わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線の終点駅

(2006年4月・2017年12月)
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14時45分、桐生からの列車が到着しました。冬の沿線に同化したような
車体色のWTK-500形気動車502(平成21年新製)が使用されています。

わたらせ渓谷鐵道は、新緑の春や紅葉の秋などの季節が特に美しく、観光路線として人気があります。
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白壁が奇麗な山の中の終点駅です。駅舎の右側に「かもしかの見られる駅」の表示があります。

/ 駅周辺の山々で、国の特別天然記念物の「かもしか」と逢えるのは、ロマンチックな気がします。

駅は1914(大正3)年の開業。わたらせ渓谷線は桐生-間藤間44.1kmで、1日12本の運行。(引用:Wikipedia)

≪わたらせ渓谷線 2017年12月≫
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ホームは山の斜面が迫る所に1つだけあり、
到着した列車がそのまま折り返して行く終点駅です。
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木製のホームの床が特徴的で、意外と長さがあります。

/ 最終列車は到着した後に隣りの足尾行となり夜間滞泊し、翌朝は足尾始発で桐生へ向かいます。
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現在はこの駅が終点駅ですが、車止めの先には過去に足尾本山へ続いていた貨物線の線路跡が残っています。

/ 隣駅は「足尾」です。
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15時9分、各駅停車・桐生行、冬の季節に合うシックなカラーの車体です。

≪わたらせ渓谷線 2006年4月≫

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以前にこの駅を訪れた時に乗車した「わ89-100形気動車の101」です。わたらせ渓谷鐵道が開業した際に新造された車両で、現在は運用から外れ、本社と車庫がある大間々駅に保存されています。
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国鉄時代、貨物輸送を行っていた頃は1面2線の駅で、駅舎の手前に発着用のレールがありました。現在はそのレールが埋められて広場となり、右側斜面側の1線のみとなっています。

≪貨物支線 間藤-足尾本山≫
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旅客営業の終点駅・間藤から1.9km先の足尾本山駅まで貨物支線がありました。大正3年に足尾鉄道として開通し、大正7年に国有化、昭和62年にJR東日本へ、平成元年にわたらせ渓谷鐵道へ継承されましたが、その後、路線免許は失効しています。
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元 本山製錬所だった周辺川の対岸から眺めています。旧 足尾本山駅はこの事業所だった所にありました。