔は3番ホーム、多数の側線や留置線があったようです。

/ 1番ホームから車止め方向を眺めます。斜めにかけられた架線柱が特徴的です。
conv0029 conv0030
停車中のE131系電車の上方に、大正元年に落成した駅舎が眺められます。

/ 「何でJRの車両がJRの駅に到着しないの?」と、この駅で眺めていると違和感を感じます。16時39分発、特急「日光8号」東武日光→新宿で使用する車両の送り込み回送です。

昔は東武と国鉄の「日光詣」競争が激しかったですが、運賃と所要時間で有利な東武鉄道(東武日光-栗橋)と、新宿へのアクセスが可能なJR線(栗橋-新宿)を経由する(コラボ)特急です。
conv0031
2番ホームから宇都宮方向を眺めると、左側に留置線が1本あります。

「日光詣」競争に敗北したJR日光線ですが、いつか日光線オリジナルの観光列車が登場することを期待しています。
conv0028
跨線橋の上から眺める日光の山々の眺めです。

低い雲が一定の高度に張り出していましたが、雪の積もりつつある山を眺めて、冬の険しさや山々の神々しさを密かに感じていました。

伊勢鉄道 伊勢線の終点駅

(2018年8月・2022年3月)
conv0003
12時43分発、普通 津→四日市、伊勢線の車両が1番ホームに停車中です。

伊勢線は関西本線 名古屋方面と紀勢本線の津以南を短絡線で結ぶ目的で、1973(昭和48)年に国鉄 伊勢線として開業。1987(昭和62)年に伊勢鉄道(第三セクター)へ経営移管しています。
conv0002 conv0003
ご存じの通り日本一短い駅名で、三重県の県庁所在地の津市の中心駅です。(2018)

/ 伊勢線の開業で、それまで亀山経由だった四日市-津は従来より約9km短縮され、亀山駅での列車の方向転換が不要になっています。

駅は1891(明治24)年の開業。伊勢線は津-河原田間22.3kmで、毎時1~3本の運行。1987(昭和62)年に伊勢線(国鉄)から伊勢鉄道に転換されています。(引用:Wikipedia)
conv0005 conv0004
伊勢鉄道の普通列車は1番ホームに発着します。

/ 1番ホームは2番ホームの四日市側を切り欠いています。(2018)

≪伊勢線≫
conv0006
12時43分発、普通 津→四日市には、2003(平成15)年から全4両が製造された「イセⅢ型気動車」が使用されています。
conv0007 conv0008 conv0009
日本一短い駅名「津」の駅名標。隣駅は「東一身田」です。

/ 1番ホームに停車中のイセⅢ型の先に車止めが見えます。

/ イセⅢ型(イセ103号車)には3本の青帯があり、「三重の海」を表現しているそうです。
conv0010
ステンレスの車体が光を反射して綺麗です。(2018)

以前の伊勢鉄道の車両より車体長が長くなり18mになっています。
conv0001 conv0002
1番ホームの左側には、1973(昭和48)年に開業した津駅ビル「CHUM」があります。

/ 12時43分発の四日市行が発車していきます。全区間の所要時間は36分(22.3km)です。

≪JR紀勢本線 特急≫
conv0013
14時発、特急「南紀5号」名古屋→紀伊勝浦、河原田からこの駅まで伊勢線経由で運転されます。(キハ85系)
conv0014 conv0015
キハ85系気動車はHC85系に置き換えられ、今年6月で「南紀」の運用から外れています。

/ 駅名標、ポスター、椅子がまとまって設置されていました。

≪JR紀勢本線≫
conv0016
7時44分発、快速「みえ2号」伊勢市→名古屋。(2018)

キハ75系気動車は、1993(平成5)年に登場し40両が製造されています。
conv0018 conv0017
13時4分発、快速「みえ12号」鳥羽→名古屋が3番ホームに停車中です。

同列車が名古屋へ向けて発車、全区間の所要時間は1時間59分です。
conv0019
7時25分発、普通 亀山→伊勢市(キハ25形気動車)は紀勢本線 亀山から参宮線 伊勢市へ向かいます。(2018)
conv0020 conv0021
同列車の行先表示。(2018)

/ 8時2分発、普通 亀山→伊勢市(キハ25形)、全区間の所要時間は1時間33分です。 (2018)

≪駅からの眺め≫
conv0022
2番ホームから新宮方向を眺めると、標準軌の近鉄名古屋線が右側に並行しています。

三重県の県庁所在地「津」に相応しく、3路線が乗り入れるターミナル駅となっています。
conv0023 conv0024
2番ホームからは3番と4番ホームの奥に近鉄の駅が眺められます。

/ 2番ホームから新宮側を眺めています。紀勢本線と近鉄線を跨ぐ長い歩道橋が特徴的です。
conv0027 conv0025
2番ホームから名古屋方向を眺めると、近鉄線が紀勢本線(伊勢線)を跨いでおり、ちょうど近鉄特急が通過中です。

/ 跨線橋は駅ビル、JR、近鉄を結んでいます。

≪近鉄名古屋線≫
conv0003
13時45分発、近鉄特急「ひのとり63号」近鉄名古屋→尾坂難波が5番ホームに停車中です。

全区間の所要時間は2時間8分(189.7km)です。
conv0032 conv0033
同列車(80000系)が発車していきます。

/ 13時発、近鉄特急 近鉄名古屋→賢島です。全区間を2時間7分で走破します。

≪伊勢鉄道と紀勢本線 分岐点≫
conv0035
津駅から四日市側1.5km程の所にある紀勢本線と伊勢線の分岐点です。(踏切付近から撮影)

橋桁をくぐって真っすぐなのが紀勢本線、右へカーブするのが伊勢線です。特急「南紀」、快速「みえ」は伊勢線を経由しており、現在では幹線と称する区間が伊勢線に移行しています。

JR東日本 磐越東線・磐越西線の終点駅

(2021年11月)
conv0001
15時45分発、快速「あいづ」郡山→会津若松です。この定期快速列車にヘッドマークが取り付けられていました。(1番ホーム)

2020年3月、郡山-会津若松の快速7往復のうちの3往復が快速「あいづ」とされ、指定席が設定されています。
conv0002 conv0003
夕暮れ時の駅舎。文字を照らす照明に「駅名」がくっきり浮き出ていました。

/ JR郡山駅直結の「エスパル郡山」。地酒を楽しめるレストランやお土産、ファッションなどの様々な店舗が入居する「仙台ターミナルビル」が運営する施設です。

駅は1897(明治30)年に開業。磐越東線はいわき-郡山間85.6kmで1日15本の運行、磐越西線は郡山-新津間175.6kmで1日18本の運行。(引用:Wikipedia)

≪磐越東線≫
conv0004
14時56分、普通 いわき→郡山が到着しました。(キハ111-101、キハ112-108)

全線(郡山-いわき)を直通で運転する列車は5往復のみで、残りの10本が小野新町までの区間運転です。
conv0005 conv0006 conv0007
磐越東線は6番ホームに発着します。

/ 隣駅は「舞木」です。

/ 「いわき」までの所要時間は1時間30分です。(郡山15:12発)
conv0008
15時12分発、普通 郡山→いわきが発車を待ちます。(6番ホーム)

1991(平成3)年に旧型気動車の置き換えのため、キハ110系気動車が配置され、現在は郡山総合車両センター 郡山派出所に所属しています。

磐越西線
conv0009
15時19分、快速「あいづ」会津若松→郡山が到着しました。

折り返し、15時45分発の快速「あいづ」となります。終点の会津若松まで1時間5分の行程です。
conv0010 conv0011 conv0012
E721系P12編成(仙台車両センター 所属)の「E720-12」には、指定席車両としてリクライニングシートが設置されています。

/ 隣駅は「郡山富田」で、東北本線の隣駅は福島側「日和田」、新白河側「安積永盛」です。

/ 14時42分着の普通列車は4両で到着しました。
conv0013 conv0014
14時42分、普通 会津若松→郡山が到着しました。全区間の所要時間は1時間16分です。

/ 11時38分発、普通 郡山→会津若松はE721系4連での運転です。

東北本線
conv0015
11時50分発、普通 郡山→新白河は2番ホームに停車中。701系(F-22編成)2両での運転です。
conv0016 conv0017
同列車はワンマン運転です。

/ 15時41分発、普通 郡山→福島は5番ホームに停車中。E721系4連での運転です。

東北本線(水郡線)
conv0018
11時59分発 郡山→常陸大子は、切り欠き3番ホームに停車中です。(キハE131-5、キハE132-5)

この普通列車は臨時列車のため、運転がない日があります。
conv0019 conv0020 conv0021
3番ホームは2番ホームの新白河側を切り欠いています。

/ 3番ホームの車止め。

/ 3番ホームは水郡線の乗り場です。
conv0024
15時17分、普通 常陸大子→郡山が到着しました。(臨時)

水郡線は1駅手前の「安積永盛」までの路線ですが、全列車が東北本線に乗り入れます。
conv0022 conv0023
15時55分発、普通 郡山→水戸です。(キハE131-9、キハE132-9)

全線を直通運転する普通列車は6本で、この列車の水戸までの所要時間は3時間10分です。

JR貨物
conv0025
6番ホームの新白河側にはEH500-76、EH500-16が留め置かれていました。

この駅から日本オイルターミナル郡山営業所へ続く専用線があり、千葉、川崎、仙台からの石油輸送が行われています。
conv0026 conv0027
「ECO-POWER 金太郎」の愛称を持ちます。

/ 通過する貨物列車を待ち受けていたら2次形の「EH500-4」でした。2次形の外観上の特徴は、外装色が赤紫色でやや暗く、前面の白い帯は側面に回り込んでいます。

駅からの眺め
conv0028 conv0029
1番ホームから新白河側を眺めています。切り欠き3番ホームは水郡線用として使用されています。

/ 1番ホームから福島側を眺めます。東北本線と並走する磐越東線と磐越西線はほぼ同じ地点で東北本線と分かれていきます。
conv0032 conv0031
列車の中から「郡山総合車両センター」を撮影。昔は「郡山工場」と言っていました。

/ 6番線の横には広いヤードが広がり、石油輸送の貨車に機関車の付け替えを行っているようです。

≪車内からの眺め≫
conv0033
安積永盛へ向かうために11時59分発 常陸大子行に乗車します。3番ホームは新白河側の先端にあるので構内の配線が良く眺められます。(キハE131-5)

この駅は東北新幹線、東北本線に加えて非電化3路線が分岐しており、福島県の浜通り、中通り、会津地方の乗換駅として、福島県内の交通の要衝です。

JR西日本 木次線の終点駅

(2023年10月)
conv0001
8時39分、普通 出雲横田→宍道が到着しました。

木次線の定期旅客列車には「キハ120形気動車」0番台5両、200番台3両(後藤総合車両所 出雲支所 所属)が使用されています。
conv0002 conv0003
1909(明治42)年、山陰本線が松江からこの駅まで延伸された際にこの駅が開業。

現在の木次線の一部である「宍道-木次」は、1916(大正5)年に簸上(ひかみ)鉄道 簸上鉄道線として開業しています。

駅は1909(明治42)年の開業。木次線は宍道-備後落合間81.9kmで、1日10本の運行。(引用:Wikipedia
conv0004 conv0005
木次線は芸備線との接続駅である「備後落合」に至る路線ですが、芸備線(備中神代-備後庄原)の部分廃止の話が浮上しており、木次線の存続についても気になるところです。

/ 木次線は「陰陽連絡路線」の1つであることから、駅構内には「広島方面」の乗換え表示があります。
conv0001 conv0004
駅舎側の1番ホームは、主に山陰本線 上り(米子)方面の列車が停車しますが、下り対向列車が通過列車と停車列車の行き違いの場合は、下り通過列車が1番に入ります。

/ 駅舎(事務室)に表示されている「木次線 ③番のりば」案内です。

≪8:12発 普通 米子→西出雲≫
conv0009
8時12分発、普通 米子→西出雲が2番ホームに停車中です。

先月、この列車に乗車して松江からこの駅に到着しました。今年で運行が終了する「奥出雲おろち号」との初対面を中心に、この駅に降り立ってからおおよそ3時間「終点駅テツ」活動を行いました。

≪8:22着 普通 松江→宍道≫
conv0010
8時22分、普通 松江→宍道の到着です。

朝方、木次線 出雲横田から山陰本線 松江へ直通運転される列車が設定されており、復路としてこの駅まで戻ってきます。

出雲横田5:30発→松江7:40着 / 松江7:58発→宍道8:22着
conv0011 conv0012
松江からの列車は3番(木次線)ホームに到着。キハ120形気動車2連(5号車+6号車)で運転されています。

/ 松江から到着した列車は、松江側にある留置線へ引き上げていきます。

≪8:42発 特急「やくも10号」 出雲市→岡山≫
conv0014 conv0042
1982(昭和57)年に伯備線、山陰本線(伯耆大山-西出雲)の電化が完成したことにより、特急「やくも」に381系電車が投入されています。

2007(平成19)年、381系電車の座席などの大規模な更新工事を開始。塗装が薄紫色地に青紫、白、赤紫の帯を配したカラーリングに代わり、「ゆったり やくも」にリニューアルされています。

≪8:39着 普通 出雲横田→宍道≫
conv0050
8時39分、普通 出雲横田→宍道が到着しました。(キハ120-1)

木次線のキハ120形4両には、「次へつなごう、木次線。RAIL is BATON」ラッピングが施されており、1号車もその中の1両です。

それぞれ4両のカラーリングは異なっていますが、1号車はレモンイエロー&シルバーの取り合わせでフレッシュ感に溢れていました。
conv0019 conv0018
JR西日本のローカル非電化路線で使用されている「キハ120形気動車」。そのトップナンバー「キハ120-1」とここで出会うことが出来ました。

/ キハ120形の地域色とは全く雰囲気の違うカラーで、「木次線」のイメージが一変です。
conv0021 conv0020 conv0022
JR西日本 非電化ローカル線に投入される「キハ120形気動車」は89両が製造されていますが、トップナンバーが木次線に配置されていることに更なる魅力を感じます。

/ 「バトンをつなぐ」木次線をいつまでも残していって欲しいです。

/ 隣駅は「南宍道」です。

≪8:51発 特急「スーパーまつかぜ1号」 鳥取→益田≫
conv0051
8時51分発、特急「スーパーまつかぜ1号」が到着しました。

「スーパーまつかぜ」は山陰本線内だけの区間設定で、「スーパーまつかぜ1号」は日本海沿岸の鳥取と益田間284.2kmを3時間50分で結びます。

2001(平成13)年、キハ187系0番台は山陰本線 安来-益田間の高速化事業で登場し、鳥取県と島根県の各都市間を結ぶ列車に使用されます。

≪8:59発 普通 出雲市→米子≫
conv0016 conv0043
山陰本線の隣駅は松江側「来待」、出雲市側「荘原」です。

/ 8時59分発、山陰本線 上り普通列車が到着しました。(キハ126系12号車+1012号車)

2003(平成15)年、山陰本線高速化事業の一環でから画像のキハ126系気動車2次車が製造されています。

≪9:28発 観光列車「奥出雲おろち号」 出雲市→備後落合≫
conv0044
9時17分、出雲市から「奥出雲おろち号」が到着しました。

当初の運転区間は往復とも木次-備後落合でしたが、2010(平成10)年から日曜日を中心に往路始発駅を「出雲市」として延長運転しています。

「DE10-1161」を先頭に、山陰本線出雲市側から「奥出雲おろち号」が姿を現してきました。
conv0025 conv0026
今では貴重な存在の12系客車は「スハフ12-801」「スハフ13-801」の2両が使用されています。後部に連結される「スハフ13-801」には運転室が新設されているため、機関車が編成の後ろ側にあっても推進運転が可能です。
conv0045 conv0046 conv0047
「スハフ13-801」の前面の左側には運転室が新設されています。

/ 左側は展望スペースとなっており「1999年 しまね景観賞 優秀賞」の受賞歴が記録されています。

/ 「スハフ13-801」の全面には、ヘッドライト、スカートなどが設置されており、ユニークな感じです。
conv0032 conv0029
「スハフ13-801」の客室部分は窓のないオープン構造です。

/ 手作り感いっぱいのテーブルと椅子が柔らかい車内の雰囲気を醸し出します。
conv0049 conv0048
「奥出雲おろち号」はこの駅に11分間停車した後、本来の運転区間である木次線に向けて発車していきました。

/ この駅から編成の最後部となる「DE10-1161」。この面白い編成の観光列車は今年11月23日で引退することが決まっていて、とても残念です。

≪9:45 特急「やくも12号」 出雲市→岡山≫
conv0034
貴重な夜行寝台電車「サンライズ出雲」東京→出雲市と特急「やくも12号」の交換風景です。

381系電車は2024年春以降に273系電車が登場することから、徐々に置き換えが実施される予定です。

≪9:46発 特急「サンライズ出雲」 東京→出雲市≫
conv0035 conv0036
特急の発着があっても、次の木次線の発車は1時間以上先です。

/ 「サンライズ出雲」には1998(平成10)年に登場した285系電車が使用されており、全区間の所要時間は12時間3分です。

≪駅からの眺め≫
conv0037
島式1面2線の2番ホームから松江方向を眺めています。

この駅は松江駅から特急で15分程の所にあり、駅名の通り付近に「宍道湖」がありますが、駅からは眺められません。
conv0040
2番ホームから出雲市方向を眺めています。

この日は日曜日で、出雲市発の「奥出雲おろち号」が木次線ホーム(3番)へ到着します。列車が渡り線を通過するシーンを楽しみにしながら、列車の到着を待ちます。
conv0038 conv0039
3番ホームから木次線方向を眺めています。木次線は3番ホームからの発車ですが、山陰本線の列車も入線可能です。(但し3番は非電化です)

/ 昔、使用していたホームの所に、木次線の「0キロポスト」があります。ここから81.9kmの超ローカル「木次線」が始まります。

宍道→備後落合の全線を運行する普通列車は1日2本で、所要時間は3時間22分、3時間3分と超ローカルです。




≪(昔) C56-108≫
conv0041
1975(昭和50)年 夏に訪れた時の「町民公園」です。(現在は雲南市木次町の所在です)

1937(昭和12)年、三菱重工業神戸造船所で製造された「C56-108」は、米子機関区 木次支区に新製配置されました。

1971年、木次線での荷物・貨物の取り扱いは主要駅を除いて廃止され、長年活躍した木次線から離れて、浜田区へ転出していきました。

1974(昭和49)年、浜田区で廃車となり、同年に木次町「町民公園」に保存されています。(木次駅から1km程離れた所)

私が「C56-108」と出会ったのは保存された翌年で、まだピカピカの状態でした。木次線が全線開通した年に新製された「C56-108」が、生涯の大半を木次から離れることなく活躍したことに頭が下がる思いです。

IGRいわて銀河鉄道 いわて銀河鉄道線の終点駅

(2022年6月)
conv0001
16時43分発、普通 盛岡→八戸がトンネルを抜けて駅に接近してきました。

青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道の701系は、同じ形式車両でありながら、カラーリングの工夫で違った印象を受けます。
conv0020 conv0025
青い森鉄道(青森県)、IGRいわて銀河鉄道(岩手県)ともに、この駅を始発・終着とする列車はありません。訪問時点での盛岡方面の運転本数は10本でしたが、現在は9本です。

/ 昔は駅員が配置されていたということで大きな駅舎が象徴的ですが、日中は人影がまばらです。
conv0023 conv0024
駅待合室から築堤上のホームまでは地下道のような通路を通り、階段を登ります。

/ 日向ぼっこに良さそうな駅舎正面のベンチ。実際、幼友達のようなお婆ちゃんが2人、ここに座って楽しそうにお喋りしていました。
conv0006 conv0007
西側にある駅舎の反対側にも駅の出口がありました。

/ 東側の「おかって」のような出口の外を眺めると、畑や林ばかりが広がっていました。

≪いわて銀河鉄道線≫
conv0008
16時43分発、普通 盛岡(IGRいわて銀河鉄道)→八戸(青い森鉄道)がトンネルから出て、ちょうど馬渕川に架かる橋梁上を走ります。

この馬淵川が県境で会社境界線があり、この駅を共同使用駅として両鉄道会社が相互に乗り入れます。
conv0009 conv0010
隣駅は「金田一温泉」で、青い森鉄道の隣駅は「三戸」です。

/ IGRいわて銀河鉄道7000系は、JR東日本から譲受された701系と新造車を合わせた2両編成×7本を所有しています。
conv0011 conv0012
2番ホームから盛岡方向を眺めます。IGRいわて銀河線の全区間にあたる盛岡までの所要時間は、1時間31分(2023年15:47発)です。

/ 岩手県の車両がこの駅から青森県へ乗り入れていきます。
conv0013
2番ホームから青森方向を眺めます。

日中の運転はおおよそ2時間に1本の時間帯となり、この日はIGRいわて銀河鉄道の車両の待ち受けはこの1本だけです。

≪JR貨物≫
conv0014 conv0015
青森県側から上り線を通過する貨物列車です。

昔はED75形の重連運転が設定されていましたが、現在はEH級の電気機関車(EH500形)が力強く牽引します。

≪駅からの眺め≫
conv0016
駅の背後には里山が眺められます。周辺には田畑や林が広がり、民家が点在しています。

現在では2両編成の普通電車が行き交いますが、昔の名残で長いホームが設置されています。
conv0017 conv0018
1番ホーム(下り)側から2番ホームを眺めると、築堤上にホームがあることがわかります。

/ 2番ホーム(盛岡方面)のホームには、意外と広い待合室があります。
conv0019
16時38分発、青い森鉄道の車両が岩手県側へ乗り入れていきます。

1967(昭和42)年、金田一(現 金田一温泉)-目時の電化の際に路線変更が行われ、この駅が移転されています。

青い森鉄道 青い森鉄道線の終点駅

(2022年6月)
conv0001
16時38分発、普通 八戸(青い森鉄道)→盛岡(IGRいわて銀河鉄道)が発車していきます。

この駅のすぐ南側を流れる馬淵川が青森県と岩手県の県境上の会社境界線となっており、目時駅は青森県側に所在することから青い森鉄道の管轄になっています。
conv0002 conv0003
元々、JR東日本の駅でしたが、2002(平成14)年に東北新幹線(盛岡-八戸)延伸開業に伴い、並行在来線として経営分離が行われています。

/ 青い森鉄道(青森県)、IGRいわて銀河鉄道(岩手県)ともに、この駅を始発・終着とする列車はありません。

駅は1948(昭和23)年の開業。青い森鉄道線は目時-青森間121.9kmで、1日11本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
八戸方面の運転本数は12本(訪問時点)の表示ですが、現在は11本です。

/ 住民輸送や通学を目的とした「三戸町コミュニティバス」の運行が1日数本あります。
conv0006 conv0007
築堤上にホームがあることから、改札口からの通路を通って階段を登ります。

/ 過去には駅員の配置があったことから、比較的大きな駅舎を備えています。

≪青い森鉄道線≫
conv0008
16時38分発の電車が到着です。何やら黄色とピンクの可愛らしい電車が近づいてきます。

この列車には「11匹のねこ」ラッピング施工された701系(700-7、701-7)が使用されていました。

八戸-青森、三戸-八戸の運用に入ることが多いようで、盛岡行の運用で出会えてラッキーです。
conv0001 conv0002
隣駅は「三戸」で、IGRいわて銀河鉄道側は「金田一温泉」です。

/ 駅名標には青い森鉄道のロゴマークがあります。駅に特徴のある表示物が少ないので、駅名標を反対側からも撮ります。

青い森鉄道は全列車がワンマン運転です。
conv0011
日中の運転はおおよそ2時間に1本の時間帯となり、この日は青い森鉄道の車両の待ち受けはこの1本だけです。

青い森鉄道の701系は2両編成×9本あり、ほかにJR東日本のE721系をベースとした703系2両編成×2本が所属しています。
conv0012 conv0023
後ろ側のピンクの車両もしっかり画像に収めます。

八戸までの所要時間は27分(2023年16:43発)です。

/ ホームにある業務用の施設には「開業20周年」の幟があります。

≪JR貨物≫
conv0020
15時56分頃、JR貨物の上り貨物列車が高速で通過します。

JR貨物の貨物運行は青い森鉄道の経営にプラスとなっているようです。
①青い森鉄道線の線路使用料
②北海道新幹線開業後は青森地区での貨物列車の機関車交換に関する業務の受託など

≪駅からの眺め≫
conv0021 conv0022
1番ホームから青森方向を眺めています。この駅の周辺では並行する馬淵川が大きく蛇行しており、鉄道が橋梁で交差するポイントが数か所あります。

/ 2番ホームから青森方向を眺めています。駅の手前が左カーブになっており、正面の里山の緑が奇麗な背景になっています。
conv0017
同じく、2番ホームから青森方向を眺めると、駅の手前が左カーブになっており、正面の里山の緑が自然溢れる背景です。

この駅から青森まで伸びる「青い森鉄道」は路線距離121.9kmを持つ、第三セクター鉄道としては日本で2番目に長い鉄道会社です。

≪目時-八戸 開業20周年≫
conv0018 conv0019
駅に掲示されていた「開業20周年」を祝うポスター。

青い森鉄道線(目時-八戸)は最初に開業した区間で、2022年に開業して20年を迎えます。

JR東日本 弥彦線の終点駅

(2016年8月・2018年7月・2019年9月・2022年5月)
conv0002
12時10分発、普通 東三条→弥彦が発車を待ちます。弥彦線は信越本線(在来線)と上越新幹線 燕三条駅を結びますが、運転本数は多くありません。(2018)

E127系電車は、1995(平成7)年から製造が開始され、新潟向けの0番台は2両編成×13本が製造されています。(画像はV13編成)
conv0028
1916(大正5)年、弥彦線は越後一の宮である彌彦神社への参詣鉄道として、越後鉄道により弥彦-吉田が開業。その後、越後線と信越本線を連絡する目的で東三条まで延伸されています。

2016(平成28)年、北口の外観改装工事が完成しています。

駅は1897(明治30)年の開業。弥彦線は東三条-弥彦間17.4kmで、平日は12本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0003 conv0029
北口改札口にある「弥彦線」の乗り場案内には、鳥居が描かれています。

/ 改札口を入ると、信越本線と弥彦線の発車案内板と1番と0番ホームの案内板があります。
conv0006 conv0005
0番ホームは、1番ホームの長岡側を切り欠いており、駅舎の手前でレールが終わっています。

/ 弥彦線の時刻表は紫色側で、1日14本が設定されています。

≪弥彦線≫
conv0007
 8時55分発、普通 東三条→吉田が0番に停車中です。

2018年、2019年にこの駅を訪れた時はE127系でしたが、2022年はE129系に代わっていました。
conv0009 conv0008
0番ホームの存在は、ローカル支線的な終点駅のイメージを膨らませます。

/ 9時18分、普通 吉田→東三条が姿を現しました。
conv0011 conv0010
2019年に訪れた時は、優しそうな表情のE127系(V12編成)でした。(2019)

/ 0番ホームに停車中の弥彦線電車の先に車止めが見えます。(2016)
conv0012 conv0013
「V12」と「V13」編成は新潟車両センターに配置されていましたが、新潟地区から消滅しています。

現在、E127 系0番台は、10本がえちごトキめき鉄道へ譲渡され、1本は事故廃車、残る2本(V12、V13)は昨年まで新潟地区で活躍していましたが、今年5月に南武線浜川崎支線へ移籍しています。(2019)

/ 弥彦線はこの先の五十嵐川の手前で、右にカーブしていきます。(2019)

≪信越本線 特急≫
conv0014
11時57分発、特急「しらゆき3号」新井→新潟です。(2019)

特急「しらゆき」は、新井・上越妙高と新潟を結び、全区間とも新潟県内を運転しています。(E653系)
conv0015 conv0016
4両編成のうち普通車の座席指定車が2両連結されています。

/ 8時54分発、特急「しらゆき1号」新井→新潟の到着です。

≪信越本線≫
conv0017
12時9分発、普通 長岡→新潟は、全区間を1時間13分で走破します。
conv0018 conv0019
11時55分発、普通 新潟→長岡が発車していきます。(3番ホーム)(2019)

/ 隣駅は「北三条」、信越本店新潟側「保内」と信越本線直江津側「三条」です。
conv0020 conv0021
2番、3番ホームにはしっかり固定された椅子が設置されていました。

/ 8時30分発 普通 新潟→長岡が発車します。
conv0023 conv0022
9時33分発、普通 新潟→長岡は1番ホームに停車します。

/ 2番ホームに発着する列車は、朝に運転される弥彦線の1本のみのようで、3番ホームは信越本線 直江津方面の列車が発着します。

≪駅からの眺め≫
conv0024
2番ホームから新潟方向を眺めると、隣駅「保内」までほぼ真っすぐにレールが伸びています。
conv0025 conv0026
3番ホームから南口駅舎から跨線橋が繋がっている様子が眺められます。

/ 3番ホーム横にある側線の直江津側には保線エリアがあります。
conv0027
信越本線 直江津方向を眺めています。信越本線は下り線が真っすぐで、上り線がカーブする不均衡な眺めです。登り傾斜の向こうには五十嵐川の橋梁があります。

構内の配線を眺めると、弥彦線は0番ホームに加えて1番と2番に進入可能であることがわかります。

近畿日本鉄道 鈴鹿線の終点駅

(2022年3月)
conv0002
10時17分発、平田町行の発車時刻です。鈴鹿線の終点 平田町までは11分(8.2km)です。

平日朝に近鉄四日市(名古屋線)から直通運転の急行 平田町行が1本だけ設定されていますが、他は鈴鹿線内を折り返し運転するワンマン運転の普通電車のみの運転です。
conv0002 conv0023
鈴鹿線は神戸城の城下町だった神戸町(現 鈴鹿市の一部)に通じる支線として建設され、のちの1950年代に工場誘致施策が進展したことから、1963(昭和38)年に鈴鹿市-平田町が延伸開業しています。

/ 鈴鹿線の電車は、主として駅舎側の4番ホームに発着します。

駅は1917(大正6)年の開業。鈴鹿線は伊勢若松-平田町間8.2kmで、毎時2~4本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0030 conv0031
鈴鹿線は途中駅3駅の支線で、全線が鈴鹿市内に所在しています。

/ 白い駅舎内が駅構内を明るい雰囲気にしています。

≪鈴鹿線≫
conv0006
10時13分、普通 平田町→伊勢若松が到着し、この駅で折り返し運転になります。(4番ホーム)

1979(昭和54)年に製造された2000系(2011F)で、ワンマン対応の3両編成が使用されています。
conv0007 conv0008
隣駅は「柳」、名古屋線伊勢中川側「千代崎」と名古屋線名古屋側「箕田」です。

/ 4番ホームに到着した鈴鹿線の電車は、平田町へ折り返していきます。
conv0002 conv0001
4番ホームの名古屋寄りには、鈴鹿線の電車のための引き上げ線(有効長3両編成)があります。

/ 9時44分、普通 平田町→伊勢若松(右=4番)、普通 津新町→近鉄名古屋(左=3番)が駅に接近してきます。

≪名古屋線≫
conv0011
9時55分発、急行 伊勢中川→近鉄名古屋が到着しました。(3番ホーム)全区間の所要時間は1時間22分です。
conv0012 conv0013
10時2分発、普通 近鉄名古屋→津新町が到着です。

この駅で4分間の停車を行い、特急電車の通過のために退避しています。
conv0014
10時9分発、急行 近鉄名古屋→五十鈴川が発車し、次の停車駅「白子」へ向かいます。

この急行電車は、名古屋線、山田線を経由し、宇治山田から1駅だけ鳥羽線に入り、五十鈴川に向かいます。
conv0015 conv0016
10時55分発、急行 松阪→近鉄名古屋が発車しました。

/ 11時9分発、急行 近鉄名古屋→松阪の発車です。(2番ホーム)

≪名古屋線 特急≫
conv0017
9時35分頃、特急「ひのとり8列車」大阪難波→近鉄名古屋が通過。2019(平成31)年に登場したメタリックレッドの80000系が使用されます。

「甲特急」の途中停車駅は、大阪上本町、鶴橋、大和八木、津の4駅で、全区間の所要時間は2時間9分です。
conv0018 conv0019
9時46分頃、名伊特急「伊勢志摩ライナー」近鉄名古屋→賢島が通過。

/ 10時過ぎ頃、名阪特急「アーバンライナー」近鉄名古屋→大阪難波ではないかと思われます。(若干、通過時間が早いです)
conv0021 conv0020
11時1分頃、名伊 観光特急「しまかぜ」近鉄名古屋→賢島の通過。2012(平成24)年に登場したクリスタルホワイトとファインブルーの爽やかなイメージの50000系が使用されます。

/ 10時59分頃、名伊特急 賢島→近鉄名古屋が通過します。

≪駅からの眺め≫
conv0022
駅舎側の4番ホームから名古屋方向を眺めています。本線の左側には鈴鹿線の引き上げ線があり、3両編成までが収容可能となっています。

主要駅停車型の特急は近鉄四日市と白子に停車し、その駅間を10分で結んでいるので、この駅はその間に通過していきます。
conv0029 conv0024
11時16分発、急行 五十鈴川→近鉄名古屋には、「壇蜜斎王トレイン」ラッピングの2610系(2626F)が使用されていました。

/ 3番ホームから伊勢中川方向を眺めています。少し長めのレンズで確認すると、踏切の先にある保線エリアへレールが分岐していました。
conv0025
3番ホームから平田町方向を眺めると、右へ分かれる鈴鹿線と真っすぐの名古屋線が対比的です。鈴鹿線は4番からのレール(右)と1番、2番からのレール(左)の2本があります。

現在、名古屋線から鈴鹿線への直通運転は下り1本(平日の8時4分発)だけで、左のレールを通過して平田町へ向かう電車は非常に少ないようです。

近鉄四日市7:52発→伊勢若松8:02着/8:04発→平田町8:15着(平日のみ)

≪車内からの眺め≫
conv0001
9時29分、平田町からの電車に乗車してこの駅に到着しました。

全線単線の鈴鹿線が2本に分岐し名古屋線の架線が見えてくると、左カーブの先で伊勢若松駅に到着です。全ての特急が通過しますが、名古屋線と鈴鹿線の乗換駅であることを再認識しました。

≪鈴鹿線の歴史≫
1925(大正14)年 伊勢若松-伊勢神戸(現 鈴鹿市) 伊勢鉄道 神戸支線の開業
1944(昭和19)年 関西急行電鉄が近畿日本鉄道へ社名変更
1963(昭和38)年 鈴鹿市-平田市が開業
同年 伊勢神戸駅を鈴鹿市駅へ改称、神戸線を鈴鹿線へ改称(鈴鹿線の全線開通)

JR東日本 山田線の終点駅

(2007年5月・2022年6月)
conv0036
13時32分発、「さんりくトレイン宮古」宮古→盛岡が発車を待っています。

「リゾートあすなろ」(HB-E300系気動車)編成は2両編成×2本ありますが、今年で運行を終了し、それぞれを「ひなび(陽旅)」「SATONO(さとの)」へ改造する予定です。
conv0002 conv0003
山田線は1923(大正12)年に盛岡-上米内が最初に開業。1934年に宮古まで延伸し、1939(昭和14)年に盛岡-釜石が全線開通しています。

2019(平成31)年に宮古-釜石が三陸鉄道に移管され、この駅が山田線の終点駅となりました。

駅は1934(昭和9)年の開業。山田線は盛岡-宮古間102.1kmで、1日6本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
この駅には三陸鉄道本社が同居し、三陸鉄道が駅の管理を担当しています。

2019年、「北リアス線」+「山田線 宮古-釜石」+「南リアス線」が「リアス線」となり、第三セクターで日本一長い163.0kmの路線になっています。

≪さんりくトレイン宮古≫
conv0006
13時32分発、「さんりくトレイン宮古」宮古→盛岡は、3番ホームから発車します。

1日6本しか運行のない路線に、観光列車の設定があるという変わった路線です。

≪運行時刻≫
8635D 盛岡8:51発→茂市11:00着/11:00発→宮古11:21着
8638D 宮古13:32発→茂市13:51着/13:52発→盛岡15:55着

conv0007 conv0008
HB-E300系「リゾートあすなろ」編成は、2010(平成22)年に製造されています。

「あすなろ」編成は、ねぶたの情熱を示す赤、下北半島の菜の花を表す黄色、森林を表す緑色でデザインされています。
conv0009
三陸鉄道の最新36-700形とJRリゾートトレインの並びが実現しました。

駅に隣接して宮古市役所があり、イーストピアみやこ(市民交流センター)が併設されています。

≪山田線≫

conv0010
14時12分頃、快速「リアス」盛岡→宮古が1時間程遅れて到着しました。(定刻13時9分)

到着に合わせてホームの前方でこの列車を待っていましたが、「さんりくトレイン宮古」の運転士さんが「快速の到着が遅れており、この観光列車が先に発車します」という案内をしてくれました。

conv0001
6時45分発、普通 宮古→盛岡は盛岡へ向かう一番列車で、終点までの所要時間は2時間42分です。

次の盛岡行は9時22分発まで設定がないので早朝に駅に向かいました。
conv0011
6時45分、3番から盛岡へ向けて発車していきました。0番には久慈行が停車中です。
conv0012 conv0013
7時41分、5分程遅れて普通 川内→宮古が到着しました。

/ 定期列車では、盛岡車両センター所属のキハ110形気動車が活躍中です。(キハ110-129)
conv0014 conv0015
隣駅は「千徳」です。

/ 3番ホームの釜石側には車両を留置するエリアがあり、その先は車止めで終わっています。

≪リアス線≫
conv0016
6時55分発、普通 宮古→久慈が0番ホームに停車中です。0番ホームは1番の久慈側を切り欠いており、久慈方面にのみ使用されます。

三陸鉄道は1番、2番も使用しますが、画像で久慈側の配線を確認すると直進が盛岡方向で、右に分岐して久慈へ向かいます。山田線の列車は3番を使用しますが、1番に発着するケースもあるようです。
conv0017 conv0018
0番ホームにある乗り場案内には「リアス線 久慈方面」とあります。

/ 切り欠きホームを車止めの後ろから眺めます。
conv0019
12時23分、普通 盛→宮古が到着しました。36-R形(36-R2号車)と36-700形の2両編成です。
conv0023 conv0024
13時54分発、普通 宮古→久慈は、36-R形(36-R3号車) と36-700形の2両編成で運転されました。

/ 36-R3号車の車体には「クウェート国に対する感謝」が表されています。

≪三陸宮古スィーツ列車≫
conv0020
13時10分発、宮古市内にある「パティスリー・レ・ド・シェーブル」とタイアップして運行していた「三陸宮古スィーツ列車」です。
conv0021 conv0022
リアス線の隣駅は盛側「磯鶏」と久慈側「山口団地」です。

/ 使用された「36-715号車」には「パティスリー・レ・ド・シェーブル」のラッピングが施され、「臨時」表示で運転されました。

宮古 13:10発→久慈 15時着

≪三陸鉄道 車両基地≫
conv0025 conv0026
三陸鉄道が開業した1984(昭和59)年から活躍している36-202号車(左)、36-101(右)です。

/ 三陸鉄道の代名詞のようなお馴染みの外観とカラーリングで、白(誠実)、赤(情熱)、青(海)を表すそうです。

≪駅からの眺め≫
conv0027
2番ホームから盛側を眺めます。釜石までの55.4kmはJRから三陸鉄道へ引き継がれ、何となく眺める景色も清々しい雰囲気がします。

現在、リアス線を全線走破する盛→久慈へ向かう列車は1本のみ設定されています。
盛8:03発→釜石9:03発→宮古10:40発→久慈12:34着(全行程4時間31分)


※久慈→盛は1日2本が設定されています。
conv0028 conv0030
0番ホームの車止め部分。

/ 久慈方面と釜石、盛方面とを直通運転する列車は、1、2番ホームを使用するようになっており、北リアス線時代とは変わってきています。
conv0031
岩手県の県庁所在地「盛岡」までを担当するJR山田線(左)。競合する「106急行バス」は1日12便程が設定され、宮古駅→盛岡駅を1時間40分(2100円)で走ります。(特急バスの場合)

快速「リアス」は宮古→盛岡で2時間22分(1980円)かかります。

≪JR山田線 2007年≫
conv0033
2007年5月に訪れた時の朝8時過ぎの宮古駅で、快速「リアス」宮古→盛岡が2番ホームに停車していました。(2007)
conv0001 conv0002 conv0003
現在も開業時の駅舎が使用されていますが、この後、2012年に「浜のまち」を象徴する駅舎に改装しています。(2007)

/ この日の快速「リアス」は、キハ52-141・143の2両が担当です。(2007)

/ キハ52形気動車は、国鉄時代の1957(昭和32)年に登場し、当時は馴染みのある見慣れたデザインでした。(2007)

土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線の終点駅

(2014年3月・2022年1月)
conv0001
9時12分発、安芸→高知が1番ホームに停車中です。画像は開業当初に登場した「特別仕様車2S」号車で、先頭部は「鯨」をイメージした流線形デザインです。

ごめん・なはり線で使用されている車両は、9640形気動車11両で2002(平成14)年の開業時に10両が製造され、2005(平成17)年に1両が予備車として追加されています。
conv0003 conv0002
この駅は1925年に土讃線の開通とともに開業し、翌年に土佐電気鉄道が後免-後免町を開業。その後、1930年に安芸線が全通(後免-後免町-安芸)しています。

1974(昭和49)年に安芸線は全線廃止となりましたが、2002年、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(後免-安芸-奈半利)が開業しています。

駅は1925(大正14)年の開業。ごめん・なはり線は後免-奈半利間42.7kmで、毎時1~3本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0003 conv0004 conv0005
この駅舎はごめん・なはり線が開業した前年に改築されており、JR四国と土佐くろしお鉄道の共同使用駅となっています。

/ 0番はごめん・なはり線の折り返しホームで、高知側は車止めで終わっています。

1番、2番、3番は土讃線の上り / 下りの列車が発着しますが、ごめん・なはり線との直通運転する列車は1番ホームを使用します。

≪7:52発 普通 須崎→土佐山田≫
conv0007
7時52分発、普通列車 須崎→土佐山田で、1000形気動車×3両での運転です。全区間の所要時間は1時間53分です。
conv0008 conv0009
隣駅は「後免町」で、土讃線は阿波池田側「土佐長岡」、高知側「土佐大津」です。

/ この駅で7時52分発 快速 後免→なはりと連絡しており、同時発車していきました。

≪8:05発 快速 高知→安芸≫
conv0010
8時5分発、高知からごめん・なはり線へ直通運転する快速列車が到着しました。

使用されている車両は土佐くろしお鉄道9640形(9640-9)です。
conv0011 conv0012
海岸沿いを走行することから車両はステンレス製で、車両前面は普通鋼製です。

/ ごめん・なはり線へ乗り入れるので1番ホームに停車します。

≪8:10発 特急 しまんと1号 高松→中村≫
conv0013
8時10分発、特急「しまんと1号」高松→中村が到着しました。

2700系気動車が使用され、全区間を4時間ジャストで走破します。

≪8:09発 特急 南風6号 高知→岡山≫
conv0014 conv0015
8時9分発、特急「南風6号」高知→岡山です。2700系ですが、「土讃線きいろアンパンマン列車」としてラッピングが施されて雰囲気が異なります。

/ 特急しまんと1号(奥=3番)と特急南風6号(手前=1番)が同時に停車中です。

≪8:24発 普通 土佐山田→高知≫
conv0016
8時24分発、土佐山田→高知が1番ホームに到着しました。

7時52分発で土佐山田へ向かった車両(1000形×3両)が折り返しています。

≪8:41発 普通 高知→土佐山田≫
conv0017 conv0018
8時41分発、普通 高知→土佐山田が3番ホームに到着しました。この駅では9分間停車し、奈半利からの列車と待ち合わせをします。

/ この先、高知平野の端に位置する土佐山田へ列車は走ります。

≪8:39発 快速 奈半利→高知≫
conv0019
8時39分発、快速 奈半利→高知が到着しました。

すでに土佐山田行が到着しており、この列車と乗り換え連絡を行っています。

≪8:47発 快速 高知→奈半利≫
conv0021 conv0020
8時47分発、快速 高知→奈半利の到着です。

使用されている9640形(9640-11)は、唯一、開業後の2005(平成17)年に製造された車両です。お座敷対応が可能な特別仕様車で「手のひらを太陽に」号の愛称があります。

≪9:12発 普通 安芸→高知 & 阿波池田→高知≫
 conv0022
安芸からの普通列車です。この駅で阿波池田からの列車を待って、その列車の前側に連結して高知へ向かいます。

「鯨」流線形で第三セクターの車両としては面白い存在です。
conv0023 conv0037
9時7分、安芸からの列車の後方に阿波池田からの列車が到着。これから連結作業が行われます。

JR)阿波池田7:20発→後免9:07着 / 9:12発→高知9:32着
土佐くろしお鉄道)安芸8:08発→後免9:03着 / 以降は阿波池田からの列車に併結

/ 「特別仕様車2S」の側面には、たくさんの魚貝が描かれています。

≪9:32発 特急「しまんと3号」高松→高知
      & 特急「南風1号」岡山→高知≫

conv0005
9時32分発、特急「しまんと3号」は高松始発、特急「南風1号」は岡山始発で、宇多津で併結されて高知へ向かいます。

≪後免駅 2014年3月 
conv0035 conv0036
3番ホームに停車中の9640形(9640-5)は、「モネ号」として水色のラッピングが施されています。(2014)

/ ごめん・なはり線に乗り入れるJR四国の1000形気動車。(2014)

≪駅からの眺め≫
conv0027
1番ホームから高知方向を眺めています。

この駅から土佐くろしお鉄道の一部の列車が高知まで乗り入れており、「鯨」デザインのS1、S2(9640形)の2両は目を引く存在です。
conv0028 conv0029 conv0030
0番ホームは高知側が行き止まりとなっており、「ごめん・なはり線」のみが発着します。

/ ホームの端には「ごめん えきお君」の大きなモニュメントがあります。「アンパンマン」の作者であるやなせたかし氏のデザインです。

/ 0番ホーム脇には、ごめん・なはり線の0キロポストがあります。
conv0031 conv0032
0番ホームの先にある車止め。

/ 3番ホーム横には側線があり、保線車両が留置されていました。
conv0033
2番ホームからごめん・なはり線(右)と土讃線(左)の分岐点を眺めています。

阿佐線として徳島県の牟岐駅から後免駅までを鉄道で結ぶ計画がありましたが、阿佐西線にあたる区間のうち後免-奈半利(42.7km)が開通したことにより、観光路線としての需要もあるようです。

≪車内からの眺め≫
conv0034
後免7時52分発、普通 須崎→土佐山田に乗車して高知からこの駅に移動しました。

この列車は1番に停車し、島式ホームの反対側0番(右)に停車中の快速 安芸行の乗り換えの便宜を図ります。

3番(左)には普通 土佐山田→高知が単線区間の列車交換のため、この列車の到着を待ちます。 

熊本電気鉄道 藤崎線の終点駅

(2011年5月・2023年1月)
conv0001
15時1分発、藤崎宮前→御代志です。この車両は元都営地下鉄6000系で、この電鉄会社でも6000形を名乗ります。

東京で活躍した地下鉄車両を多数受け継いでいますが、ここでは地上を走行するので外観をしっかり観察できます。
conv0032conv0002
1949(昭和24)年、今から74年前の開業で、現在の駅舎は開業時から使用されているのでしょうか。ホームにある屋根を支える柱がレトロです。

駅は1949(昭和24)年の開業。藤崎線は北熊本-藤崎宮前間2.3kmで、毎時2~3本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0033 conv0001
今年元旦に訪れた時の駅舎は、リニューアルによって綺麗になっていました。右の方に「くまでんショップ北熊本店」が入居しています。

/ 2011年に訪れた時は「昭和レトロ」な駅名の看板でした。(2011)

≪菊池線 上熊本-北熊本
conv000214時59分、上熊本から電車が到着。この車両は元東京メトロ01系で、現在も「01形」を名乗っています。

菊池線の上熊本-北熊本を区間運転しており、藤崎宮前、御代志方面へはこの駅で乗り換えです。
conv0035 conv0003
菊池線の隣駅は、御代志側「亀井」と上熊本側「坪井川公園」です。

01形にはシングルアーム式のパンタグラフが新たに設置され、「くまモン」ラッピングが施されています。
conv0004
13時35分、菊池線 北熊本→上熊本が3番ホームに停車中です。(2011)

「5102A」は熊本電鉄へ譲渡された元東急5000系7両のうちの1両で、ATS機器が取り付けられて「5102A」に改番されています。

最後に残った2両のうちの1両ですが、2015年に機器不具合の多発で廃車されています。

≪藤崎線 & 菊池線 北熊本-御代志
conv0013
15時1分発、御代志→藤崎宮前が駅に進入してきました。(元都営地下鉄6000系)

ここに来てから特製の排障器がつけられたので、都営地下鉄時代とは外観が違って見えます。
conv0037 conv0036
藤崎線の隣駅は「黒髪町」です。

/ 14時31分発、藤崎宮前→御代志です。

元東京メトロ03系「032」編成は1993年に製造されており、2021年に熊本電鉄で運行を開始しています。
conv0008 conv0007
駅舎側の1番ホームは藤崎宮前方向(藤崎線)の乗り場です。

/ 島式ホームの2番は御代志方向、3番は上熊本方向の菊池線の乗り場です。

菊池線は全区間を運転する列車はなく、上熊本-北熊本で折り返し運転を行っています。
conv0009
14時31分、御代志-藤崎宮前は、元都営地下鉄6000系です。

今月引退予定の「6211A-6218A」編成。残りは1編成だけになります。

≪車両基地 北熊本工場≫ 〈70形〉
conv0017
元国鉄モハ90形(初代)で、モハ71号は1928(昭和3)年に製造された「90005号車」で、最後は可部線で活躍しています。(2011)

熊本電鉄には1954(昭和29)年に入線。1981(昭和56)年に廃車されていますが、現在も北熊本工場内の入替え用として使用されています。
conv0019 conv0018
 2009(平成21)年頃に創業100周年記念事業で最整備されたようで、車内は綺麗になっています。車体の長さが12m程しかなく、ロングシート&つり革が印象的です。(2011)

/ 2011年の訪問時、マニアの方が工場職員の方に車庫見学を申し出ていて、私も一緒に見学させて頂く許可が取れました。(2011)
conv0020 conv0021
「日本車輌会社 昭和三年 製造」の銘板があります。(2011)

/ 御代志側の前面には「71」号車の番号がペイントされています。(2011)

〈5000形〉
conv0030 conv0031
元東急電鉄5000系(初代)で、5101A号車(元東急デハ5031)は1957(昭和32)年に製造、1985(昭和60)年に熊本電鉄へ譲渡されています。(2011)

/ 譲渡された5000形7両の最後の生き残りでしたが、2016(平成28)年に廃車され、その後は車両基地において動態保存されています。(2011)

〈6000形〉

conv0024 conv0025
元東京都交通局6000系で1968年~1972年にかけて製造されています。熊本電鉄には1995年~2001年にかけて2両編成×5本の計10両が譲渡されています。(2011)

/ 私が訪問した2023年1月は藤崎線&菊池線(北熊本-御代志)で2編成が使用されていましたが、車両の入れ替えにより全廃となる予定です。(2011)

〈01形 / 200形〉
conv0040 conv0041
01形)元東京メトロ01系で1992年に製造された4次車で、2014年と2015年に2両編成×2本が譲渡されています。

/ 200形)元南海電鉄22000系で1969年に製造されています。熊本電鉄には1998年に入線し、2019年に車両の入替えで引退しました。(2011)

≪駅からの眺め≫
conv0001
2番ホームから御代志方向を眺めています。

元々、菊池線は上熊本-菊池24.3kmの路線でしたが、1986(昭和61)年に御代志-菊池が廃止され、現区間となっています。
conv0002 conv0003
御代志側にある踏切を通り抜ける列車。(2011)

/ 1番、藤崎宮前方向(左)と2番、御代志方向(右)は向かい合っており、構内踏切で結ばれています。
conv0003
2番ホームから藤崎宮前(左)、上熊本(右)方向を眺めています。

この日は上熊本-北熊本で01形1編成が行き来し、藤崎宮前-御代志で6000形と03形が運行しており、東京の地下鉄がそのまま引っ越してきたような一日でした。

井原鉄道 井原線の終点駅

(2020年11月)
conv0002
12時36分、車両には神辺行の行先表示がありますが、発車まで時間があるのでエンジンを停止していました。(IRT355-01)

神辺→総社 11時13分着 / 13時05分発 総社→神辺
conv0002 conv0003
現在、井原鉄道側は無人駅で自動券売機も撤去されて、車内での現金精算のみとなっています。

/ 井原線の車止めの先には西口の駅前広場があり、橋上駅舎へ上る階段があります。

駅は1914(大正3)年の開業。井原線は神辺-総社間41.7kmで、1日17本の運行。(引用:Wikipedia)

≪井原線≫
conv0004
11時13分、普通 神辺→総社が到着しました。

総社市の中心駅に乗り入れる必要があることから、隣駅「清音」からは伯備線との重複区間を走行してきます。この車両は13時05分まで6番ホームに留まっていました。
conv0001 conv0002
「IRT355-01号車」は1998(平成10)年に製造されており、翌年の井原線開業当初から活躍しています。

/ 車体側面には「車両シンボルマーク」があります。
conv0008 conv0009
隣駅は「清音」です。

/ 手前が5番ホーム、奥の車両が停車している方が6番ホームです。

≪駅からの眺め≫
conv0010
伯備線との分岐駅は隣の「清音」ですが、車止めのあるホームを眺めていると、やはりこの駅が終点駅だと確信します。


≪清音駅 井原線≫
conv0011
13時11分発 普通 総社→神辺が井原2番ホームに停車しています。

一見すると2面3線(単式ホーム、島式ホーム)のホームのようですが、島式ホームは北側がJR、南側が井原鉄道のホームとなっており、2面5線という乗り場配置になっています。
conv0012 conv0013
JR駅舎は西口の駅前広場にあり、タクシー乗り場があります。

/ JR駅舎の改札口は、3番ホーム(伯備線 新見方面)側にあり、1番ホーム(倉敷方面)へは構内の跨線橋で移動します。
conv0017 conv0018
JR駅舎の横には井原鉄道の駅舎へ向かう跨線橋があります。

/ 1番&2番ホーム南側の階段の先に井原鉄道の駅舎があります。
conv0016
13時11分発 神辺行の列車が発車し、JR伯備線の上下線の間を走行します。
conv0019 conv0020
井原線の隣駅は「総社」と「川辺宿」です。

/ 13時26分発、普通 神辺→総社が到着。井原2番ホームに停車中です。

≪清音駅 JR伯備線≫
conv0021
13時5分発、普通 長船→新見が近づいてきました。
conv0022 conv0023
見るからに昭和時代を反映するデザインですが、この懐かしい車両も置き換えが始まります。

/ JR伯備線の隣駅は「倉敷」と「総社」です。
conv0014 conv0015
JR駅舎側の3番ホームは、伯備線 新見方面です。

/ JR伯備線から井原線への乗り換えは、一度改札口を出て跨線橋を渡るルートを案内しています。
conv0024 conv0025
13時29分発 普通 総社→播州赤穂は「SETOUCHI TRAIN」ラッピングの115系で、この日2往復目の出会いです。

/ 13時22分、特急「やくも13号」岡山→出雲市が高速で通過していきます。

≪駅からの眺め 清音駅≫
conv0026
2番ホームから新見方向を眺めています。

井原線の車両は、終点である隣駅「総社」まで真っすぐのJR伯備線を走っていきます。清音-総社はJR西日本が第一種鉄道事業者、井原鉄道が第二種鉄道事業者の共用区間です。
conv0027
3番ホームから倉敷方向を眺めています。真ん中を走行する井原線は、カーブの手前から高架となり伯備線下りを跨いでいきます。

2番ホームは伯備線の入線が可能ですが、現在は1番、3番のみを使用しています。逆に井原線の列車は上下列車の交換がある時は井原1番を使用するそうです。

JR西日本 吉備線の終点駅

(2020年11月)
conv0001
12時12分発、吉備線経由 岡山行です。

吉備線沿線には、吉備津彦神社、吉備津神社、最上稲荷などがあり、桃太郎伝説が残る吉備国を通ることから観光路線の性格があり「桃太郎線」の愛称があります。
conv0002 conv0003
1998(平成10)年に橋上駅舎化が完成し、翌年に井原鉄道が開業してこの駅に乗り入れています。

/ 奥に見える5番、6番ホームが井原鉄道の乗り場です。

駅は1925(大正14)年の開業。吉備線は岡山-総社間20.4kmで、毎時1~2本の運行。(引用:Wikipedia
conv0030 conv0029
JRの乗り場は0番から3番が割り振られています。基本的に吉備線は0番での発着ですが、一日に数本が2番に発着するようです。

≪吉備線≫
conv0004
12時12分発、吉備線経由の岡山行が0番ホームに停車中です。

「0番」ホームの存在が、吉備線の終点駅らしい雰囲気を醸し出しています。

吉備線経由≫ 総社12時12分→岡山12時50分(所要時間38分)
伯備線・山陽本線≫ 12時23分→12時53分(所要時間30分)

conv0006 conv0005
専らキハ40形、キハ47形が使用されており、岡山地区で活躍する昭和時代からの車両群の一端を担っています。

/ 0番ホームは1番ホームの切り欠き部にあり、橋上駅舎の階段手前でレールが終わっています。
conv0007
11時48分、岡山(桃太郎線経由)からの普通列車が到着しました。

各地でキハ40系(キハ40形・キハ47形)が淘汰される中で、吉備線では主力として活躍する嬉しい路線です。
conv0008 conv0009
11時16分発、吉備線経由 岡山行(0番ホーム)です。吉備線は非電化・単線で普通列車のみが運転され、全列車がワンマン運転を行っています。

/ ホームの先にある「0」の表示がピンク色になっており、桃太郎線に因んでいるようです。
conv0010 conv0011
吉備線経由で岡山までの路線距離は20.4kmで、伯備線・山陽本線を経由の26.6kmよりも短いですが、非電化・単線で線路規格が低いことから所要時間は長くかかっています。

≪岡山までの所要時間 比較例≫
吉備線 総社12時12分→岡山12時50分(所要時間38分)
伯備線・山陽本線 12時23分→12時53分(所要時間30分)


/ 吉備線の隣駅は「東総社」です。

≪伯備線≫
conv0012
11時3分発 普通 新見→和気が到着しました。

伯備線から山陽本線に乗り入れ、全区間の所要時間は2時間18分です。
conv0013 conv0014
伯備線の隣駅は、新見側「豪渓」と倉敷側「清音」です。

/ 10時44分発 普通 岡山→新見は、213系2両編成×2本を併結しています。
conv0002
11時9分、播州赤穂から普通列車が到着しました。この駅で終点となり、すでに行先札は「岡山」になっています。
conv0016 conv0017
11時21分頃、特急「やくも12号」出雲市→岡山が1番ホームを通過していきます。

2番ホームに停車中の115系には「SETOUCHI TRAIN」ラッピングが施されていました。

/ 側面には「岡山・備後のいいものを全国へ」とあり、岡山地区の地域活性化をめざすキャンペーンのようです。
conv0022
12時24分発、特急「やくも11号」岡山→出雲市はこの駅に停車します。(3番ホーム)
conv0018 conv0019
特急「やくも11号」は、全区間(岡山-出雲市)を3時間6分で結びます。

/ 11時50分発、普通 備中高梁→長船の到着です。213系2連で運転しています。
conv0020 conv0021
12時23分発、普通 備中高梁→播州赤穂です。

今年7月、岡山地区にも227系(500番台)が登場し、徐々に昭和時代に登場した主力と入れ替えられることになります。

/ 播州赤穂行は、伯備線-山陽本線-赤穂線を跨いで運転されます。

≪駅からの眺め≫
conv0023
3番ホームから倉敷方向を眺めています。

隣駅「清音」までは井原鉄道との重複区間ですが、ほぼ真っすぐの1駅区間(3.4km)で、特急やくもや井原線の車両が行き来する楽しみな路線です。
conv0002
0番ホームの隣には留置線と保線用のレールが各1本あります。 
conv0028
2番ホームから新見方向を眺めると、このホームからも吉備線へ向かえる配線になっています。

伯備線は全線が電化されており、陰陽連絡路線の中では最も運転本数の多い重要な幹線です。(伯備線 倉敷-伯耆大山 138.4km)

≪井原鉄道≫
conv0001 conv0002
6番ホームに井原線の車両(IRT355形)が停車していました。

/ この駅と隣駅「清音」までは、井原鉄道井原線がJR伯備線と線路を共有しており、重複区間となっています。

近畿日本鉄道 南大阪線の終点駅

(2022年2月)
conv0001
12時10分発、特急「さくらライナー」吉野行が回送で入線してきました。

1990(平成2)年、新たに26000系(4両編成×2本)を新造し「さくらライナー」の愛称で営業運転を開始しています。
conv0002 conv0003
近鉄の駅の中で利用者数が最大であり、日本一の超高層複合商業ビル「あべのハルカス」と直結しています。

/ 「あべのハルカス」は、2014(平成26)年にグランドオープンとなっています。

駅は1960(昭和35)年の開業。南大阪線は大阪阿部野橋-橿原神宮前間39.7kmで、多数運行あり。(引用:Wikipedia)

≪吉野特急≫
conv0004
11時51分に吉野から到着した特急が、回送電車として引き上げていきます。

吉野→大阪阿部野橋の所要時間は1時間17分です。
conv0005 conv0006
「回送」表示で停車中の16600系。16600系(2両編成×2本)は、2010(平成22)年に営業運転を開始しています。

/ この駅は櫛形6面5線のホームがあり、5番(降車用)、6番(乗車用)が特急用として使用されています。
conv0007 conv0035
13時10分発、特急 吉野行です。1996(平成8)年に登場した16400系(2両編成×2本)が使用されています。

/ 発車時刻の5分前に回送で入線してきました。

≪特急 さくらライナー≫
conv0009
12時10分発、特急「さくらライナー」吉野行が回送で入線してきました。

櫛形ホームなので、ホームの頭端側にある車止めの奥で待ち構えました。
conv0011 conv0010
春、吉野山の千本桜が満開の季節に、普通の特急ではなく、桜の花をイメージする「さくらライナー」に乗車することで気分も高揚することと思います。

/ 車体側面には「桜の花びら」をイメージしたシンボルマークがあります。

≪南大阪線≫
conv0012
12時11分発、普通 藤井寺行が到着しました。時刻表では古市からの普通電車が折り返すようです。

準急は藤井寺から各駅に停車するので、区間運転で普通 藤井寺行が設定されているようです。
conv0001 conv0003
12時27分、河内長野からの準急が到着しました。12時34分発、準急で河内長野行として折り返していきます。

/ 12時20分発、区間急行 橿原神宮前行です。11時から14時までの時間帯は、吉野までの直通運転は特急のみで、急行は橿原神宮前止まりです。
conv0014 conv0031 conv0016
隣駅は「河堀口」です。

/ 「普通」=青、「準急」=緑、「急行」=赤で識別されています。

/ 12時41分発、普通 藤井寺行です。6020系は南大阪線の顔のような存在です。

≪駅からの眺め≫
conv0002
特急以外の普通、準急、急行が発着する1~4番ホーム。3本の電車が発車を待っています。
conv0020 conv0021
特急電車の乗車は6番(右)で、準急などの乗車は5番(左)が使用されます。

/ 6番ホームには、13時10発 特急吉野行、14時10分発 特急「青の交響曲」の発車案内がありました。
conv0034
2番ホームから本線を眺めています。南大阪線(狭軌)の始発駅からの眺めです。

1898(明治31)年、河南鉄道が柏原-道明寺-古市を敷設したのが南大阪線系の最初であり、近鉄の現存路線の中で最古の区間になるそうです。

当初は柏原まででしたが、1923(大正12)年に大阪市内への路線延長を計画し、この駅へ乗り入れを果たしています。


≪沿線の観光地 飛鳥 吉野 洞川≫
conv0003 conv0004
南大阪線系の沿線観光地「飛鳥」「吉野」「洞川」が紹介されているポスターです。

/ 世界遺産「吉野山」が一流の観光地としてポスターにまとめられています。

≪あべのハルカス≫
conv0025 conv0026
2014(平成26)年にグランドオープンした「あべのハルカス」。「高さ日本一」でしたが、最近、首都圏で建設されている高層ビルが日本一の高さになったと聞いています。

/ 地上60階で300mの高さがあります。

≪JR 天王寺駅≫
conv0027
「あびこ筋」の通りを挟んだ向かい側に「JR天王寺駅」があります。

「あべの筋」の通りから、「あべのハルカス」と「天王寺駅」が並んでいるように眺められました。

≪阪堺電車 天王寺駅前(停)≫
conv0028 conv0029
「あべのハルカス」の真下に「阪堺電車」の停留場があります。

/ 停留場の周辺がお洒落な雰囲気なので、「阪堺電車」も何となくお洒落な乗り物に見えます。

名古屋鉄道 知多新線の終点駅

(2015年9月・2022年11月)
conv0001
13時20分発、特急 名鉄名古屋→河和が停車中です。「パノラマSuper」は、展望席の窓が高い位置にあり、曲線美に優れたデザインです。

河和線はJR武豊線と競合しており、特急の運転で速達化が求められます。
conv0002 conv0003
この駅は1932(昭和7)年に知多鉄道により開業、1943(昭和18)年に知多鉄道が名古屋鉄道へ吸収合併されています。

知多新線は1974(昭和49)年に富貴-上野間が開業し、全通は1980(昭和55)年です。

/ 駅前の小さな広場に名鉄タクシーの乗り場がありました。

駅は1932(昭和7)年の開業。知多新線は富貴-内海間13.9kmで、日中は毎時4本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
この駅の駅舎が田舎レトロでいい感じですが、ホームにあるベンチもおしゃれな感じです。

/ 駅舎の天井が高く、蛍光灯と乗り場案内板がいい味を出しています。

≪知多新線≫
conv0006 conv0007
13時12分、急行 内海行が知多新線へ向けて平面交差を渡っていきます。(3500系)

知多新線13.9kmは、トンネルや急勾配が多い路線で全線が単線です。
conv0008
今年3月のダイヤ改正で知多新線は全ての駅が無人化され、日中の列車はワンマン運転に変わっています。(3300系)
conv0010 conv0011
3番ホームの線路脇にある知多新線の0キロポスト。

/ 14時13分発、急行 内海→新鵜沼が3番ホームに到着しました。
conv0009
13時50分発、名鉄名古屋→内海です。(2200系)

現在は優等列車の乗り入れがなくなり、折り返し運転を主体とするローカルな路線に変わりました。

今年3月のダイヤ改正で、日中の知多新線は河和線から乗り入れる(特急・急行・普通)列車の設定がなくなり、知多新線内を折り返す普通列車だけに変わっています。

≪河和線≫
conv0012
13時20分発、特急 名鉄名古屋→河和が到着しました。(1000系・1200系)

「パノラマSuper」の展望席に「前面の車窓風景」を楽しんでいる乗客がいます。
conv0013 conv0014
河和に向けて直進していく特急列車を、隣のホームから見送ります。

/ 後方の先頭車は、見るからに「一般車」というデザインです。
conv0016 conv0015
13時26分、普通 河和→金山が2番ホームに到着しました。(3500系)

/ 隣駅は太田川側「知多武豊」と河和側「河和口」、知多新線「上野間」です。
conv0018 conv0017
1番ホーム(河和方面)のホーム下の模様が特徴的です。

/ 13時40分、急行 新鵜沼→河和が走り去ります。(6500系)
conv0019 conv0020
13時43分発、急行 河和→新鵜沼が到着しました。

始発の河和から6.5km、直線の下り坂を順調に近づいてきました。
conv0021 conv0022
14時20分発、特急 名鉄名古屋→河和が1番ホームから発車します。(1000系・1200系)

今年3月のダイヤ改正で、日中はこの駅に到着する急行(河和線、知多新線とも)の設定がなくなり、毎時4本の河和行(普通2本・特急2本)に変更されています。
conv0023
9時26分、普通 河和→金山です。(2015)

7年前に訪れた際は画像の取れ高不足で、再び訪れることになりました。

≪駅からの眺め≫
conv0024
2番ホームから太田川方向を眺めています。

河和線は線形が良好なため、大半の区間が線内最高速度の100km/hで走行とのことで、名鉄名古屋→河和の所要時間は51分です。
conv0025 conv0026
駅舎のある1番ホームから島式ホーム(2番・3番)へは構内踏切を渡っていきます。

/ 3番ホームから知多新線方向を眺めています。3番へは河和からの列車は進入出来ない配線です。
conv0027
1980(昭和55)年に全通した「知多新線」は、沿線の宅地・観光開発のために建設された比較的新しい路線です。

この駅は知多新線の分岐駅。近年は利用者数の伸び悩みがあるようですが、田舎レトロなこの駅の雰囲気がいつまでも残されることを願っています。

JR東日本 鶴見線 大川支線の終点駅

(2022年11月)
conv0001
8時20分、普通 鶴見→大川が到着しました。

鶴見から所要時間13分で終点駅となりますが、平日は1日9本(朝4本、夕方5本)だけで、日中は8時間以上 運転がありません。
conv0003
駅は1926(大正15)年に鶴見臨港鉄道によって貨物駅として開業、1930(昭和5)年に旅客営業が開始されています。

現在の木造駅舎はそろそろ補修しても良いくらい、外観が心配な状態です。

駅は1926(大正15)年の開業。鶴見線 大川支線は武蔵白石-大川間1.0kmで、1日5本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
痛みが心配な木造駅舎ですが、雨風を防ぎ、強い日差しを遮る屋根が頼もしいです。

/ ICカード(Suica)の利用が出来ます。

「海芝浦駅」と違い、駅を出た所は公道なので一般客も改札口から道路に出ることが出来ます。
conv0006 conv0007
日中は全く運行がない鉄道路線ですが、並行する路線バスは毎時1本の運行が設定されています。

/ 隣駅は「安善」です。

≪7:47着 普通 鶴見→大川 / 7:56発 普通 大川→鶴見≫
conv0015
鶴見線向けの205系電車は1100番台を名乗っており、2004(平成16)年から運行を開始しています。

この日の2番列車で、この列車に乗ってこの駅に到着しました。

≪8:20着 普通 鶴見→大川 / 8:23発 普通 大川→鶴見≫
conv0008
8時20分着、鶴見からこの日3番目の列車が到着しました。

無機質な工業地帯ですが、大川支線に沿って樹木や雑草が生い茂り、何となく潤いを感じます。
conv0010 conv0013
鶴見線はラインカラーが黄色ですが、帯の色はスカイブルーと2色です。

/ 鶴見線用の先頭車はすべて中間車からの改造車で、前面は既存車とは異なる新しいデザインになっています。
conv0009 conv0014
朝の列車は4本しかありませんが、通勤で下車する人は多かったです。

/ 朝、この駅から電車に乗る人はほとんどいないですが、車掌さんはきっちりと「安全確認」や「発車手順」を励行していました。

≪8:40着 普通 鶴見→大川 / 8:51発 普通 大川→鶴見≫
conv0016 conv0017
8時51分発、普通 大川→鶴見は、朝の最終列車で「T17編成」が担当します。

/ ホームのすぐ先には踏切があります。

かつては旧型国電クモハ12形が単行運転していましたが、103系3両編成に置き換えられた際にホームが延長されています。
conv0018 conv0019 conv0020
「T17」の3両編成の「2号車」は「モハ205-41」です。

/ 「2号車」の車内です。

/ 「モハ205-41」の車内には「昭和60年 川崎重工(神戸)」の銘板がありました。

≪鎌倉車両センター 中原支所≫
「T17」編成=クモハ204-1107、モハ205-41、クハ205-1107

≪駅からの眺め≫
conv0021
ホームの本線側から車止め方向を眺めています。

日清製粉の工場の手前に塀があり、そこまでは鉄道の敷地のようですが、現在はホームの先に車止めが設置されています。
conv0022 conv0023
この駅から武蔵白石駅までは、1km程の距離で歩いて15分です。

/ この駅は貨物駅として開業しましたが、2008(平成20)年に貨物列車の設定がなくなり、2本の側線は使用されていません。
conv0024
大川支線は武蔵白石の駅の横を通過していますが、かつて旧型国電クモハ12形が使用されていた頃は武蔵白石にも停車していたそうです。

現在は武蔵白石駅は大川支線の通過駅扱いとされ、運賃計算では武蔵白石で乗り換えたものとして計算されるそうです。

≪車内からの眺め≫
conv0025
7時47分着、鶴見からの列車でこの駅に着きました。通勤の方々は足早に会社へ向かっています。

≪駅周辺の眺め≫
conv0026 conv0027
駅の向こう側の道路には「川崎鶴見臨港バス」の路線バスが並走していました。

鉄道は朝と夕方しか運転されませんが、路線バスは1日を通して毎時1本の運行があるようです。

/ 駅前の建物には「三菱化工機」、奥には「日清製粉」の社名が眺められます。

JR東日本 越後線の終点駅

(2022年5月)
conv0012
12時11分発、普通 柏崎→新潟(越後線経由)です。

越後線を全線走破して新潟に向かう数少ない列車で、全線の所要時間は2時間46分です。(吉田で37分停車)
conv0002 conv0003
1967(昭和42)年に完成した駅舎が北口側にあり、現在も使用されています。

/ 越後線の運行は2~3時間毎なので、日中に撮影できる列車本数が限られてきます。

駅は1897(明治30)年の開業。越後線は柏崎-新潟間83.8kmで、1日9本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
この駅は2面4線ですが、0番ホームは駅舎の手前でレールが終わりとなり、越後線の列車の発着ホームとして使われています。

/ 越後線の一部の列車はワンマン運転が行われています。

【越後線】
≪10:46発 普通 柏崎→吉田≫
conv0006
10時46分発、普通 吉田行が1番ホームから発車していきました。

0番ホーム(左側)には「越後線 12:11発 新潟行」の車両が留め置かれています。

≪12:11発 普通 柏崎→新潟≫
conv0007
日中に発車する唯一の越後線経由の新潟行です。途中の吉田で37分間の停車があり、ローカル線らしい運行形態です。
conv0008 conv0009
0番ホームから駅前のビル群が眺められます。左からホテルサンシャイン、ホテルアルファーワン柏崎、ブルボン本社、ホテルニューグリーン柏崎と並びます。

/ 車止めで終わっている0番ホームを眺めると、越後線の始発駅であることを実感します。
conv0010
越後線(柏崎ー吉田)の一部区間の架線には直接吊架式が採用されており、最高速度が85km/hに抑えられていますが、新潟までの路線距離は信越本線経由よりも短いです。

≪柏崎-新潟の路線距離≫
信越本線 100.0km / 越後線83.8km



【信越本線】
≪10:42発 普通 長岡→直江津≫
conv0011
信越本線、越後線とも、普通・快速運用はE129系に統一されています。

E129系は176両が総合車両製作所新津事業所で製造され、全車が新潟車両センターに配置されています。

≪10:57発 快速「越乃Shu*Kura」
conv0012
10時57分発、上越妙高→十日町を運行する観光列車「越乃Shu*Kura」です。

普通・快速系のE129系と特急用のE653系ばかりが行き交うので、観光列車「越乃Shu*Kura」の運行は楽しい観光列車として待ち構えます。

≪越乃Shu*Kura≫
2014(平成26)年に登場し、新潟県を中心に運行しています。
(キハ48-558、キハ48-1542、キハ40-552)

≪11:14発 特急「しらゆき3号」 新井→新潟≫
conv0013
2番ホームに進入する特急「しらゆき」(É653系)。全区間の所要時間は2時間5分です。

≪特急しらゆき≫
2015(平成27)年、北陸新幹線(長野-金沢)が延伸開業した際に、上越妙高と柏崎、長岡、新潟を結ぶ特急として登場しています。

conv0014 conv0015
斜め後方から先頭車を眺めると、何となくボンネット形特急の面影を感じるシルエットです。

/ 新潟県の日本海沿岸を運行する列車に相応しい外観カラーです。

「しらゆき」に合わせたベースカラー(アイボリーホワイト)/日本海と空の青さを表す(紫紺)/日本海に沈む夕陽の海面への映り込み(朱色)

≪11:43発 普通 直江津→長岡≫
conv0017 conv0016
11時43分発、長岡行が2両編成(ワンマン)で到着しました。

/ 隣駅は直江津側「鯨波」、長岡側「茨目」と越後線「東柏崎」です。

≪11:43発 特急「しらゆき4号」 新潟→上越妙高≫
conv0001
11時43分発、特急「しらゆき4号」が3番ホームに停車中です。この後、直江津を経由して、北陸新幹線との接続駅である「上越妙高」へ向かいます。
conv0018 conv0019 conv0020
11時43分発、普通 直江津→新潟が1番ホームに停車中。

/ 「2番」は信越本線 長岡方面、「3番」は信越本線 直江津方面で使用されます。

/ 「0番」は越後線、「1番」は越後線と、信越本線の退避列車や始発列車で使用されます。

≪駅からの眺め≫
conv0021
2番ホームから直江津方向を眺めています。

昔はこの駅付近に製油所があり、この駅と工場間が貨物専用線で結ばれていたようですが、現在は廃止されています。
conv0022 conv0023
1番ホームから駅全体を眺めています。長いホームと広い駅構内は、現在では使われていない部分もあると思います。

/ 0番ホームの隣には留置線5本と架線柱がありますが、架線は撤去されています。
conv0025 conv0026
「ぎおん柏崎まつり」海の大花火大会を知らせる看板。

/ 「ENR-1000」が保線エリアにあります。機械扱いの投排雪保守車両で車籍はありません。
conv0027
2番ホームから長岡方向を眺めています。先の方に越後線(左)と信越本線 長岡方向の分岐が眺められます。

0番、1番から信越本線には渡り線がありますが、2番、3番から越後線へは進入出来ないようです。

≪柏崎オフレールステーション≫
conv0024
駅舎の直江津側には貨物用の側線が2本あり、1番ホームの端でレールが終わっています。

この一角には「柏崎オフレールステーション」があり、コンテナ集配基地となっています。現在は列車輸送から切り替えられ、南長岡駅との間をトラックで輸送されています。

JR九州 大村線の終点駅

(2022年2月)
conv0031
13時32分、クルーズトレイン「ななつ星 in九州」編成が回送で入線してきました。

私がこの駅に来る前に「有田駅」に立ち寄っており、その際に「ななつ星」を迎える準備をしていたので、乗客は有田で観光バスに乗り換えているようです。

初めて出逢った「ななつ星」編成ですが、JR九州の意気込みを感じる豪華列車です。
conv0032
1897年、この駅は九州鉄道 長崎線の終点駅として開業。

翌年に早岐-佐世保、早岐-大村が開業。1907年に九州鉄道が国有化された後、長崎本線(鳥栖-早岐-長崎)と佐世保線(早岐-佐世保)の分岐駅となっています。

1934年、長崎本線が肥前鹿島経由のルートに変更された際に、肥前山口(現 江北)-早岐が「佐世保線」へ編入され、早岐-諫早が「大村線」へ路線名が変更されています。


駅は1897(明治30)年の開業。大村線は早岐-諫早間47.6kmで、毎時1~4本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0003 conv0004
2014(平成26)年に橋上式の新駅舎が完成し、東西連絡通路の供用が開始されています。

改札口の近くには「ハウステンボス」の広告がありました。この駅もハウステンボスも佐世保市内にあります。

/ 昔から交通の要衝ですが、切符売り場や改札口はコンパクトです。

≪13:25発 快速シーサイドライナー 佐世保→長崎≫
conv0001
13時25分発、佐世保から快速「シーサイドライナー」が到着していました。日中は毎時1本の快速列車が運転されており、全区間を1時間56分で結びます。

2021(令和3)年から快速「シーサイドライナー」の使用車両がYC1系に統一されています。

≪13:53発 快速シーサイドライナー 長崎→佐世保≫

conv0004 conv0005 
13時53分発、快速「シーサイドライナー」長崎→佐世保です。

長崎県の県庁所在地「長崎市」と県内第二の都市「佐世保市」を結ぶ県内の主要な速達列車で、ハウステンボスを経由することから観光客輸送も担っています。

≪13:59発 特急みどり18号 佐世保→博多≫
conv0008
この日は特急「みどり18号」の単独運転ですが、土休日はハウステンボスからの特急「ハウステンボス18号」が運転され、この駅で併結作業が眺められます。(783系)

≪14:41発 普通 早岐→鳥栖≫
conv0009
14時41分発、普通 早岐→鳥栖が1番ホームに停車しています。(817系電車)

13時43分着、普通 肥前山口→早岐で到着したので、この駅には1時間ほど停車していました。
conv0010 conv0011
この駅は1、2番と4、5番の島式ホーム2面4線ですが、1番ホームは2番ホームの切り欠きホームで諫早側に車止めがあり、佐世保、江北方向からの入線可能な切り込み線となっています。

/ 1番ホームには車止めがあり、佐世保線専用であることがわかります。

≪14:16発 特急みどり11号 博多→佐世保≫conv0012
博多から特急「みどり11号」が到着しました。この駅では進行方向を変えて、佐世保へ向かうことになります。この日は「CM14」編成が使用され、先頭車には「クロハ782-101」が連結されています。

元々は「クロハ782形100番台」は「サハ783形100番台」で、貫通型の運転室ブロックを溶接、A室側はグリーン室に改造されています。
conv0013 conv0014
同列車は分岐器で転線し、2番ホームへ進入してきました。

/ モノトーンで雰囲気が増した「駅名標」もあります。後方には回送中の「ななつ星」が留置中です。
conv0015
この後、佐世保まで先頭車となる「クモハ783-12」。両側の先頭車の形状がかなり異なっていて2倍楽しめます。
conv0016 conv0017
783系特急車両は、1988(昭和63)年に営業運転を開始した特急形交流電車で「ハイパーサルーン」の愛称があります。

/ 特急「みどり」の専用車両であることを示す「みどり」のエンブレムマークがデザインを引き締めています。

≪ななつ星 in九州≫
conv0020
2013(平成25)年に運行を開始したクルーズトレイン「ななつ星 in九州」。この駅で初めて出逢うことが出来ました。
conv0021 conv0022
牽引する機関車が「DF200-7000」。「ななつ星」にちなんで7000番台になっているそうです。

/ 外装は「古代漆」を基調として、光沢のあるロイヤルワインレッドの塗色になっています。
conv0023
後方から眺めた「編成美」も中々のものです。77系客車は専用設計で、寝台車5両、ダイニングカー、ラウンジカーの7両で編成されています。

この後、佐世保へ回送してゲストを迎えに行くようです。

≪駅からの眺め≫
conv0024
4番ホームから諫早方向を眺めています。

元々は「長崎線」として、ここから長崎へ向かっていましたが、現在は「大村線」として諫早までを結んでいます。
conv0025 conv0026
2014(平成26)年、「長崎鉄道事業部 佐世保車両センター」が運用を開始し、長崎駅にあった「長崎車両センター」のほとんどの基地機能が移管されています。

/ 開業時から1984年までは「早岐機関区」「早岐客貨車区」が設置されており、現在は転車台が残されています。
conv0027 conv0029
現在の主役車両である、YC1系(ハイブリッド)気動車と817系電車が車両センターに留置されていました。

/ 1番ホーム(切り込み線)側には、保線用の車両が留め置かれていました。
conv0030
ホームの佐世保側から佐世保、江北方向を眺めています。

電柱や標識などでレールが隠れていますが、真っ直ぐの江北方向と、左へカーブしていく佐世保方向に分かれます。

両方向とも佐世保線ですが、直通運転する列車は駅で折り返してスイッチバック運転します。

能勢電鉄 妙見線の終点駅

(2019年12月)
conv0001

15時36分発、普通 雲雀丘花屋敷→大阪梅田は、1988年に登場した8000系が使用されています。

8000系は「阪急マルーン」カラーが地味のように見えますが、銀色との組み合わせで高貴で落ち着いた印象を受けます。
conv0003 conv0030
駅高架下には商業施設「ベルフローラかわにし」があります。

/ 駅前にロータリーやぺデストリアンデッキが整備され、JR川西池田駅までもペデストリアンデッキで繋がっています。

≪妙見線≫
conv0009
10時34分発、普通 川西能勢口→日生中央は、7200系(7200F)で運転されます。

7200系は、2017(平成29)年に阪急電鉄から能勢電鉄へ譲渡され、現在では3編成が配置されています。
conv0004 conv0005 conv0006
隣駅は「絹延橋」です。

/ 「能勢電鉄線」とありますが、阪急電鉄に対しての呼称と思われます。

/ 日中は「妙見口」行と「日生中央」行が交互に発車していましたが、現在は「日生中央」行のみが設定され、山下で妙見口に乗換えとなります。
conv0007 conv0008
開業当初の駅名は「能勢口」でしたが、川西市から駅名に市名を入れる要望があったことから、1965(昭和40)年に「川西能勢口」に改称されています。

/ 路線別の所要時間は、妙見口26分、日生中央20分です。
conv0010 conv0011
10時54分発、普通 川西能勢口→日生中央は1700系で運転されます。

1700系は1990(平成2)年に導入され、能勢電鉄の冷房化率の100%に貢献しています。
conv0012 conv0013
この駅から妙見口へ向かう列車はほとんどなくなり、「妙見口」の表示が珍しくなりました。

/ 1754F(1700系)は昨年末に運用を離脱しており、過去の姿となっています。
conv0014
10時44分発、普通 川西能勢口→妙見口は3100系での運転です。

3100系は1997(平成9)年に運用を開始しており、ステンレスの飾り帯が個性的な雰囲気です。

1編成のみが活躍していましたが、2021(令和3)年に引退記念列車が運転され、廃車となっています。

≪駅の様子≫
conv0015 conv0016
妙見線用4号線は、8両分のホーム有効長がありましたが、5号線から3号線、4号線への通路がレールの上に設けられたので6両分程に抑えられています。

/ 最も北側にある5号線は、妙見線の臨時列車に使用されているようです。
conv0017 conv0018
5号線ホームから本線方向を眺めると、左カーブになっています。

/ 2号線(阪急 上り)ホームから3号線を眺めます。

左側から能勢電鉄のレールが伸びており、阪急の3号線に合流しています。この渡り線を利用して会社間の車両の行き来や「日生エクスプレス」の運行が行われます。

≪阪急電鉄 宝塚本線≫
conv0019
11時8分発、普通 雲雀丘花屋敷→大阪梅田(8000系)が3号線に進入してきました。
conv0020 conv0021
10時58分、4号線の本線側から駅構内を眺めています。左隣の3号線には阪急 宝塚本線の電車が停車しています。

/ 15時41分発、急行 大阪梅田→宝塚(6000系)が1号線に到着しました。

画像の6001F(6000系)は1976(昭和51)年に製造されていますが、現在は4両編成となり、伊丹線で活躍しているようです。
conv0022 conv0002
阪急の隣駅は、梅田側「池田」、宝塚側「雲雀丘花屋敷」です。

/ 15時38分発、普通 大阪梅田→雲雀丘花屋敷(9000系)です。

9000系は2006(平成18)年から製造を開始しています。
conv0001 conv0025
15時36分発、急行 宝塚→大阪梅田(7000系)です。7000系は1980(昭和55)年から製造されています。

≪駅からの眺め≫
conv0026
1号線の宝塚側から梅田へ上っていく電車を見送ります。

この駅から大阪梅田までは急行で21分程。宝塚本線沿線の交通の要所である駅です。
conv0027
3号線ホームの宝塚方向を眺めています。

昔、地上駅だったこの駅は1992(平成4)年に阪急電鉄が高架化され、その4年後に能勢電鉄の高架化が完成。現在は市街地再開発事業が完了し、駅や駅周辺は一体的な街並みが広がっています。




≪(昔) 能勢電気軌道 50形電車≫
conv0029
1975(昭和50)年 夏に訪れた時の平野車庫です。(撮影許可済)

車庫にはツートンカラーの「50形電車」が留置されていました。この車両は元阪急37形(1921年製)で、その後、能勢電気軌道へ譲渡され、1953(昭和28)年に旧来の車両の走行装置に新製した半鋼製車体を載せた改造が行われています。

晩年、50形電車は「川西能勢口-川西池田」の区間運転で使用されています。私が平野車庫を訪れた頃は朝方4往復、夕方2往復のみの運転で、日中の運転は全くありませんでした。

同区間は専ら51号車(50形)が使用され、61号車(60形)を予備にしていましたが、1981(昭和56)年に「川西国鉄前-川西能勢口」が廃止されたことから車両も廃車となっています。

 美唄市 美唄鉄道線「旧東明駅」 

(2021年8月)
conv0007
1914(大正3)年、美唄軽便鉄道(美唄鉄道線の前身)が開通していますが、美唄鉄道線の途中に「東明駅」が開業したのは、かなり後の1948(昭和23)年です。

この「旧 東明駅」から先の鉄道跡地はサイクリングロードとして整備されましたが、落石の危険やヒグマの出没が相次いだことなどから2018年に廃止されています。

自社発注4110形の「2号機」は、近隣住人やボランティアによる管理ができるギリギリの「旧東明駅」に保管されていることになります。

≪三菱鉱業 美唄鉄道線 旧東明駅≫
conv0001
1948(昭和23)年の開業した「旧東明駅」。今も修復されていて綺麗な状態です。

駅は1948(昭和23)年の開業。美唄炭鉱線は美唄-常盤台間10.6km。(引用:Wikipedia)
conv0012 conv0013
保存されている駅舎の周りには、綺麗な花々が咲いていました。

/ 駅舎には、美唄鉄道線で活躍したSL達のポスターが貼られており、「東明駅保存会」の表示がありました。
conv0003
隣駅は「美唄」3.7kmと「盤の沢」2.0kmで、長いホームも残されています。

≪4110形≫
conv0005
林の脇で屋根がない中、「東明駅保存会」の方々が中心になって手入れをされているようで、目立つ錆や破損などは見られません。
conv0010 conv0017
大正時代の炭鉱鉄道が自社発注した「動輪5軸=E」の保存機は大変珍しく、保存されていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

/ 「貴婦人」などとは全く異なるタイプですが、見るからに力強い軸配置です。
conv0004 conv0006
美唄鉄道線には国鉄から4110形「川崎造船所」を4両払い下げられていますが、自社発注4110形も3両が製造されています。製造メーカーは三菱鉱業ということもあり「三菱造船神戸造船所」となっています。

/ これだけ大型の蒸気機関車ですが、タンク形ということで炭水車を従えていない構造です。
conv0007
サイドビューに光る「三菱」マーク。煙突の形が大正生まれを表しているように見えます。

美唄市の指定文化財となっており、末永い保存を期待しています。


≪美唄鉄道線 &4110形の歴史≫
1914(大正3)年 美唄軽便鉄道(美唄-沼貝) 営業開始 ※沼貝=美唄炭山
同年  30両製造(4110~4139)川崎造船所
1918(大正7)年   9両製造(4140~4148)川崎造船所
※新製配置:庭坂機関庫25両(奥羽本線)/人吉機関庫14両(鹿児島本線)
1919(大正8)年 美唄鉄道 自社発注4110形3両製造(2~4)三菱造船神戸
1947(昭和22)年 人吉区の4110形を全車置換え・廃車
1948(昭和23)年 4122号車、4137号車  国鉄→美唄鉄道 譲渡
1949(昭和24)年 4142号車、4144号車  国鉄→美唄鉄道 譲渡
1950(昭和25)年 三菱鉱業が美唄鉄道を吸収し、三菱鉱業美唄鉄道へ
同年 庭坂区の4110形を全廃(国鉄から全廃)
1972(昭和47)年 美唄鉄道線(美唄-常盤台) 廃止


※美唄鉄道には4122、4137、4142、4144の4両が譲渡されています。
※自社発注2号機→旧東明駅に保存

JR北海道 日高本線の終点駅

(2017年7月・2021年8月)
conv0001
7時50分発、普通列車 札幌→東室蘭(2726D)の到着です。 

札幌-苫小牧(千歳線)、岩見沢-苫小牧、苫小牧-東室蘭は、基本的に運転系統が分かれていますが、この列車は札幌から東室蘭へ向かいます。この日はキハ143形(101、151)が担当していました。

今年5月、キハ143形気動車は737系電車の登場により、室蘭本線での使用を終了しています。
conv0003 conv0002
広い駅前ロータリーのある海側の南口には大きな駅舎があります。

/ 山側の北口は、ほぼ自由通路の入口だけがあり、改札口は南北の自由通路に面した所にあります。(2017)

駅は1892(明治25)年開業。日高本線は苫小牧-鵡川間30.5kmで、1日8本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
南口ロータリーにあった「アイスホッケーの像」。苫小牧市にはアイスホッケークラブチーム「レッドイーグルス北海道」があり、母体は王子製紙アイスホッケー部です。(Wikiwandより)

/ 自由通路に面して改札口があります。(2017)

室蘭本線 東室蘭、岩見沢方面、千歳線(沼ノ端から分岐)、日高本線への列車が設定されています。

≪日高本線≫
conv0006
17時2分発、普通列車 苫小牧→鵡川です。

キハ40形気動車(1780号車+1786号車)の2連での運転です。先頭側1780号車は、「北海道の恵み」シリーズの「道央花の恵み」として改造されています。
conv0007 conv0008
正面には「JR北海道」「富士重工 昭和56年」「苗穂工場 平成18年改造」の銘板が並びます。

/ 日高本線に観光仕様の「1780号車」が割り当てられ、少しでも利用客増に繋がればと思います。
conv0009 conv0010
発車時刻表の左側は「日高本線」で、鵡川行が1日8本設定されています。(2017)

現在の日高本線は30km程の短い路線ですが、この路線が存続していることで「終点駅テツ」の大切な1駅になっています。

/ 1780号車と1786号車の2両編成で運転されます。

≪室蘭本線 岩見沢-苫小牧≫
conv0014
17時13分発、普通列車 苫小牧→岩見沢で、キハ150形気動車(109号車)が担当します。

キハ150形100番台は1993(平成5年)に10両が製造され、全車が苫小牧運転所に配置されています。
conv0015 conv0016
存続が危ぶまれる「苫小牧-岩見沢」の行先表示。今では裏街道的な「本線」になってしまいました。

/ この駅は2面4線のホームを持っていますが、この列車は4番ホームからの発車です。
conv0017 conv0018
7時31分発、普通列車 苫小牧→追分(休日運休)は、キハ40-1786が担当します。

現在、キハ40形は日高本線、室蘭本線(糸井-岩見沢)、その他 千歳-新夕張での運用があります。
conv0012 conv0011
15時8分発、普通列車 苫小牧→糸井です。糸井到着後に糸井→追分となるため、はじめから行先札は「追分-糸井」になっていました。(2017)

/ キハ40形350番台は日高本線に投入する目的で10両が改造されましたが、2021(令和3)年に廃車となっています。(2017)

≪室蘭本線 苫小牧-東室蘭≫
conv0013
16時40分、普通列車 東室蘭→苫小牧が到着。使用車両はキハ143形(103、153)です。
conv0019
7時43分、普通列車 室蘭→苫小牧が到着しました。H100系(H100-44と他1両)の2連での運転です。

H100形気動車は2018(平成30)年に登場し、苫小牧運輸所には18両が配置されています。

≪室蘭本線 特急≫
conv0020
7時40分発、特急「スーパー北斗4号」札幌→函館です。(キハ261系1000番台)

札幌-函館間を所要時間3時間45分で走破します。
conv0021 conv0022
15時33分発、特急「スーパー北斗16号」札幌→函館です。画像のキハ281系は2022年まで使用されていました。(2017)

/ 7時48分発、特急「すずらん3号」室蘭→札幌が到着。この列車は室蘭-東室蘭間は普通列車として運行されており、789系1000番台が使用されています。

≪千歳線 直通列車≫
conv0023
16時44分発、普通列車 苫小牧→ほしみです。(731系電車)

隣の沼ノ端から千歳線に乗り入れ、函館本線のほしみまで向かいます。
conv0025 conv0024
7時26分発、普通列車 苫小牧→小樽です。(735系電車)

/ 終点 小樽までの所要時間は2時間2分です。
conv0026
8時9分発、普通列車 苫小牧→ほしみです。(733系電車)

道内の主要幹線の始発駅といった様相で、都会ような雰囲気もあります。

≪駅からの眺め≫
conv0027
3、4番ホームから東室蘭方向を眺めています。

この先は分岐器などの設置で視界が遮られていますが、白老-沼ノ端(28.736km)の区間は「日本最長の鉄道直線区間」とされています。
conv0028 conv0029
駅の東室蘭側には「王子製紙苫小牧工場」が隣接しています。

/ 1番ホームの脇には「王子製紙専用線」が分岐しており、コンテナ輸送が行われています。
conv0030 conv0031
4番ホームの東室蘭側には「苫小牧運転所」が広がります。

/ 2番ホームから駅全体を眺めます。山側(4番ホーム)には苫小牧運転所に繋がる側線があり、数量の車両が留置されていました。
conv0032
1、2番ホームから沼ノ端方向を眺めています。

この先に日高本線と室蘭本線の分岐があり、17時2分発 日高本線 鵡川行(右)が遠ざかり、運転所に入出区する車両(左)が待機している様子が眺めまれます。

≪苫小牧 名所&名物≫
conv0033 conv0034
苫小牧市周辺には「ウトナイ湖」「樽前山」「苫小牧港」「白鳥アリーナ」などがあることを案内しています。

/ 「ホッキのまち」と「ホッケー」を掛け合わせたおちゃらけな看板です。(2017)




≪(昔) 苫小牧駅 D51-234≫
conv0035
1974(昭和49)年 夏の苫小牧駅です。

日本最後のSL活躍地となった室蘭本線は、主に貨物列車はD51形、旅客列車はC57形が担当していましたが、珍しく早朝のこの旅客列車はD51形が牽引する列車で、是非乗車してみたいと思っていました。

この列車は岩見沢に向かう途中、栗山で3分程停車し、D51形(この日はD51-598)を前補機の形でもう1両連結し、そこから重連運転となる面白い列車でした。

221列車 苫小牧6:11発-追分6:54着/6:58発-栗山7:30発-岩見沢7:55着

重連の発車の汽笛を期待していましたが、早朝
の運行のためか短い連呼で形式的なものでした。

SL廃止間際の北海道で、おそらく機関助手と思われる若い運転手が発車までの束の間の時に、私の写真に納まってくれました。この後「SLからDLの操縦士に移るのかな?」などと、子供心に「運転手になった、その先のこと」が気になる瞬間でした。

えちぜん鉄道 三国芦原線の終点駅

(2017年6月・2020年7月)
conv0001
11時59分発、普通 福井→勝山が2018年に完成した高架ホームに到着しました。

MC7001形(7005-7006)は、元JR東海の119系で2013(平成25)年からえちぜん鉄道に移籍しています。
conv0002 conv0003
この駅は勝山永平寺線と三国芦原線の分岐駅で、早朝と深夜を除いて駅員が配置されています。また両線が分岐する地上部分に、本社屋と車両基地が所在しています。

2018(平成30)年に駅の高架化の工事が完成し、昔の面影がなくなってしまいました。

駅は1914(大正3)年の開業。三国芦原線は福井口-三国港間25.2kmで、2003(平成15)年に京福電気鉄道からえちぜん鉄道へ譲渡される。日中は毎時2本の運行。(引用:Wikipedia)
 

≪三国芦原線≫
conv0031
12時10分、車両基地から回送電車が走って来ました。福井駅へ向かうようです。

車両基地へのレールは、三国芦原線の少し先に左へ分岐する形で繋がっています。
conv0029 conv0030
11時43分発、普通列車 福井→三国港が単行で発車していきます。電車が発車した1番ホームは、勝山永平寺線、三国芦原線ともに下り列車が停車します。

/ 1番ホームを発車した同列車は、左側の三国芦原線へ進入していきます。

≪勝山永平寺線≫
conv0013
11時38分、普通列車 勝山→福井が到着しました。

福井方面の上り列車は、勝山永平寺線と三国芦原線ともに2番ホームに進入します。
conv0014 conv0015
11時29分発、普通列車 福井→勝山が発車していきます。手前側のホームは、島式ホーム(1番、2番)の切り欠き部分にある3番ホームです。

/ 11時59分発、普通列車 福井→勝山が遠ざかります。この駅はホーム全体が上屋で覆われています。

≪駅からの眺め≫
conv0032
島式ホーム(1番、2番)の福井側から眺めています。

勝山永平寺線は福井から福井開発まで複線で敷設されていましたが、2006(平成18)年から単線化が進められ、2018(平成30)年、この駅が高架化された際に全線が単線化されています。
conv0021 conv0020
島式ホーム全体が上屋で覆われているので、地上ホームのような印象があります。

/ 切り欠き構造の3番ホームは、主に車両基地の入出庫に使用されます。「L形 ki-bo」は3番ホームを使用して、田原町方向へ回送されるものと思われます。
conv0024
限られた高架スペース内に3方向の分岐があります。

右が勝山永平寺線、左が三国芦原線です。三国芦原線は分岐の先で右にカーブしますが、左へ分岐して車両基地(左)へ入るレールが見えます。

≪車内からの眺め≫
conv0025
11時29分、福井から勝山へ向かう普通列車に乗って、福井口に到着しました。

日中は勝山永平寺線、三国芦原線とも毎時2本ずつ(計4本)で、上下合わせて8本の運行ですので、北陸新幹線の敷地確保のために単線化されても問題なさそうです。

≪高架化前 2017年6月≫
conv0001 conv0002
2015(平成27)年から約3年間は高架化工事のために仮線に移行しており、北陸本線(右)、えちぜん鉄道(左=工事中)の間の北陸新幹線の建設用地を使用していました。

画像のMC5001形は、1999(平成11)年(京福電鉄時代)に国・県・沿線自治体の補助を受けて2両が製造されましたが、2001年の事故で1両が廃車となり、現在は1両のみの配置です。
conv0042 conv0043
駅構内には三国芦原線の「0キロポスト」が設置されていました。

/ 島式ホーム1面2線の駅です。仮駅は3年間だけの使用でしたが、しっかりとした造りになっていました。
conv0003 conv0004
仮駅の駅舎は北陸本線の高架下に設置されていました。

/ 下り線(1番ホーム)側に構内踏切があり、改札口へ向かう通路があります。
conv0040 conv0041
隣駅は、勝山側「越前開発」、三国側「まつもと町屋」と福井側「新福井」です。

/ 駅から勝山永平寺線(右)、三国芦原線(中)、車両基地(左)と現在の高架線の配置と同じです。




≪(昔) 京福電鉄 福井口駅≫
conv0044
1975(昭和50)年 夏に訪れた時の福井口(車庫付近)です。撮影許可を撮って車庫内の見学をしていましたが、本線を走行している電車も撮影していました。

モハ301形(302-301)の2連で、勝山に向けて複線区間を走り去っていきます。昔は冷房装置がないのが当たり前でしたが、その代わりに軽快な走りのように見えます。

モハ301形は元東急デハ3250形で、戦後の1947(昭和22)年頃に4両が入線しています。

手前の302号車は1930年製の池上モハ200形(前面非貫通形)が前身で、1978(昭和53)年に廃車されています。

JR西日本 赤穂線の終点駅

(2022年1月)
conv0001
14時20分発、普通列車 西大寺→備中高梁です。(213系 岡山電車区C08編成)相生側の先頭車はサハ213形から先頭車化改造の「クハ212-102」です。

この列車は赤穂線(相生-東岡山)、山陽本線(東岡山-倉敷)、伯備線(倉敷-備中高梁)の3線にわたり直通運転します。
conv0001
大きな駅舎の南口には駅員が常駐していますが、北口側は簡易式の自動改札機があるのみです。

この駅は赤穂線の終点駅ですが、赤穂線の全列車は山陽本線に乗り入れて岡山以西に向かいます。

駅は1891(明治24)年の開業。赤穂線は相生-東岡山間57.4kmで、毎時1~3本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0002 conv0003
複合型3面4線ホームで、大きな駅舎側(南口)に1番ホーム(赤穂線からの下り列車)があり、赤穂線経由の上り列車は3番ホームに到着します。

/ 北口側にある側線は、山陽新幹線の高架線に沿って敷設されていました。

≪赤穂線≫
conv0005
13時5分発、普通列車 備中高梁→播州赤穂です。岡山からこの列車に乗車してきました。

2004(平成16)年、輸送力見直しのために中間電動車「モハ115形」に運転台を設置した「クモハ115形-1600番台」です。おでこが広い愛嬌のある面構えです。
conv0006 conv0007
岡山から乗車してきた赤穂線直通「播州赤穂行」を見送ります。

/ 3番ホームを発車した列車は山陽本線の下り線を横切り、赤穂線へ進入していきました。
conv0008 conv0009
13時21分発、普通列車 西大寺→備中高梁は赤穂線から1番ホームに到着します。(213系 岡山電車区C09編成)

/ 赤穂線の隣駅は「大多羅」です。
conv0010
13時34分発、普通列車 新見→西大寺で、全区間の所要時間は1時間58分です。(213系 岡山電車区C08編成)

この列車が西大寺から折り返してきて、表題の画像(14時20分発、普通列車 西大寺→備中高梁)になっています。
conv0012 conv0011
3番ホームは、赤穂線(西大寺、播州赤穂)方面です。

/ 13時50分発、普通列車 赤穂→岡山です。モハ114形を先頭車化改造したクモハ114形(切妻の非貫通構造)が手前側に連結されています。

≪山陽本線≫
conv0013 conv0014
13時23分発、普通列車 三原→相生で、全区間の所要時間は2時間43分です。

/ 同列車は4番ホームに停車し、山陽本線を上っていきました。
conv0015 conv0016
山陽本線の隣駅は岡山側「高島」と相生側「上道」です。

/ 13時57分発、普通列車 瀬戸→福山は115系(A17編成)です。(2番ホーム)

ちょうど今月、岡山・備後地区に227系500番台「Urara」が導入される予定で、山陽本線、宇野線、瀬戸大橋線、伯備線などで使用されている115系や117系などの既存車両の置き換えが開始されるところです。

≪特急 スーパーいなば≫
conv0017
13時48分、特急「スーパーいなば7号」岡山→鳥取が通過します。

キハ187系500番台が使用され、全区間の所要時間は1時間49分です。

≪駅からの眺め≫
conv0018
4番ホームから岡山方向を眺めています。

この駅は相対式ホーム(1番、4番)と島式ホーム(2番、3番)の複合型3面4線の地上駅で、4番ホームに進入する列車は山陽本線上り線です。
conv0019 conv0020
4番ホームの姫路側から駅全体を眺めます。跨線橋で各ホームを結び、ホームへ降りるためのエレベーターが完備されています。

/ 4番ホームから姫路側を眺めると、保線エリアが確認できます。
conv0021
2番ホームから姫路側を眺めています。

左へカーブする複線の山陽本線と、右へカーブする単線の赤穂線です。赤穂線(東岡山-相生)=57.4km / 山陽本線(同区間)=60.6kmで、赤穂線の方が3.2km短いようです。

JR九州 久大本線の終点駅

(2021年6月)
conv0003
13時13分、「SL人吉」熊本→鳥栖が蒸気を噴き上げて発車していきます。

2020(令和2)年の7月豪雨により肥薩線(八代-吉松)が不通となったため、翌年から熊本-鳥栖での運転に変更されています。

鳥栖へ向かう往路の「SL人吉」は8620形蒸気機関車(58654)が先頭ですが、鳥栖に転車台がないことから、復路は編成の後部に繋がれたまま、ぶら下がり状態で戻ります。
conv0002
「久留米の新たな出発点」をテーマにした「まちなか口」(東口)の様子です。

5代目にあたる現在の駅舎は2010(平成22)年に供用が開始され、翌年には九州新幹線が開業し「水天宮口」(西口)の供用を開始しています。

駅は1890(明治23)年の開業。久大本線は久留米-大分間141.5kmで、毎時1~3本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0026 conv0001
橋上駅舎と繋がっている自由通路は、高い天井とレンガ調の壁が特徴で「ほとめき広場」の愛称があります。

/ 「まちなか口」側の駅前広場には「からくり太鼓時計」や「とんこつラーメン発祥の地 久留米」などのモニュメントがあります。
conv0004 conv0005 conv0006
隣駅は、博多側「肥前旭」、熊本側「荒木」と久大本線側「久留米高校前」です。

/ 久大本線方面は1~3番、鹿児島本線下りは1、3番、同上りは4、5番です。鹿児島本線の一部の列車は当駅で折り返すため、博多方面でも1、3番から発車することがあります。

≪久大本線≫
conv0002
14時14分、久大本線 日田からの普通列車が到着しました。引き続き14時20分発、普通列車 久留米→日田として折り返します。(キハ200-1004、キハ200-4の2両編成)

キハ200系(0番台+1000番台)の2両固定編成は、1991(平成3)年から製造が開始されています。
conv0034 conv0002
2番ホームは、島式ホーム1番と3番の八代側を切り欠いたホームで、架線設備がないので久大本線の普通列車で使用されます。

/ 14時20分発、普通列車 久留米→日田です。(2番ホーム)
conv0010 conv0011
16時18分発、普通列車 久留米→うきはです。(キハ220-1101)

キハ220形1100番台は1997(平成9)年に2両が製造され、1101号車は大分→長崎→大分と配置転換されていますが、現在も「シーサイドライナー」色のままです。

/ 16時32分、日田からの普通列車が到着しました。この駅を14時20分に発車した車両が戻る運用です。

≪久大本線 特急≫
conv0012
13時46分発、特急「ゆふいんの森2号」由布院→博多です。全区間の所要時間は2時間7分です。

キハ71系気動車は1989(平成元)年から「ゆふいんの森」で運行されています。

≪久大本線 特急≫
conv0013 conv0014
16時3分発、特急「ゆふ4号」別府→博多です。キハ185系気動車による運行で、全区間の所要時間は3時間20分です。

/ 1992(平成4)年にJR四国から譲渡されたキハ185系気動車は、今でもJR九州の看板列車に使用されています。

≪SL人吉≫
conv0015
往路の「SL人吉」熊本-鳥栖が到着しました。(5番ホーム)

この日は熊本駅で「SL人吉」を見送り、その56分後の区間快速で追い掛けたところ、一駅手前の荒木駅で追い抜き、再びこの駅で「SL人吉」を出迎えることが出来ました。
 conv0016 conv0002
13時13分発「SL人吉」の発車案内。 / 「SLの近くには人が集まる」様子。

2024(令和6)年3月、機関車の老朽化、部品調達や技術者の確保が困難な理由から「SL人吉」の運行が終了になります。

≪鹿児島本線≫
conv0018
14時2分発、区間快速 鳥栖→八代です。

この列車では熊本車両センター所属の817系0番台(VT012)が使用されています。
conv0004 conv0020
14時10分発、快速 久留米→門司港です。この駅で折り返し運転のため、1番ホームからの発車となります。

使用されている車両は南福岡車両区所属の813系200番台「RM223」編成で、1998(平成10)年に製造されています。
conv0021 conv0022
13時18分発、快速 博多→荒木です。813系0番台「RM002」編成が使用されています。

/ 16時34分発、普通 鳥栖→八代です。熊本車両センター所属の815系0番台「NT003」が使用されています。
conv0005
16時31分、福間からの普通列車が到着しました。(1番ホーム)折り返し、16時48分発、快速 久留米→門司港になります。

811系は1989(平成元)年に登場し、全車が南福岡車両区に配置されています。画像の車両は新造から30年近くが経過した頃にリニューアル工事が行われ、2000番台(P2014編成)へ改番されています。

≪駅からの眺め≫
conv0033
3番ホームの博多側から本線を眺めると、すぐ先には九州地方で最大規模の「筑後川」橋梁があります。
conv0028 conv0029
2番ホームは車止め部分でレールが終わる切り欠き式です。

/ 2番ホームから久大本線方向を眺めます。日田方向からの普通列車は架線設備のない2番ホームで折り返します。
conv0030 conv0031
3番ホームの博多側から九州新幹線高架ホーム(11番、12番)を眺めます。

/ 地上ホームから橋上駅舎と自由通路「ほとめき広場」を眺めます。
conv0032
4番ホームから熊本側を眺めています。鹿児島本線と久大本線は約2km先まで並走し、久大本線が左へカーブして分かれていきます。

久大本線の普通列車は日田と由布院で運転系統が分かれていますが、2022年に久留米6:14→大分9:40(所要時間3時間26分)の下り1本のみ、全線走破の列車として設定されています。

JR東海 参宮線の終点駅

(2022年3月)
conv0001
8時19分発、特急「ワイドビュー南紀2号」新宮→名古屋です。

キハ85系気動車は1992(平成4)年から特急「南紀」に使用されていましたが、HC85系気動車の登場により、今年6月で定期列車での運用が終了しています。
conv0003 conv0003
この駅周辺には昔からの集落がありますが、ほとんどが田畑や林など平らな土地が広がっています。

紀勢本線と参宮線分岐駅ということもあり、駅長、駅員の配置がある駅で、駅構内には乗務員区所「伊勢運輸区」があります。

駅は1893(明治26)年の開業。参宮線は多気-鳥羽間29.1kmで、日中は毎時1~3本の運行。(引用:Wikipedia)
 
≪8:11発 普通列車 伊勢市→亀山≫
conv0004
8時11分発、普通列車 伊勢市→亀山です。(2番ホーム)

競合する近鉄の運転本数とは比較になりませんが、通勤通学の時間帯の8時台は、上下の列車を合わせるとそれなりに賑やかな様子が見られます。

≪8:19発 特急「ワイドビュー南紀2号」新宮→名古屋≫
conv0009
8時19分発、特急「ワイドビュー南紀2号」新宮→名古屋が1分停車をします。(2番ホーム)この駅には「伊勢運輸区」があることから乗務員の交代が行われています。

この特急の全区間の所要時間は3時間21分です。

≪8:22発 普通列車 亀山→伊勢市≫
conv0006 conv0005
8時22分発、普通列車 亀山→伊勢市です。(4番ホーム)

キハ25形気動車は2011(平成23)年に登場しています。この駅では下り列車との待ち合わせと、特急列車との接続のため13分間の停車です。
conv0007 conv0033
8時22分発の伊勢市行は、キハ25形の2両固定編成×2本での運転です。

/ 隣駅は新宮側「相可」、参宮線「外城田」と名古屋側「徳和」です。 

≪8:40発 普通列車 鳥羽→亀山≫
conv0010
8時40分発、普通列車 鳥羽→亀山です。(2番ホーム)参宮線のこの時間帯の列車は、紀勢本線に乗り入れています。

≪9:07 普通列車 新宮→多気≫
conv0011
9時7分、この駅止まりの普通列車が新宮から到着しました。(1番ホーム)

全区間の所要時間は3時間4分(137.7km)で、折り返し9時43分発の普通列車 新宮行になります。

≪9:24発 普通列車 伊勢市→亀山≫
conv0001 conv0013
9時24分発、普通列車 伊勢市→亀山が到着です。(2番ホーム)

/ 9時8分着、新宮からの普通列車(1番ホーム)と、9時24分発、普通列車亀山行(2番ホーム)が並ぶのが見えます。

≪9:24発 特急「ワイドビュー南紀1号」 名古屋→紀伊勝浦≫
conv0015 conv0032
9時24分発、特急「ワイドビュー南紀1号」が発車していきます。(4番ホーム)

下り本線扱いの4番ホームから分岐器を通過して紀勢本線のレールへ進入していきます。
conv0017
特急「ワイドビュー南紀1号」が走り去った際、参宮線の先の方でこの駅始発の「普通列車 新宮行」が待機していました。

≪9:43発 普通列車 多気→新宮≫
conv0018 conv0019
9時43分発、普通列車 多気→新宮です。(4番ホーム)

特急「ワイドビュー南紀1号」が走り去った後、参宮線の先の方で待機していた「普通列車 新宮行」の車両が入線してきます。

≪9:36発 快速「みえ6号」 鳥羽→名古屋≫
conv0020
9時36分発、快速「みえ6号」鳥羽→名古屋です。(2番ホーム)全区間の所要時間は2時間3分です。

キハ75形気動車は快速「みえ」のスピードアップとサービス向上を目的とし、神宮式年遷宮への輸送力増強として1993(平成5)年から40両が製造されています。

≪駅構内の様子≫
conv0001
駅舎側の乗務員区所「伊勢運輸区」の隣には、保線エリアが広がっていました。
conv0022 conv0023
跨線橋の通路から1、2番ホームの案内表示「松阪・津・名古屋方面」を眺めます。

/ 駅舎から遠い4番ホーム脇には留置線があり、そこから左奥の方にもレールが延びています。
conv0024 conv0025
4番ホームに停車中のキハ25形。これから新宮に向かう列車の横顔です。

/ 4番ホーム側には参宮線の「0キロポスト」があり、ここから鳥羽までの29.1kmが始まります。

≪駅からの眺め≫
conv0002
3番ホームから名古屋方向を眺めています。

駅の先では櫛田川に架かる鉄橋を渡ります。この駅は多気町に所在していますが、川向こうは松阪市となり松阪駅までは特急で6分程の距離です。
conv0027
2番ホームから鳥羽方向を眺めています。

この駅は参1893(明治26)年に参宮鉄道(現在の参宮線)の駅として開業しており、紀勢本線側の路線は1923(大正12)年に開通しています。

当初「亀山-多気」は参宮線に含まれましたが、1959(昭和34)年に紀勢本線が全通した際に紀勢本線の所属へ変更されています。

参宮線が真っ直ぐに伸びて紀勢本線が右に大きくカーブしているのは、この駅を経由するルートが「伊勢神宮への参詣路線として建設された」という歴史的経緯からのようです。


≪南紀・熊野古道フリーきっぷ≫
conv0028 conv0029
JR東海の「南紀・熊野古道フリーきっぷ」のポスターがありました。「平安衣装」を身に纏うだけで「熊野古道」の雰囲気が漂います。

/ 太地くじら浜公園にある「くじらのしっぽのモニュメント」。本州最南端辺りの「南紀」らしい光景です。

≪キヤ95系検測車 伊勢市駅≫
conv0030
前の日に伊勢市駅に立ち寄ると、軌道検測車キヤ95系気動車が停車していました。跨線橋は近鉄との連絡通路で、左に伸びるレールは夜間滞泊用の留置線です。

JR東海は「DR1」「DR2」の3両編成×2本のキヤ95系が名古屋車両区に配置し、「ドクター東海」の愛称があるそうです。




≪(昔) D51ー1045 伊勢市駅≫
conv0031
1973(昭和48)年 春に訪れた時の伊勢市駅です。

この駅にはC57-110が牽引する亀山発の普通列車に乗ってきました。近鉄特急に乗り換えるために、跨線橋を使って国鉄側から近鉄側に来てみると、D51ー1045(奈)が構内で入換え作業をしている様子が眺められました。

前年に関西本線の大阪側が無煙化されたことから、竜華区から奈良区へ異動してきましたが、この年の7月に奈良県・三重県での無煙化が実施されており、この年の9月に廃車されています。

伊勢市駅の近鉄ホーム側からの眺めですが、左奥に国鉄側のホームがあり、その間に挟まれた三角地帯には沢山の構内線があったことがわかります。

道の駅あびらD51ステーション
安平市
「D51-320」&
「キハ183-214」

(2021年8月)
conv0001
レンタカーを運転して、道の駅「あびらD51ステーション」に到着しました。

2019年の開業で「D51-320」及び「キハ183-214」が展示保存されています。

「キハ183-214」は屋外展示ですが、「D51-320」はSL倉庫内に保存されており、事前公表された日には貨車移動機により「D51-320」が屋外の中庭に引き出され、キハ183系との並びが実現します。
conv0001 conv0003
安平町(旧追分町)は日本でSLが最後まで活躍していた室蘭本線の「追分機関区」があった所で、1976(昭和51)年、その追分機関区の跡地に「安平町鉄道資料館」が開設されています。

2019年、道の駅「あびらD51ステーション」の開設に伴い、「D51-320」「キハ183-214」が移設され、「D51鉄道資料館」として引き継がれています。

≪D51-320≫
conv0004
1975年12月、日本最後のSL列車は「D51-241」が牽引する夕張線の貨物列車でした。

その「D51-241」は追分機関区の扇形庫に格納中に火災に遭い焼失してしまい、「安平町鉄道資料館」に保管されたのは「D51-320」でした。

≪D51-320経歴≫
1939(昭和14)年 日立製作所笠戸工場 製造
同年 函館区 新製配置
1944(昭和19)年 五稜郭区 異動
1950(昭和25)年 長万部区 異動
1970(昭和45)年  小樽築港区 異動
1972(昭和47)年  追分区 異動
1976(昭和49)年  追分区 廃車
 同年 保存

conv0007 conv0008
「D51-320」は生粋の「道産子」機関車で、保存対象機として申し分ないと思います。

/ 1976(昭和49)年に廃車となった後、早い時期に格納施設で保存されたので保存状態は非常に良いと思います。
conv0009 conv0010
追分駅の駅名標には、2016(平成28)年に旅客扱いが廃止されて東追分信号場になった「東追分駅」が表示されています。

/ この道の駅は、かつて追分が「鉄道の町」だったことを後に伝える大事な役目があります。

≪D51鉄道資料館≫
conv0005 conv0006
追分機関区は室蘭本線の開通と同時に設置されており、大正時代には転車台と機関庫が2ヶ所に増設されていました。掲示の手前には扇形機関庫の模型があります。

/ 今では裏街道的な室蘭本線ですが、当時の「追分区」は動力車の主要な拠点でした。
conv0017 conv0016
「夕張支線」で使用された行先札が保管されています。 / 館内は伸び伸びと広い空間です。

≪10t貨車移動機≫
conv0011 conv0012
他の人のブログを見て共感したのは、この10t移動機は「ここで唯一の動態保存機」だということです。

/ 「D51-320」をSL倉庫から屋根のない中庭へ引き出すのに、この貨車移動機が使用されます。

≪キハ183-214≫
conv0002
この日は主役の「D51-320」はSL倉庫に入ったままでしたが、「キハ183-214」が気持ちよさそうに日向ぼっこしていました。
conv0014 conv0015
国鉄時代の特急カラーが眩しく輝いています。

/ 北海道固有の特急車両のシルエットに感激です。末永く綺麗に保存して欲しいと思います。

≪貨車群≫
conv0018 conv0019
キハ183系気動車の後方には4両の貨車が保存されています。

内訳は、ヨ4647(ヨ3500形)、ワム186959、ワム186833、ワム184336(3両ともワム80000形)です。

/ 道の駅は国道234号線沿いに開設されており、道内でも人気の道の駅です。




≪(昔) 追分機関区 転車台≫
conv0001
1974(昭和49)年・夏の追分機関区で、事務所で許可を取っての構内撮影です。この頃、室蘭本線でSLが活躍していた区間は「苫小牧-岩見沢」で、苫小牧以西は無煙化が完了していました。

同区間の旅客列車は主にC57形が担当し、軽快な走りが目に焼き付いていますが、SL全廃直前にもかかわらず、追分区には数多くのD51形や9600形が活躍していました。扇形庫を背にして転車台に載っている機関車を眺めると、長くて大きい車体がクルクルと回転するので迫力の瞬間でした。

この時ちょうど転車台に載っていたのは「D51-193」です。現在は同機の第二動輪が豊栄駅前(白新線)に保存されているそうで、今も形見の品が現存しています。

JR北海道 日勝線・千歳線 空港支線の終点駅

(2017年7月・2021年8月)
conv0001
12時15分、新千歳空港→札幌(731系)と小樽→新千歳空港(733系)の快速「エアポート」が2番、3番ホームに並びました。

「エアポート」の所要時間は、新千歳空港から札幌までは37分、小樽までは1時間15分です。
conv0002 conv0003
この駅は国鉄時代の1980年に千歳線の「千歳空港駅」として開業しましたが、JR北海道へ移行後の1992(平成4)年に空港支線(新千歳空港-南千歳)が開業した際に「南千歳駅」へ改称しています。(2017)

/ 島式2面4線のホームには、1日を通じてひっきりなしに列車が発着しています。

駅は1980(昭和55)年の開業。日勝線は南千歳-新得間2.7kmで、1日17本の運行。千歳線空港支線は南千歳-新千歳空港2.6kmで、一日を通して多数運行有。(引用:Wikipedia)
conv0006 conv0007
初回の訪問時は石勝線夕張支線の廃止前で、夕張行の列車が1日3本設定されていました。(2017)

/ 隣駅は札幌側「千歳」で、空港支線「新千歳空港」、苫小牧側「植苗」、石勝線「追分」です。

≪快速 エアポート≫
conv0008
10時20分、快速「エアポート」新千歳空港→札幌(721系:F-4204)は、JR北海道が発足した直後の1988(昭和63)年頃から活躍している車両です。(2017)
conv0009 conv0010
721系の「uシート」は、6両固定編成の4号車(サハ721形)と一部の3両編成の新千歳空港方の先頭車に設定されています。(2017)

/ 画像はサハ721-3201で、車体側面には青と赤の帯があります。(2017)
conv0011 conv0012
10時48分、快速「エアポート」札幌行(733系3000番台:)の側面には、日本ハム時代の「大谷選手」がいました。(2017)

/ 733系の種別・行先表示器はLED化されています。(2017)
conv0013
11時21分、快速「エアポート」新千歳空港→札幌(733系3000番台:B-3205)が到着しました。

≪千歳線≫
conv0014
11時44分発、普通列車 苫小牧→札幌が4番ホームから発車していきます。

733系は2012(平成24)年に導入されており、画像の普通列車は基本番台の3両固定編成(B-114)で運転されています。
conv0015 conv0016
10時27分発、普通列車 苫小牧→小樽は731系で運転されています。(2017)

/ この列車の全区間(苫小牧→小樽)の所要時間は2時間18分です。(2017)

≪千歳線 特急すずらん≫
conv0017 conv0018
10時22分発、特急「すずらん5号」東室蘭→札幌は789系1000番台で運転されています。

/ 全区間(東室蘭-札幌)の所要時間は1時間38分です。

≪千歳線 特急 北斗≫
conv0001 conv0002
10時00発、特急「北斗8号」札幌→函館行(キハ183系)です。(2017)

/ 国鉄時代の1980(昭和55)年に導入されたキハ183系気動車は、「スーパー」の冠がない「特急 北斗」に充当されていましたが、2018(平成30)年に運用から離脱しています。(2017)

conv0021
11時15分発、特急「北斗10号」札幌→函館(261系)です。

キハ183系の運用離脱で「特急北斗」系統は281系と261系に統一されたことから、2020(令和2)年から「スーパー」が外され「北斗」に統一されています。

≪日勝線 夕張支線直通≫
conv0003
10時43分発、普通列車 千歳→夕張(キハ40-1762)です。(2017)

2019(平成31)年、夕張支線(新夕張-夕張)が廃止されたため、現在は石勝線 新夕張までの運転に変わっています。
conv0023 conv0024
夕張行はキハ40形1両での運転です。車両側面には今は思い出となった「千歳-夕張」の行先札が差し込まれていました。(2017)

/ 駅の発車案内にも「夕張行」の発車案内がありました。(2017)
conv0025 conv0026
ホームには「1両」「2両」の停止位置の標識があります。(2017)

/ キハ40形気動車が夕張に向けて発車していきます。石勝線を走行する貴重な普通列車です。(2017)
conv0027
11時26分発、普通列車 千歳→新夕張(キハ150-3)です。

キハ150形は1993(平成5)年に運用が開始されています。JR北海道ではH100形気動車の導入でキハ40形の全廃が進められており、キハ150形の置き換えは次のステップのようです。

≪日勝線 特急 おおぞら≫
conv0028 conv0003
10時14分発、特急「スーパーおおぞら2号」釧路→札幌(キハ283系)です。

283系気動車は2022(令和4)年に運用から離脱し、261系1000番台に統一されています。

≪JR貨物≫
conv0002
10時48分、札幌からの貨物列車(DF200-53)が千歳線を南下していきます。

1992(平成4)年から製造を開始した電気式ディーゼル機関車で「ECO-POWER RED-BEAR」の愛称があります。

≪駅からの眺め≫
conv0031
2番ホームから苫小牧側を眺めています。両端のレールは千歳線の苫小牧方向へ向かいます。

内側右のレールには新千歳空港(空港支線)への坑口が見え、内側左のレールは石勝線へ向かいます。
conv0033
2番ホームから札幌側を眺めています。

千歳線(函館、室蘭)方面、石勝線(帯広、釧路)、新千歳空港方面などからの列車で、この駅から札幌に向けて列車本数が多くなります。

≪駅周辺の様子≫
conv0036
ホームには「石勝線0キロ標」の石碑があり、南千歳-新得間132.4kmが全通したことを記しています。

2024(平成6)年、根室本線(富良野-新得)が廃止されることになり、道東方面への輸送手段として「石勝線」は更に重要性が増してきます。
conv0004 conv0005
JR北海道「北海道新幹線で行く東北の旅」キャンペーンには、日本ハム時代の若い頃の体形の「大谷選手」が起用されていました。(2017)

/ 快速エアポートの指定席「uシート」はプラス520円で利用できます。(2017)
conv0001 conv0004
1番ホーム側には、白い幹が綺麗な寒冷地の原生林が見られます。

/ 新千歳空港が隣接する駅なので、航空機の離着陸体制の様子が近い場所で見られます。

JR四国 予土線の終点駅

(2021年12月)
conv0001
13時発、普通 中村→窪川です。この列車は土佐くろしお鉄道中村線の全区間を1時間2分で走破します。

土佐くろしお鉄道の中村線・宿毛線には「四万十くろしおライン」の愛称があり、1988(昭和63)年の移管当初からTKT-8000形が使用されており、現在では8両が活躍しています。
conv0009 conv0002
単式1面1線の無人駅で、駅舎がないのでそのままホームまで来てみると、屋根付きの待合所があります。

中村線と予土線が開通した当初は両路線とも国鉄路線でしたが、1987(昭和62)年にJR四国へ継承された翌年に中村線が土佐くろしお鉄道へ移管されています。

≪若井駅の歴史≫
1963(昭和38)年 中村線(窪川-土佐佐賀)部分開通 若井駅開業 国鉄
1970(昭和45)年 中村線(窪川-中村)全通 国鉄
1974(昭和49)年 予土線(北宇和島-若井)全通 国鉄
1987(昭和62)年 中村線・予土線 国鉄→JR四国に継承 
1988(昭和63)年 中村線 JR四国→土佐くろしお鉄道に移管


駅は1963(昭和38)年の開業。予土線は若井-北宇和島間76.3kmで、1日4本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0003 conv0012
待合室には「特急列車通過時刻表」があり、特急列車は1日9往復の設定であることがわかります。通過時刻を再確認することで、終点駅テツの活動を安全に終えることが出来ました。

/ こちらは発車時刻表で、中村線の普通列車は1日9往復、予土線は1日4往復です。右側の薄い字体は観光列車「しまんトロッコ」のスジです。

≪中村線 特急 あしずり≫
conv0010
12時52分、特急「あしずり3号」高知→中村が通過していきます。全区間の所要時間は1時間42分です。

駅構内はカーブ構造で2本のレールにはカント(高低差)がつけられているので、特急列車が通過する際には「かなりの速度で通過するだろう」と予想しての撮影です。

≪JR予土線(中村線乗入れ)≫
conv0012
13時27分発、普通 窪川→宇和島です。予土線へ向かう列車はこの駅まで中村線に乗入れています。

JR四国 予土線の列車ですが、始発の窪川から土佐くろしお鉄道を乗り入れてきました。黄色のキハ54-4は「しまんトロッコ」の牽引機ですが、毎年6月と寒い時期はトロッコ運行はお休みです。
conv0009 conv0018
この駅では1分の停車で、ここから路線が分かれますが、実際には3.6km先にある川奥信号所に中村線と予土線の分岐があります。

/ 予土線1日4本のうちの1本が走り去ります。終点 宇和島まで全所要時間は2時間39分です。

≪中村線≫
conv0011
14時6分発、普通 窪川→中村が到着しました。

1時間ほど前に窪川へ向かった土佐くろしお鉄道のTKT-8011号車(四万十町ラッピング)が戻ってきました。
conv0014 conv0015
8011号車が通り過ぎると、中村側の車両の前面とは異なるデザインが反対側の窪川側に施されていました。

/ この駅には、中村線9往復と予土線4往復の普通列車が停車し、中村線9往復の特急列車が通過します。

≪予土線(中村線乗入れ)≫
conv0016
14時18分発、普通 宇和島→窪川が到着しました。(キハ32-2)

この列車には「海洋堂ホビートレイン ウルトラマントレイン号」のラッピングを施したキハ32が使用されています。
conv0017 conv0018 conv0019
清流「四万十川」に近いローカルな場所で、正義の味方「ウルトラマントレイン号」と出会えました。

/ このラッピングは2021年7月から運転を開始しましたが、翌年5月に運転を終了しています。

/ 窪川に向けて発車していきます。予土線には「しまんとグリーンライン」の愛称がつけられています。

≪駅と駅周辺からの眺め≫
conv0021 conv0020
駅から中村方向を眺めています。予土線が始まる駅ですが、実際の分岐はここから3.6km先の川奥信号所になります。

/ 中村線(土佐くろしお鉄道)と予土線(JR四国)とも普通列車はワンマン運転です。
conv0012 conv0013
隣駅は高知側「窪川」、中村側「荷稲」と予土線側「家地川」です。

/ 細い道の奥には「日本最後の清流 四万十川」が流れますが、川面は見えていません。
conv0023 conv0024
駅周辺から「若井駅」を眺めると駅は築堤上にあり、レールは周りの田畑よりも高い位置にあります。

/ 駅前には「四万十町コミュニティ」のバス停があり、若井川線は毎週水曜日のみの運行です。バス停には「高南観光自動車」とありましたが、現在は「四万十交通」となっています。
conv0034
駅ホームから窪川側を眺めています。

反対側の川奥信号所辺りにはループ線があり山深い地形を通りますが、ここから窪川までの4.4kmは四万十川沿いの平地を進みます。

予土線は「トロッコ列車」や「予土線ホビートレイン」の効果があったようですが、ここ2~3年で2往復の列車が削減されています。一進一退の現状ですが、何とかこの後の存続を期待しています。

泉北高速鉄道 泉北高速鉄道線の終点駅

(2022年2月)
conv0001
9時43分発、特急「泉北ライナー」和泉中央→難波(南海)で、全区間の所要時間は32分です。

この日は南海電鉄12000系による「泉北ライナー」が運転されていましたが、個人的には何となく「プロレスラーの覆面マスク」のような顔立ちに思います。
conv0034 conv0037
1995(平成7)年、泉北高速鉄道線がこの駅まで延伸開業したと同時に、桃山学院大学が駅周辺に移転し、「エコールいずみ本館」や「アムゼモール」などの商業施設もオープンしています。

駅は1995(平成7)年開業。泉北高速鉄道線は中百舌鳥-和泉中央間14.3kmで、日中は毎時7~9本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
改札口には、大きな液晶ディスプレイ式の発車案内が設置されています。

/ 2番ホームの発車案内には「9時43分発 泉北ライナー」の発車案内があります。

≪泉北高速鉄道線≫
conv0006
8時51分発、普通 和泉中央→中百舌鳥で、全区間の所要時間は16分です。(1番ホーム)

5000系は泉北高速線が大阪府都市開発時代だった1990(平成2)年から製造が開始されています。
conv0007 conv0008
隣駅は「光明池」です。

/ 駅名や周辺の景色など、ニュータウン路線の特徴が良く現れているように思います。
conv0009 conv0010
8時58分発、準急 和泉中央→難波(南海)は2番ホームからの発車です。

8時46分発、準急 和泉中央→難波(南海)が発車していきました。(2番ホーム)

≪泉北高速鉄道線 南海車両≫
conv0011 conv0012
8時53分、準急 難波(南海)→泉北中央が到着しました。同列車の後方4両は、1962(昭和37)年に製造された6000系(6001F)でした。

/ 現在、南海6000系は全72両のうち半数以上が廃車されていますが、第1編成が残っているのは喜ばしいことです。

≪特急 泉北ライナー≫
conv0013 conv0014
8時43分発、特急「泉北ライナー」和泉中央→南海難波です。特急料金は520円で、定期特急料金9,430円/月が設定されています。

外観が金色の12000系(12021F)は泉北高速鉄道が所有する12000系(4両編成×1本)で、2016(平成28)年に製造され、翌年から運行を開始しています。
conv0015 conv0016
8時57分、特急「泉北ライナー」が南海難波から到着しました。南海電鉄12000系で前面には「サザン・プレミアム」の表示があります。

/ 一度、引き上げ線へ下がった後、9:43発「泉北ライナー」で大阪難波へ向かいます。

「泉北ライナー」は4両編成で運転されますが、「サザン」8両運用では難波寄りに他形式の自由席車両4両を連結するので、そちら側の先頭車の前面には「サザン・プレミアム」の表示がありません。
conv0017 conv0018
南海電鉄12000系は2編成(4両編成×2本)あり、製造当初は南海本線系統の特急「サザン」に投入されており、「サザン・プレミアム」の愛称を持ちます。

≪駅と駅周辺からの眺め≫
conv0028
駅前の中百舌鳥側から本線方向を眺めながら、9時28分、難波(南海)からの準急が近づいてくるのを目で追っかけていました。周りにはニュータウンの風景が広がっています。
conv0020 conv0019
丘陵部にある終点駅で、ホームは半地下のような深い掘割のような位置にあります。

/ 2つあるホームの両脇に留置線があります。
conv0029 conv0030
2番ホームから中百舌鳥方向を眺めています。外側に側線が1本あり、車止め側の引き上げ線から進入できます。

/ 本線から駅構内に繋がる部分には、ゲートのような建物の入口部分があります。この駅舎内に仙北高速鉄道の本社が入居しています。
conv0031
ホームの約500m先までレールが延びており、この駅から路線の延伸も可能な構造ですが、現在は回送車両の引き上げ線として使われています。

ちょうど特急車両が引き上げていましたが、電柱の影を解消するために公道部分の端まで来ましたが「電柱被り」を解消できませんでした。
conv0025
駅の中百舌鳥側から泉北高速鉄道線を眺めています。右側を阪和自動車道が通過し、鉄道と自動車道の外側を大阪府道223号線(三林岡山線)の上下線が挟みます。

≪車内からの眺め≫
conv0032
中百舌鳥から乗車した電車の中から「終点駅」和泉中央駅を眺めです。2つのホームの外側にある留置線2本とも、引き上げ線から入線する構造であることが判ります。

≪光明池車庫≫
conv0033
真っ直ぐに伸びる和泉中央方面への本線と、車庫へ向かう左へ曲がるレールが分かれています。


≪大阪府都市開発≫
1971(昭和46)年に泉北高速鉄道線(中百舌鳥-泉ヶ丘)が最初に開通しましたが、「大阪府都市開発(第三セクター)」による開業となっています。

南海電鉄が自力で泉北高速鉄道線を開業出来なかったのは、その当時の南海電鉄の既存路線内で重大事故が頻発し、重い負債がのしかかり、新規路線の開業のための多額の投資が困難だったようです。



≪泉北高速鉄道線の歴史≫
1971(昭和46)年 中百舌鳥-泉ケ丘 開業 大阪府都市開発(第三セクター)
1973(昭和48)年 泉ケ丘-栂・美木多 開業
1974(昭和52)年 栂・美木多-光明池 開業
1995(平成7)年 光明池-和泉中央 開業(泉北高速鉄道線の全通)
2014(平成26)年 大阪府都市開発→泉北高速鉄道 社名変更(南海電鉄子会社化)
2015(平成27)年 有料特急「泉北ライナー」運転開始

紀州鉄道 紀州鉄道線の終点駅

(2022年2月)
conv0001
14時28分発、普通列車 御坊→西御坊です。毎時1~2本の運転ながらも「御坊-西御坊2.7km」の短距離をきっちり走っています。

現在の主力車種は、信楽高原鐡道から譲り受けた「KR301」で、同じく信楽高原鐡道からの「KR205」と共に使用されています。
conv0002 conv0003
初めて紀州鉄道を訪問したのは1975(昭和50)年で、その時の現役車両は「キハ600形」キハ603、キハ604でした。

その後、2013(平成25)年では「キテツ1形」2両と出会い、現在は「KR301」などへ変わっており、こんなに短い路線ですが、時代の流れと共に移りゆく魅力があります。

紀州鉄道の訪問では「旧日高川駅」「西御坊駅」「紀伊御坊駅」へ立ち寄りますが、「御坊駅」ホームへ上がるのは初めてです。今回「終点駅テツ」では訪問する良い機会となりました。

駅は1932(昭和7)年の開業。紀州鉄道線は御坊-西御坊間2.7kmで、毎時1~2本の運行。(引用:Wikipedia)
conv0004 conv0005
紀州鉄道0ホームは、JR1番ホーム(和歌山方面)と背合わせですが、基本的には駅舎脇の切り欠き単式ホームとなっています。

/ 2番(主に当駅始発)、3番ホーム(新宮方面)は、1面2線となります。

≪紀州鉄道線≫
conv0006
14時18分、西御坊から列車が到着です。

「御坊駅」は市街地の北端に位置しており、ここから南側へ向かう紀州鉄道は市街の中枢部を切れ込んでいきます。
conv0007 conv0008
JRと紀州鉄道の乗換口に、JRの「ICカード専用簡易改札機」が設置されています。

/ 通勤や通学、市役所や市街地に出掛けるのに支障がない頻度で列車が運行されています。全区間の運賃は180円です。
conv0010 conv0009
私が最初に訪れてから「大分交通」「北条鉄道」「信楽高原鐡道」の車両が、第二の活躍の場として移籍しており、時代毎の楽しみ方ができる路線です。

/ 「KR301」は信楽高原鐡道から譲受しており、以前は「信楽焼のタヌキ」が描かれていましたが、御坊市観光協会により御坊市に所縁のある「宮子姫」に変わっています。
conv0011
駅の端とかの車止めでレールが終わっている所に、ローカル色を感じます。おまけに「0番」とくればなおさらです。
conv0012 conv0013
シンプルで飾りっ気のないホームに「0番」の表示が引き立ちます。

/ 0番ホームからJR側の1~3番ホームを含めたホーム全体を眺めます。
conv0016
駅の先にある病院の敷地(雑木林)を避けながら左へカーブしていきます。

≪JR 紀勢本線≫
conv0017
13時24分発、普通列車 御坊→紀伊田辺です。

2019(平成31)年、和歌山地区で227形1000番台の運転が開始され、国鉄時代の電車は全廃されています。
conv0018 conv0019
13時30分発、普通列車 御坊→和歌山が発車します。223系0番台(HE401編成)は、日根野に所属する0番台の第1編成で組成されています。

/ 2、3番ホームから改札口までは跨線橋を渡ります。
conv0020 conv0021
JRの隣駅は和歌山側「紀伊内原」と新宮側「道成寺」で、紀州鉄道の隣駅は「学門」です。

/ 14時24分、和歌山からの普通列車が終着となりました。この先は14時35分始発の紀伊田辺行と連絡しています。
conv0023 conv0022
14時33分発、普通列車 御坊→和歌山は、到着して9分後に折り返していきました。

/ JR西日本の顔「223系2500番台」のサイドビュー。

≪特急くろしお≫
conv0001
14時発、特急「くろしお11号」新大阪→新宮の発車で、車掌の指差しにも力が入ります。

2010(平成24)年、「くろしお」に287系電車が導入され、オーシャングリーンの帯が引かれています。
conv0002
14時7分発、特急「くろしお22号」新宮→新大阪は、パンダくろしお(Smileアドベンチャートレイン)編成で運転されています。
conv0025 conv0026
ホームに特急「くろしお」の乗車位置表示があります。

電車の側面と言うより、この臨場感は「アドベンチャー・ワールド」そのものです。

≪駅からの眺め≫
conv0003
1番ホームから新宮方向を眺めています。特急「くろしお」が走行する区間であり、紀勢本線(JR西日本区間)は和歌山-紀伊田辺が複線区間です。

特急「くろしお22号」の新宮-新大阪の所要時間は、4時間23分です。
conv0002 conv0030
駅の裏手には農地があり、菜の花の黄色い帯が見えます。

/ この駅は特急「くろしお」を含む全列車が停車し、この駅を終始発とする列車が多く設定されています。
conv0031
1番ホームから和歌山方向を眺めると、JRと紀州鉄道の渡り線はなく、それぞれが独立しています。

銚子電鉄と同様に路線長が極端に短く、この後の継続的な運行に心配がありますが、市街地から外れた所にある「御坊駅」と市街地を結ぶ紀州鉄道線の関係を見ていると、当分の間は運行に支障はなさそうです。

≪宮子姫のふるさと 御坊≫
conv0032 conv0033
「宮子姫のふる里、紀州ごぼう」のキャッチフレーズで、紀州の観光地として売り出し中のようです。

/ 新幹線と特急「くろしお」をリンクさせて、紀伊半島の南側へ多くの観光客を輸送します。
conv0034 conv0035
「また来てね 御坊へ」と見送るのは「九絵(クエ)」「釣鐘饅頭」「花浜匙(スターチス)」「金山寺味噌」の4人衆です。

≪宮子姫物語≫
第42代文武天皇のお妃となり、第45代聖武天皇の御生母となられた宮子姫(藤原宮子)は、7世紀後半、九海士の里(現在の御坊市)でお生まれになったと伝えられ、「宮子姫伝説」が語り継がれています。

このページのトップヘ