京阪電気鉄道 宇治線の終点駅

(2019年1月)
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駅周辺には世界遺産である平等院(古都京都の文化財)がありますが、到着する電車を眺めているとごく一般の通勤形と呼ばれる電車が行き来するだけです。そんな宇治線の普通電車が中書島から到着しました。
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京阪の宇治駅は駅舎とホームの間にJR奈良線が横断していますが、京阪側の宇治の砦にJRが斬り込んでいる様子を、上手く覆い隠しているような感じがします。

京阪とJRの駅は両社とも「宇治駅」ですが、宇治川を挟んで900mほど離れています。 / 103系電車が向こう岸にあるJRの駅へ向かっています。

1913(大正2)年の開業。宇治線は中書島-宇治間7.6kmで、日中は1時間に5~6本の運行。(引用:Wikipedia)
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現在の駅舎は1991年から移設工事が進められ、1995年6月に使用を開始しています。

その際、旧駅に比べて180m程中書島方向へ移動し、営業キロが短くなっています。
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高い塀がある1番線(左)です。

/ 何もかもホームにあるパーツがアートっぽく見えます。「円」を基調とした駅舎は、建築家・若林広幸氏(南海電鉄の特急ラピートのデザインも担当)の設計によるもので、1996年、私鉄の駅としては初めてグッドデザイン賞を受賞しています。
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宇治川寄りの眺めの良い2番線。1日のうち1~2本を除いては2番線が使用されています。
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隣駅は、三室戸です。

/ 駅の隣の民家から迫り出している果実。

/ 駅のホームから見えるこんもりした森。

≪宇治線≫
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11時45分着、中書島から13000系の普通電車(13001F)が駆け込んできました。

13000系は2012年に4両編成×5本が新製されています。宇治線の旧型車両の置き換え用とされていますが、ワンマン運転に対応した車両となり、交野線にも入線しています。
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11時55分着、こちらは10000系(10005F)の普通電車です。

10000系は2002年と2006年に4両編成×6本が新製されています。

≪駅からの眺め≫
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ホーム奥側に居たときに到着した13000系(13002F)。

/ 内陸地方では珍しい高い煙突が2本並んで見えます。地図で調べてみると、ユニチカの研究所の辺りのようです。
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過去に遡ると、京都三条や淀屋橋へ直通する電車が運転されていた時代がありましたが、今は朝夕5編成、日中4編成の電車が宇治線内を折り返し運転しています。

≪JR 奈良線≫
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京都から奈良線に乗って宇治に到着。ちょうど103系に乗車することが出来ました。

JRの駅から歩いてここ京阪の駅へやってきました。駅が離れているので、京阪の駅のことを「京阪宇治駅」と呼ぶ人がいるようです。
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JRの宇治駅は1896(明治29)年に開業しています。平等院鳳凰堂を模した駅舎は2000(平成12)年に使用を開始しています。

/ 奈良線の103系(吹田総合車両所・奈良支所)は4両編成×2編成が残るのみで、クハ103-226はそのうちの1本のようです。