(2020年7月・追加分)
12時4分、美濃太田から普通列車が到着しました。この列車は観光列車「ゆら~り流れて清流列車」を兼ねており、沿線の絶景ポイントではスピードを落として走行するようです。終点駅の手前には樹木が生い茂っており、列車がミニチュアになったような感じがします。
駅舎の左側には食堂が入っており、ラーメンや定食などの食事が出来ます。 / この先、越美北線・九頭竜湖までの約24kmは未完成のまま、その後 第三セクターへ移管されての「終着駅」です。
駅は1934(昭和9)年の開業で、長良川鉄道の駅は1986(昭和61)年に開業。越美南線は美濃太田-北濃間72.1kmで、1日8~9本の運行。(引用:wikipedia)
島式ホーム1面2線の駅ですが、駅舎側の1線(左の画像)は使用していません。
≪越美南線≫
1両で2度楽しめるナガラ3形・305号車。あじさいの花とマッチしている美濃太田側は標準色で、北濃側がヤマト運輸ラッピングとなっています。これは2018(平成30)年に、ヤマト運輸が貨客混載列車を関-美並苅安間で開始したことによります。まるで「ヤマト運輸所有のトラック」のようです。
2006年に来た時もちょうどお昼時で、到着した列車の運転手さんが車内で弁当箱を広げているのが見えて、ほのぼのした雰囲気だったのを思い出しました。 / 枝打ちしないことで、終点駅の自然な演出が感じられます。
≪転車台≫
この転車台は、1902年にアメリカン・ブリッジ社で製造されたもので、当初は岐阜駅に設置されていましたが、越美南線がこの駅まで延伸開業した1934年にここに移設されています。
≪駅からの眺め≫
「貨客混載」は、まだまだ聞き慣れない言葉ですが、第三セクターの事業分野として素晴らしいものと思います。 / 草が生い茂っていて、田舎の小さな終点駅に見えますが、構内を散策してみると、転車台を有する見事な駅でした。
どちらかと言うと木曽川に近い美濃太田から、列車に乗って長良川の上流の方まで来れば、景色もこんな感じになる筈です。
定期旅客列車を観光も兼ねた仕様にしたアイデアは流石ですが、水戸岡鋭治氏がデザインした観光列車「ながら・もり号」と「ながら・あゆ号」を準備して、観光鉄道を目指して盤石な体制を整えています。
≪ゆら~り流れて清流列車≫
長良川鉄道の魅力は車窓に流れる清流長良川の絶景です。「ゆら~り流れて清流列車」はその絶景ポイントをスピードを落としてゆっくり走ります。清流に身も心も引き込まれるような体験をぜひ。(長良川鉄道 公式ホームページ)
※2021年2月10日に内容を追加しました。
(2006年10月・既存分)
JR・越美北線の次はこの終点駅しかないと思い、アップしました。悲劇の「越美線」の反対側、元国鉄・越美南線(現長良川鉄道)の路線です。この日はすっきりとした秋晴れで、そんなことも忘れるくらいのどかなお昼どきでした。島式ホームですが、発着は片側だけになっています。
隣の駅は「白山長滝」です。 / 島式1面2線のホームの先でレールがまとまっており、機回しが可能で、右へ折れるレールの先には転車台があります。
レールが終点になる地点を探していましたが、そこには2両のナガラ1形が廃車になった状態で置かれていました。
とうとう、このレールが北線と繋がることはなかった...
※2015年2月6日に最初に登録しました。