JR東日本 水郡線・常陸太田支線の終点駅

(2014年12月・2017年7月)
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15時36分発の常陸太田発水戸行・普通列車(左、1番線)と15時31分発の水戸発郡山行・普通列車(右、2番線)が並んでいます。常陸太田方面から郡山方面へ乗換えのために少々停車していました。
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1897(明治30)年、太田鉄道が水戸-上菅谷-久慈川を開業したのが水郡線の最初の開業区間です。2年後に久慈川-太田が開業し、のちに久慈川駅は廃止されました。その後、1918(大正7)年に郡山方面の常陸大宮までが開通し、この駅が分岐駅となります。

常陸太田支線・上菅谷-常陸太田間9.5kmで、駅は1897(明治30)年の開業。日中は1時間に1本の運行。(引用:Wikipedia)
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1番線の線路の脇に、常陸太田支線の0キロポストがあります。 / 1934(昭和9)年に水郡線が全線開通してから80周年(2014年)でした。
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駅舎側から、島式ホーム1面2線(1・2番線)と単式ホーム1面1線(3番線)があり、駅舎とは構内踏切で繋がっています。

≪常陸太田支線≫
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この先、常陸太田支線は交換設備等がなく、終点の常陸太田は1面1線のため、この列車が戻ってくるまでは他の列車が進入できません。そのため、ラッシュの時間帯でも1時間に1~2本程度の運行です。

≪水戸行≫
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14時50分発、常陸大子発水戸行の列車(キハE130系×2両編成)が到着しました。車体側面は、久慈川と新芽をイメージした青緑色になっています。
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3番線から駅舎方向を眺めると、1番線には常陸太田から水戸へ向かう列車が停車しています。

≪郡山行≫
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15時31分発、水戸発郡山行・普通列車が2番線に到着しました。 / 隣駅は、中菅谷(水戸方面)、常陸鴻巣(郡山方面)と南酒出(常陸太田方面)です。

≪駅からの眺め≫
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駅から郡山(左)、常陸太田(右)の方向を眺めています。先に開業した常陸太田支線(右)の方が、真っ直ぐにレールが伸びていて、本線のように見えます。 / 郡山方面の駅構内を眺めています。右から1番線で左から分岐器に繋がっているレールは、保線用のレールです。

≪常陸大子駅≫
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上菅谷から久慈川を遡ってこの辺りまで来ると、里山や小高い山が周囲に見えるような所になります。赤いナンバープレートが特徴の「C12-187」は、そんな常陸大子駅の駅前に保存されています。
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1927(昭和2)年、水戸側から延伸されて常陸大子駅が開業しています。水郡線は路線が久慈川と平行しており、「奥久慈清流ライン」の愛称がつけられています。

≪C12-187の経歴≫
1938(昭和13)年 日本車両にて新製
同年 西唐津機関区 新製配置
豊後森機関区 異動
宮崎機関区 異動
鹿児島機関区 異動
1967(昭和42)年 水戸機関区 異動
1970(昭和45)年 廃車