神戸電鉄 甲陽線の終点駅

(2018年9月・2020年1月)
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12時11分、甲陽園から甲陽線の電車(6022F)が到着しました。(2018)

甲陽線は路線長2.2kmで全線単線、途中駅1つでワンマン運転を行っています。ほかの主な支線と同様に日中は10分毎に運転しています。

2本の電車が折り返し運転を行っており、途中駅「苦楽園口」で列車交換を行います。
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夙川辺りから甲陽線に沿って、阪神間で屈指の高級住宅街があり、駅前広場も少し垢抜けた感じがあります。(2018)

/ この駅は1920(大正9)年に神戸本線が(当時の阪神急行電鉄により)全通した際に開業し、4年後に甲陽線(夙川-甲陽園)が開業しています。(2018)

駅は1920(大正9)年の開業。甲陽線は夙川-甲陽園間2.2kmで、日中は毎時6本の運行。(引用:Wikipedia)

≪甲陽線≫
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3番ホームに停車中の甲陽線の電車(6022F)。6000系3両編成でワンマン運転対応車が使用されます。
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1面1線の甲陽線ホームを車止めの後ろ側から眺めます。

/ 字体が丸っこくて、何となくホッとする感じの「方向幕」。(2018)
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隣駅は「苦楽園口」です。

/ 14時57分、甲陽園行の電車(6021F)が発車していきます。
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15時1分、前の電車が発車して4分後、次の電車(6010F)が到着しました。
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甲陽線ホームの先から甲陽園方向を眺めます。この先、夙川沿いの高級住宅街を2.2km走ると早くも終点駅です。

「甲陽園駅」を私が訪れた時の感想ですが、そこはもう六甲山地の山裾のような場所で、山がちな地形が間近に迫っています。

≪神戸本線≫
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11時58分発、普通電車(大阪梅田→神戸三宮)です。

1000系(2代目)電車は、2013(平成25)年から製造が開始。宝塚線、神戸線系統に投入され、現在は8両編成×20本が配置されています。
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神戸本線の隣駅は、大阪梅田側「西宮北口」、神戸三宮側「芦屋川」です。

/ 14時30分発、普通電車(神戸三宮→大阪梅田)です。1000系(1007F)が使用され、2020年「初詣」のヘッドマークが掲出されていました。
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14時38分発、普通電車(大阪梅田→神戸三宮)で、1000系(1000F)の神戸側先頭車が「1000」です。関東在住の私は、車両番号「1000号車」は何時まで経っても馴染めないです。

≪本線-支線 連絡線≫
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甲陽線の3番ホームは、神戸本線(大阪梅田方面)の2番ホームに垂直に伸びる形で配置されています。そのため、甲陽線への車両回送は、神戸本線神戸三宮側から3番ホームの反対側にある連絡線を通って行われます。

3番ホームの反対側を通る連絡線(左)。 / 神戸本線(大阪梅田方面)2番ホームの横に出てくる連絡線(右)。
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神戸本線(神戸三宮方面)1番ホームから奥の連絡線を眺めます。

/ 同ホームから連絡線(右)と引き上げ線(右奥)を眺めます。本線の上下線間に渡り線があります。これにより、甲陽線への送り込みと西宮車庫への引き上げが可能となります。

≪駅からの眺め≫
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駅名の由来となった「夙川」。神戸本線のホームの下を夙川が流れており、川沿いには松や桜の並木が続きます。

/ 2番ホームから大阪梅田方向を眺めています。この駅からは甲陽線が接続し、隣駅の西宮北口では今津線が乗り入れるなど、阪急の路線が縦横に伸びるエリアです。

≪夙川≫
兵庫県南東部を流れる二級水系の本流で、六甲山地の東端のゴロゴロ岳を水源に、兵庫県西宮市南西部を南流し大阪湾に注いでいます。夙川周辺や夙川駅周辺は、高級住宅街が連続する阪神間で屈指のお屋敷町です。(Wikipediaより)

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2番ホームから神戸三宮方向を眺めています。

この駅から春日野道に至る区間は、六甲山地の麓を通過する区間で急な勾配が断続的に発生しています。

神戸本線は、カーブの多い阪神電車に対抗してスピード面で優位に立てるように、ほぼ直線的に大阪と神戸を結んでいるそうです。神戸に近づくにつれて六甲山地と大阪湾の間隔が狭くなり、狭いエリアの集客合戦を思い起こさせます。