北陸鉄道 石川線の終点駅

(2006年10月・2017年6月)
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浅野川線は海線ですが、石川線は白山の麓へ伸びる山線です。

創業当時の車両はなくなり、東急電鉄(一部は京王電鉄)で活躍した車両に置き換えられました。浅野川線は1500Vへ昇圧されましたが、石川線は現在も600Vです。
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「恋のしらやまさん」は、野町駅から鶴来駅まで電車に乗り、縁結びの神社「白山比咩神社」(しらやまさん)にお参りする切符です。

鶴来の町並みや文化・歴史・味覚・パワースポット・人とのふれあいを堪能出来るそうです。
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駅舎正面の左側に石碑があり、石川線の建設に尽力した木尾久雄氏と粟田久松氏の功績を讃えています。もともと、この駅は石川線、能美線、金名線の3路線が交わる交通の要衝の駅として栄えました。

北陸鉄道・石川線の野町-鶴来間13.8kmで、1915(大正4)年の開業。石川線は1時間に1~3本の運行。(引用:Wikipedia)
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この駅の隣りに「中鶴来駅」がありましたが、平成21年に廃止され、現在の駅標の隣り駅(左)は表示がありません。駅標のような酒蔵の看板、萬歳楽は鶴来の市街にある小堀酒造店の酒で、創業は江戸時代です。

≪石川線≫
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2番線ホームの反対側の旧3番線(能美線、現廃止)から車庫を眺めています。手前と奥の車庫内に7200系電車が1本ずつ留置されていました。

駅舎がある1番線から野町駅方面を眺めています。左側には車庫があり、本線の両側には留置線があります。左隣りには2番線ホームがあります。

≪鶴来-加賀一の宮≫
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現在は引き上げ線となっていますが、石川線は平成21年まで鶴来-加賀一の宮(2.1km)の区間があり、この駅は石川線の中間駅として、発車した電車はあの右カーブを曲がっていきました。
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駅から歩いて加賀一の宮方向にレールが伸びていた踏切跡へきました。石川線のレールは踏切跡の手前で車止めが設置されて終わっており、踏切跡の先には手付かずの廃線跡が草むらの中に残っていました。

≪除雪用機関車≫
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石川線の電車には排雪器(スノープロウ)が取り付けられていませんが、車庫には除雪用の電気機関車が停まっていました。ED30-1(左)は平成22年に廃車となり、若桜鉄道隼駅に保存。ED20-1(右)の凸形電気機関車のみ現役(除雪用機関車)として残っています。

≪モハ3750形 2006年≫
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北陸鉄道で長年活躍した「3761-3751」の2両編成は、平成18年に7700系(元 京王電鉄)1編成の導入で廃車となりました。

ちょうど廃車された2006年10月に対面しました。