JR東日本 米坂線の終点駅

(2017年3月)
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羽越本線の坂町駅で、下り快速「SL村上ひな街道号」を待ち受けました。

飾り気を抑えめにしてありありますが、良く磨き上げられて私も好感が持てる仕様で、C57形のスマートで均整の取れた車体が輝いて見えます。
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新潟と米沢を結ぶ、快速「べにばな」は別格のようで、駅構内ののりば案内に列車名で表示されています。米沢行は9時33分発、新潟行は20時37分発の1往復です。

JR東日本・米坂線の米沢-坂町間90.7kmの終点駅で、駅は1914(大正3)年の開業。米坂線は1日に6本の運行で、日中は4時間運行のない時間帯あり。(引用:Wikipedia)

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駅前周辺は特に賑やかな雰囲気ではありませんが、昔も今も、これからも日本海側(新潟・山形)と内陸側(山形)との乗り換え駅です。

≪米坂線≫
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12時25分、米沢から2両編成の普通列車が到着しました。

車両はキハE120系気動車で、車体側面はブナをイメージして赤色と橙色のラインが入っており、SLばんえつ物語の客車に使用されているオコジョのデザインが描かれています。
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キハE120系は平成20年に導入されたJR東日本の一般型気動車で、全車8両が新津運輸区に配置され、羽越本線(新津-酒田)、米坂線、信越本線・磐越西線(新潟-新津-会津若松)と白新線は快速「べにばな」で運用しています。

≪羽越本線≫
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12時18分着、秋田発新潟行・特急「いなほ8号」が到着しました。秋田-新潟間の所要時間は3時間42分です。
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12時36分着、村上始発の普通電車が到着しました。この列車は新発田から白新線経由で新潟へ向かいます。

村上-間島(酒田側)間に交直流の切り替え地点(デット・セクション)があり、特急と臨時快速以外は村上駅で乗り換えとなります。

≪臨時快速・きらきらうえつ≫
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11時2分、新潟発酒田行の臨時快速「きらきらうえつ」が5分ほど運転停車しています。

この日は快速「SL村上ひな街道号」運転のため、この列車の運行時刻が変更になっているようで、通常は11時3分には村上駅に到着している時刻です。
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この派手な快速用車両は、485系特急形交直流電車を改造したジョイフルトレインです。

交直流電車の利点を生かして、デットセクション(交流-直流の切り替え区間)のある村上駅から先も直通運転が可能です。

≪快速・SL村上ひな街道号≫
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10時45分、下り・快速「SL村上ひな街道号」が定刻に到着しました。全区間とも平坦地の運行のため、俊足のC57には楽な仕業かもしれません。
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到着してすぐの発車ですので、撮影のためのホームの移動が大変でしたが、スチームのサービスを受けて迫力の発車シーンでした。

≪後回9934-方向転換-後回9935≫
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往路、村上に到着したSL列車は編成そのままで、EF81形電気機関車を編成後部に連結し、ここ坂町駅まで回送で戻ってきました。
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4番線ホームに客車を残し、1年に2日しか運転されないSL列車の方向転換を行います。

両サイドに何人もの職員を配置して、人力で向きを変えます。SLの向こう側からも、撮りテツの方々が撮影していました。

≪坂町駅ホーム≫
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羽越本線村上方向を眺めています。右から1番線・米坂線方面(折り返し)、2番線・新発田方面、3番線・村上方面、4番線・羽越本線(待避)です。

4番線(左)から左上へ分かれるレールがスイッチバックになっており、左横にあるターンテーブルへ繋がっています。
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羽越本線新発田方向を眺めています。左から1番線・米坂線(折り返し)、右の4番線までの島式ホーム2面4線です。